Hikarie Contemporary Art Eye vol.4
「アウトサイダーアートの地平」
渋谷ヒカリエ8階 8/ CUBE、5月24日[火]- 6月5日[日]
出展作家:Jemes Castle, Michel Dave, Johann Fischer, Madge Gill, Franz Kernbeis, Donald Mitchell , J.B. Murray, 成瀬麻紀子 , Heinrich Reisenbauer, 坂上チユキ, Harald Stoffes, Oswald Tschirtner, 山本純子, August Walla, Anna Zemánková
日本の美術シーンを新しい視点で切り開いていくギャラリーや美術に関わる人に焦点をあてる「ヒカリエコンテンポラリーアートアイシリーズ」第4弾を開催。
アウトサイダーアートが好き!というと、アウトサイダーアートのすべてがジャンルとして手放しで素晴らしいとなりがちです。でも、既成の美術の枠にとらわれて成立している”インサイダー”アートと同じように、アウトサイダーアートにも、美術として優れたものもあれば、そうでもないものももちろんあるはずです。インとアウトの境目のもどかしさがいつも付き纏いますが、境界の所在にばかり気を取られることなく、アウトサイダーアートの広い世界を見てみたい、というのが今回の試みです。人間にとって描くとはなんなのか、制作するとはなんなのかを突きつけるアウトサイドの素晴らしいアーティストたちの表現を、是非、お楽しみください。
(小山登美夫)
渋谷ヒカリエにディスクユニオンが期間限定でレコードセールを開催中、ということで行った帰り、隣のギャラリーで面白そうな展覧会をやっていたので覗いてみた。閉館時間ギリギリなのでゆっくり観てる時間はなかったが、個体的/社会的に特別な才能のある人々による「アウトサイダーアート」は平凡な日常の中に潜む非日常を見つける天才の技に感嘆すること頻りであった。
音楽に於いても「アウトサイダーミュージック」と呼ばれる存在は少なくない。シャッグス、ペル・ウブ、キャプテン・ビーフハート、ヤンデック、シド・バレットなどが、OUTSIDERとして知られる。
The Shaggs "My Pal Foot Foot"
Jandek--Down In A Mirror
●THE OUTSIDERS(米)
他方、THE OUTSIDERSという60年代ガレージロックバンドを筆者は偏愛している。1965年オハイオ州クリーヴランドで結成された5人組。全米TOP5ヒット「タイム・ウォント・レット・ミー」の他、「ヘルプ・ミー・ガール」「恋する乙女」「レスペクタブル」がTOP40ヒットした。ブリティッシュビートの影響の濃いガレージロックだが、投げやりなヴォーカルとマイナー調のメロディーが特徴。
The Outsiders - Time Won´t Let Me (1966)
●THE OUTSIDERS(蘭)
60年代オランダのビートサイケバンドに同名のTHE OUTSIDERSがいる。1965年デビュー、69年解散したが、オランダでは人気グループとしてヒットを連発した。後期はサイケデリックなサウンドに転向し、現在高い評価をされている。
The Outsiders - Don't You Worry About me 1967.
●Various Artists / OUTSIDER
アルバム・タイトルが『OUTSIDER』というハードコアパンク中心のオムニバス。「社会のはずれもの」という意味で使えば、最も点数が取れそうな科目である。G.I.S.M./THE COMES/Laughin'Noseなど、豪速球の集まりは時代を超えたファイアボールとなりうる。
VA - Outsider LP (1982)
アウトサイド
外へ出かけて
汗が欠く
GISM outsider (1982)
OUTO Live
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