えいたそ生誕記念-2ショットチェキ会-
2018年2月25日(日)ヴィレッジヴァンガード渋谷本店Bイベントスペース
1部 13:00 2部 14:30
イベント内容 2ショットチェキ会
えいたそ☆成瀬瑛美さん生誕の2月16日には『えいカラ2018』で歌い踊るえいたそを間近で体験。その9日後の日曜日の朝7時に家を出て向かった先は渋谷ヴィレッジヴァンガード(以下VV)。この日発売の「幸福になれる!☆えいたそのハッピー御守り」(¥3000税込)+「缶バッジ」(¥500税込)のセット購入者に先着でイベント参加券が配られて、午後開催される2ショットチェキ会に参加できるのだ。階段の列に並んで待つこと2時間、無事にイベント券をゲット。朝食兼昼食を食べて13時からのチェキ会に参加。VVイベント用ステージ上で衆人環視の中でのチェキ会は普通なら恥ずかしくて萎縮するところだが、瑛美本人の元気なパワーに巻き込まれて気分アゲアゲでチェキに臨む。前回『えいカラ2018』での「のど」のお題をクリアしたことを伝えると「まとめを読むのが楽しみ」と一言。ハハァ瑛美さん、なにげに催促しているなと察したが、コチラも実は去年の誕生日に渡そうと『えいたそ野性時代』のまとめファイルを完成させたのだが、付録CDの編集が遅々として進まず滞ったまま1年が過ぎてしまったという負い目もあり、悟られないよう注意しつつ次のお題を求めた。「えーと、”声”、じゃ前と同じだね」とタメを効かせて「神!」と言い放った。女神の口から神という言葉が出るとは畏怖の念を禁じ得ないがグッと堪えて「ゴッドだね、お任せあれ」と虚栄を張って剥がされた。心臓はドキドキしだが失神するほどではない。知らないうちに太陽の女神の眩しさに耐えられる精神力を身につけていたようだ。
【しゃべる!☆幸福になれるえいたそのハッピー御守り💛】サンプル動画はこちら!!!w pic.twitter.com/xgMK6Je507
— えいたそ☆成瀬瑛美 (@eitaso) 2018年2月19日
【えいたそモダニズム】Episode 16『神のお守り』
神:1 God 2 女神 – goddess 3 神の、神々しい、神がかった – divine 4 天界 – heaven。「神様仏様」とか「神イベ」とか「でんぱの神神」とか普段軽々しく口に出すが、実際はその名の下に戦争や集団殺戮が行われたり、逆に和解や平和を誓ったりされる万能の言葉である。瑛美はこの日発売された『御守り』に引っ掛けたに違いないが、知り合って5年目に突入しても自分を神と崇める俺の気持ちを憎からず思っているに違いない。その仄かな恋心に応える為にも今回の「神」のお題は、コレまで以上に崇敬を籠めて妄想するベキであろう。
●ビーチ・ボーイズ『神のみぞ知る(God Only Knows)』
稀代の天才ブライアン・ウィルソンが、持てる才気のすべてを1枚に結集したビーチ・ボーイズの代表作にして“ロックの一つの到達点”と謳われる永遠のマスターピース『ペット・サウンズ(Pet Sounds)』(1966)。「素敵じゃないか」「神のみぞ知る」他、全曲があまりに美しい。
「神」と聞いて真っ先に思い出した「神」ナンバー。中3で初めて聴いたときは牧歌的なコーラスが好きだった。それにしてもインストパートのアレンジはロックやポップの範疇を超えている。ブライアン・ウィルソンに神が宿ったのかもしれない。
The Beach Boys - God Only Knows
●ザ・テンプターズ『神様お願い』
人気GSテンプターズの最大のヒット曲。オリジナルは68年6月リリースで、初々しいヴォーカルとペナペナな演奏が,いかにもあの時代の雰囲気らしい。それにショーケンはあの頃から芸が立っていたことを伝えてくれる。
星よ花よ空よと女子の心をくすぐる歌と踊りで社会現象となった昭和の徒花グループサウンズの中でもワイルドなサウンドで魅了するテンプス。神頼みから始まっても献身と努力で天下を取れる英霊が嬉しい。
ザ・テンプターズThe Tempters/神様お願いKamisama Onegai (1968年)
●ハナエ『神様はじめました』
ハナエの3rdシングルは、TVアニメ「神様はじめました」のオープニングテーマとエンディングテーマを収録した両A面シングル! アニメのオープニングテーマ「神様はじめました」の作詞・作曲、編曲を手がけているのは、進行方向別通行区分などの活動で知られる、真部脩一。アニメのエンディングテーマ「神様お願い」は、ザ・テンプターズのカヴァーで、この曲のサウンド・プロデュースも真部脩一が手がけている。
そのテンプターズのカヴァーも入っている女子SSWハナエの柔らかいウィスパーヴォイスは仮性アイドルヲタだった頃の俺の心をときめかせた。ゆるふわ美貌の持ち主は女神願望があるみたい。
ハナエ『神様はじめました』
●ザ・ファッグス『スラム街の女神(Slum Goddess)』
1960年年代ニューヨーク・アンダーグランド草創期の雄、伝説のビート詩人たちのバンド「ザ・ファッグス」の66年のデビュー作『The Fugs First Album』に収録。
大都市には憑き物のスラム街にも女神は降臨する、そのささやかな喜びを歌に託して詩人はバカ騒ぎ。小粋な60年代を象徴するローテクフォークロックは今でも時代の革命歌として通用する。
Fugs-Slum Goddess (1965) HD
●キッス『雷神(God of Thunder)』
1976年発表、KISSの最高傑作との評価の高い通算4枚目のアルバム『地獄の軍団(Destroyer)』に収録。プロデューサーにボブ・エズリンを迎え、名曲「デトロイト・ロック・シティ」「べス」等を収録、全米11位。
ハードロックやメタル界隈ではやたらと神やゴッドが多用される傾向にあるが、オレが中坊の時初めて聴いたメタルゴッドは間違いなくキッスだった。雷神(God of Thunder)でジーン・シモンズが口から血を吐く演出は今観るとグロいだけだが、当時はカッコいいと思っていたようだ。
KISS - God Of Thunder [ Largo 12/20/77 ]
●セックス・ピストルズ『ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン』
イギリスのパンク・ロック・バンド、セックス・ピストルズが1977年5月27日に発表した楽曲。バンドにとって2作目のシングルで、グレン・マトロック脱退後としては初のリリースとなった。また、後にリリースされたアルバム『勝手にしやがれ!!』にも収録された。
イントロのカッコ良さはピストルズの中でも筆者の最も好きなサウンド。エンディングの「ノー・フューチャー」のリピートは、マイクを拳で握って全力で歌うべし。当然座って歌うと失格。パンクの神は気難しいのである。
Sex Pistols - God Save The Queen
●スープ・ドラゴンズ『ディヴァイン・シング(Divine Thing)』
グラスゴー出身のギターロックバンド、スープ・ドラゴンズの92年のサード・アルバム『Hot Wired』からのシングルカット。
UKロックとブリットポップの狭間に咲いたアシッドダンス・ロックの花。プライマル・スクリームの対抗馬のように捉えられたスープ・ドラゴンズは不遇のバンドと言える。「Divine Thing(神の仕業)」をグラムロック風ブギに乗せて歌うスタイルは単純にカッコいい。
Soup Dragons - Divine Thing
●リンゴ・デススター『ゴッズ・ドリーム(God's Dream)』
日本のシューゲイザー・ファンも魅了するアメリカの男女3ピース・バンド、リンゴ・デススターの日本先行独自企画のミニ・アルバム。海外では2014年リリース予定のEPに未発表曲を追加収録した一枚。
ネオゲイザーの中でも曲のキャッチーさと女子ベース=アレックス・ゲーリングの美貌にメロメロの筆者の推しバンド。God's Dream=神の夢ツアーで観た翌年にブクガ/Maison book girlと対バンツアーをした奇跡にヲタクになって良かったと心の底から歓喜した。
Ringo Deathstarr "God's Dream"
●ハイライズ『Cycle Goddess』
84年にPSFレコード第一弾としてデビューしたサイケデリック・トリオHIGH RISEの86年の2ndアルバム『HIGH RISE II』のA面1曲目。
ワウファズギター、ラウドなベース、スピードフリークのドラム。50秒程度のスピードナンバーに、彼らのオリジナリティがすべて集約されている。東京フラッシュバックの女神は気が短いようである。
Cycle Goddess
●ゆらゆら帝国『奴隷と神様』
坂本慎太郎率いるサイケデリック・ロック・バンド、ゆらゆら帝国のインディーズ2ndアルバム『ゆらゆら帝国II』に収録。当時のメンバーは坂本(vo.g)、亀川千代(b)、沢田守秀(ds)。
下積時代のゆら帝がサイケガレージロックで歌っていた水木しげるやつげ義春の世界では神様は神様でも貧乏神に他ならない。運を下げる神様と奴隷の対決、どちらが勝つかはその後のゆら帝の活躍を見れば明らか。
ゆらゆら帝国 - 奴隷と神様
●JAPAN-狂撃-SPECIAL『カミカゼロード』
バリバリの80'Sツッパリのルックスとオリジナルな暴走パンクで既に熱狂ファンとサブカル著名人から凄まじい人気を誇った「JAPAN-狂撃-SPECIAL」の2008年11月リリースのメジャーデビュー曲。「カミカゼロード」はこんな時代に自分も個性も無くしている全ての人を、全力で自分のスタイルを貫き真っ直ぐ生きる道を進んで行くぞと牽引していく曲である。
神風特攻隊や暴走族が多用したため「カミカゼ」には右翼的なイメージがつきまとうが、全力で走る青春だって神風と同じ。元々元寇で負けていた日本軍が、台風直撃で元の船隊が壊滅したため奇跡的に勝利を収めた逸話に基づく。この曲を復活させた爆裂女子にも神の風が吹くに違いない。
カミカゼロード/JAPAN-狂撃-SPECIAL
●偶想Drop『偶神』
“世界で一番激しいIDOL!”をスローガンに各地のライヴハウスで熱狂の黒煙を上げてきた偶想Drop。2016年11月リリースのミニアルバム表題曲のタイトルは、偶想Dropのファンの総称「偶神」。共にフロアーをブチ上がらせてきたいわば盟友とも言える存在の「偶神」をテーマにした一大シンガロング曲!
現行アイドルの神曲としては最高作だと思う。この曲がリリースされた時点では筆者は偶ドロに興味はなかったが、4ヶ月後後にどハマりして、現在爆裂女子ヲタとしてヲタ活する偶然に感謝するばかり。神(偶神)にはなれなかったが、団員(爆団)になれた。
偶想Drop『偶神』PV
御守りを
愛でる毎日
ハッピーに
●サン・ラ『神は愛よりも尊し(God Is More Than Love Can Ever Be)』
ジャズ界の巨匠サン・ラがピアノ・トリオ編成で79年に自主レーベルEl Saturn Recordsからリリースしたアルバム『幸福の日々(Days of Happiness)』収録曲。
えいたその血のつながらない祖父として何度も登場してきたサン・ラ(Sun Ra)=太陽神。神が神曲を演奏する反則技には畏敬の念を禁じ得ない。物憂いアンニュイな曲調は一見瑛美のバビュったイメージとは結び付かないが、「ニュイたそ」というもうひとつの顔を知れば、アナザーサイドオブ瑛美であることはすぐ分かるハズ。太陽の裏側には影がある。
Sun Ra - Days of Happiness (1979)
01. Days of Happiness 0:00
02. Magic City Blue 7:28
03. Tenderness 12:16
04. Blithe Spirit Dance 20:49
05. God Is More Than Love Can Ever Be 31:18