CLUB GOODMAN 21st Anniversary
<無機質な狂気 第4夜~NAOMI Presents Special~>
町田康・新プロジェクト”汝、我が民に非ズ”が、「無機質な狂気 第4夜」にいよいよ登場。 共演は、マリア観音とアープンクッカ。
80年代の日本のパンク最初期のバンドとして必ず名前の上がる”INU”。その”INU”のボーカリスト「町田町蔵」として、そして、芥川賞受賞も受賞した作家「町田康」として、その両輪で活動してきた氏の最新音楽プロジェクト” 汝、我が民に非ズ ” が活動を開始、初めてグッドマンに登場して頂きます!
共演は、こちらも長い活動暦を誇る”マリア観音”と現在の東京アンダーグラウンド・シーンで活躍する”アープンクッカ”
是非、この刺激的な夜をお見逃しなく。
(Club Goodman公式サイトより)
【出演】
汝、我が民に非ズ(町田康・新プロジェクト)
マリア観音
アープンクッカ
開場 18:30 / 開演 19:00
予約 ¥3500/当日¥4000(+1drink)
最近土日は殆ど女子関係の現場に入り浸っているので、今日こそはと決意して昼は江古田の地下現場、夜は秋葉のロック現場を訪れた。今回はその後半、秋葉現場のレポートをお送りする。
⇒背徳トリゾイド/silentwave@江古田 Cafe FLYING TEAPOT 2017.6.11(sun)
●マリア観音
(写真の撮影・掲載は出演者の許可を得ています。以下同)
1987年結成の長寿バンド。当時テレビのイカ天で観た通りの全身パフォーマンスを30年後も続けているのは驚異的。頭でっかちの知性派ぶった連中を蹴散らす肉体派ロックは、野蛮ギャルドを標榜する野性派ジャズのなか悟空と人間国宝に通じる。ダッシュしジャンプし銅鑼に蹴りを入れる木幡東介のアクションはアイドル現場の乱闘モッシュ擬(もど)きにも喝を入れる。
●アープンクッカ
全く予備知識無しに観たバンドだがかなりの衝撃。女子ヴォーカル&ギターの中村アリー率いる3人組。最初にギター無しで歌った姿に大森靖子を感じたが、ギターを持つとガレージロックもしくは歌謡サイケ風の王道ロックシンガーに変身。ジャニス・ジョプリンもしくはSuperflyの様なシャウトに高円寺風味を感じたが、後で聞いたら実際にUFO CLUBをベースに活動しているとのこと。
●汝、我が民に非ズ
町田町蔵・康の熱心なリスナー/読者ではないが、同年代の表現者としてヒロト&マーシーと共に共感を覚える。ライヴ・パフォーマンスをきちんと観るのは初めてに近い。サックス、ピアノを含む5人組バンドを率いて性急なパンクから甘いバラードまで歌いこなす姿はカッコいい。「恋愛当事者では無い年になって初めてラヴソングが書けるようになった」という言葉に、女性アイドルと疑似恋愛に耽る我が身を顧みた。オレはオレの民で在ろうと決意を新たにした。
我が心
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ロックンロール