A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

灰野敬二×どろんこ×サミーetc.@国立地球屋 2010.3.22(mon)

2010年03月24日 00時46分03秒 | 灰野敬二さんのこと
野間幸道氏(裸のラリーズ)の追悼ライブ。野間氏はラリーズのドラマーだった人だ。

ラリーズの未発表ライヴ映像の上映と、灰野×どろんこ×サミー、ヨシノ(b/Tranko,ex dip)×川口雅己(g/ニューロックシンジケイト)×小杉淳(ds/ex 静香,不失者)、Seven Zのライヴ演奏があった。

国立地球屋はいつも余裕で最前列を取れるのでタカをくくって開場10分前に行ったら驚くべき長蛇の列。裸のラリーズの人気を再認識した。
それでも何とか店内には入り切って、最初は1978年頃のラリーズの映像の上映。当然音はシンクロしておらず、YouTubeで観られる映像と大差なかった。20分くらい。

それが終わるとライヴ開始。最初が川口×ヨシノ×小杉のトリオ。かなりアヴァンギャルドな曲もあって面白かった。小杉氏の演奏を観るのは初めて。ドラムセットが演奏中に動いてしまい、落ち着いて観ていられなかったが、不失者の片鱗を感じた。川口氏は奇しくも二日前に続いてまた灰野さんと同じステージに立つ。奔放なギター・プレイが印象的だった。

続いてSeven Z。これもトリオ。gのSeven氏は今回の企画の主催者でもあるらしい。ブルースがかったロックンロールは意外にカッコよかった。ドラマーが元割礼ということもあり、割礼っぽい湿ったサイケ感もあった。

ライヴの最後が灰野さんのトリオ。この組み合わせではもう5回以上ライヴをやっていることもあり、全く危なげのない堂々とした演奏。まずは灰野さんがアイリッシュ・ハープで野間さんに捧げる鎮魂歌を歌い、リズム隊が入ってくると、ギターを持たずに「Break On Through」を歌う。その声の強烈なことと言ったらない。そしてSGを手にすると完全に灰野ワールドの虜になっていた。どろんこ氏とサミー氏による強固なリズム・セクションの上に自由自在に灰野さんのギターとヴォーカルが唸りまくる。1時間近い演奏だった。やっぱり灰野さんのエフェクターをかけまくったプレイは何にも負けず素晴らしい。

この時点で11:30PM。この後にラリーズの1988年の未発表ライヴ映像を上映するというが、翌日は仕事なので後ろ髪を引かれる想いで地球屋を後にした。

鎮魂歌
歌う側にも
覚悟あり

ラリーズ伝説はまだまだ続くようだ。

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3 コメント

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Unknown (fyk)
2010-03-24 07:52:13
この日の灰野さん気迫が凄かったですね!
今後も、このメンバーでの演奏に期待大です。最後のラリーズ上映は、ラリーズ以外に水谷ソロが観れて良かったです。家に着いたのは2時半過ぎでした。。。
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ラリーズ (miro)
2010-03-25 11:57:58
それは貴重な映像ですね。遅くまでお疲れ様でした。
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教えて下さい (ZLFFT)
2010-04-08 19:20:22
fyk様

 その水谷ソロとはどのような感じだったのでしょうか?
 帰らねば良かったと後悔しています...
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