A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

GO!GO!7188「569」

2007年10月27日 21時45分10秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界
チャットモンチーの大露出と好セールスのあおりを食った感のあるGO!GO!7188の6作目のアルバム「569(Go Rock)」。
この3月に初のUSツアーを行なった彼らだが、その気負いも感じさせないマイペースな作品になった。今回はライヴ感覚を重視した、ということだが、デビュー当時の初心に帰ったということだろう。今作も作詞は全部ベースのアッコが、作曲はギター&ヴォーカルのユウが手がけている。彼らの魅力はいろんなビートを取り入れつつも、GSや昭和歌謡を思わせる哀感のあるメロディーだといえる。今回もハードコアから始まり、スカ、ロカビリー、ワルツ、変拍子などいろんな要素があるが、ユウの歌い回しが一貫した統一感を与えている。また人と人との関係性や世の中の不条理をテーマにした歌詞も面白い。
基本的に今までの作品と如実な変化はないのだが、変わらず走り続ける勢いに溢れたバンドの好調さをビシビシ感じる。前作同様切れ味の鋭い音作りも素晴らしい。
初回盤のDVDは「米国行脚」というUSツアーの60分にも亘るドキュメント。アメリカでもオーディエンスのノリは凄く良い。買うなら絶対DVD付きがお勧め。タワ―レコードで買うと缶バッジが付いてくる。
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GO!GO!7188 HP
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灰野敬二+川端一+吉田達也@東高円寺UFO CLUB 2007.10.26(fri)

2007年10月27日 01時30分56秒 | 灰野敬二さんのこと
『Dharma Karma Production&Bloom Creation Presents 最初の目覚め~First Awakening~』というイベント。共演は鉄琴やサックスを含めた6人組ジャズロックバンドのHenry Tennis、ハーディーガーディーやテレミンも使ったドローンノイズのASTRO+スズキジュンゾ+TOMO、アコギにファズをかける掟破りのサイケバンド、Bloom Creation。バラエティがあっていいイベントだった。
灰野さんはAcid Mother Templeのギタリスト、川端一(マコト)氏と初共演。ドラムの吉田さんを真ん中に右にSGの灰野さん、左に白いスタインバッカーの川端氏。川端氏はまるでJethro Tullのメンバーみたいなもじゃもじゃの長髪と顎髭で、もろヒッピー。灰野さんに負けない轟音ギターを弾く。
予想通りのっけから2台の轟音ギターが暴走する怒濤の展開。灰野さんはスライドバーで、川端氏は弓で弾いたりする。灰野さんは前半はSGにカポをふたつ付けていた。川端氏の爆走ぶりに感化され、灰野さんのアクションも全編激しい。それでいて、ところどころで「次は君のソロ」と言うようにに川端氏に手で指示を出すのが面白かった。吉田さんは二人に好きなように弾かせておいて、要所要所を締める。さすがベテラン三人組。懐の深いところを見せてくれた。40分弱の演奏。個人的にはもっと観ていたかったが、三人にとっては全力を出し切ったという感じなのだろう。
Acid Mother Templeはまだ聴いたことがない。そのうちに海外のレーベルを含め何十枚もあるCDを買うか、ライヴを観に行くとしよう。
ぼよぼよの写真は歌う灰野さん。薄暗いライヴハウスで写メールだとこれが限界でした。
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