ただ一人生き残って～「アイ・アム・レジェンド」

ウィル・スミスの「アイ・アム・レジェンド」を観てきた。人類最後の一人となってニューヨークに暮らす男と犬の物語である。史上最強のウィルスが発見されてからわずか3年で殆ど全ての人類は死滅するかゾンビのような畸形になるかしてしまった。主人公はそのウィルスに免疫があったため生き残ってしまい、ゾンビを治療する抗体を研究し続けているのである。これ以上書くとネタばらしになってしまうので書かないが、前半の終末処理場のような街に生きる絶望感は圧巻である。後半はかなりスリルのある展開になり、最後は希望の光が見えるのだが。
この映画の命題は"地球最後の一人になった時、あなたは何をするか"ということだろう。主人公は希望を捨てず積極的に行動した。それには唯一の友人である犬の存在も大きい。
自分なら何をするだろう。果たして正気でいられるだろうか。意識が宇宙に塵となって散ってしまうのでは無かろうか。

人も無く
無音で過ごす
冬の朝

知り合いが亡くなった時、ふと似たような事を考える。