「高円寺びっくり大道芸2009」というイベントで浮かれる街のライヴハウスで、毎年恒例の灰野さんのバースデイ・コンサートが開催された。今年灰野さんは57歳になる。
開演前はいつものようにお香が焚かれ悲しげなヴァイオリンのBGM。これから始まるマジカルな時間に心がときめく。
30分押しで灰野さんがステージに登場。いきなりドラムマシンの「ズシン!」という音が身体に響きビクッとする。不規則なリズムが大音量で流れ出すともう灰野ワールドから抜け出せない。ここから先は夢の世界だ。
ドラムマシンの連打にのせてスティール・ギターを弾く。この楽器は普通カントリーなどで使われる癒し系の美しい音色のギターだが、灰野さんの手にかかると悪魔の響宴のノイズ楽器に生まれ変わる。スライドバーを弦に擦り付けたり叩き付けたり、マニュアルを悉く無視したプレイだ。このスティール・ギターは4月下旬にアメリカ・ツアーを一緒にしたトニー・コンラッドからのプレゼントとのこと。何と80ドルという安さだったと言う。それにしても手に入れたばかりの楽器を即座に自己流に弾きこなしてしまう灰野さんの才能は凄い。
その後SGに持ち替え、ジャックスの「からっぽの世界」を哀秘謡で歌う。先日の早川義夫さんとの共演が脳裏にフラッシュ・バックする。さらに最近お気に入りのドアーズの「Break On Through」の日本語ヴァージョン、オリジナル曲など気合いの歌とギターが次々披露される。
シンセサイザーにオクターバーをかませて超重低音が会場を軋ませる。脳髄が振動するような刺激。それに合わせてファルセットの美しいヴォーカルを歌う。
「ここ」「あっち」などの人気ナンバーを演奏したあと、クレタ島のタンブールを手にアコースティックな演奏。そろそろ終わりかな、と思ったが甘かった。今日の灰野さんはノリが良くて時間の経過を気にしていないようだ。
ドラムマシンとSGでさらに演奏は続く。ようやくアイリッシュ・ハープの綺麗な調べで終了。この時点で11時近かったがアンコールで「Born To Be Wild」を演奏した。3時間半に及ぶ演奏だった。年を取る毎にパワーアップしていくかのようだ。
終演後いつものようにケーキを囲んでささやかなバースデイパーティー。今日は"中音"(ステージ上のモニターの音)が良くて気持ち良く演奏できたこと、一昨日アメリカ・ツアーから帰国したが、例の新型インフルエンザの検疫で1時間機内に足止めされたこと、1ヶ月前にメキシコで公演した時、現地スタッフが「咳が止まらない」とぼやいていたこと(ここで一同身を引く 笑)など興味深い話が聞けて楽しかった。
この闇に
豚インフルも
逃げて行く
来年もまた元気で生誕記念公演を迎えられることを祈って。
開演前はいつものようにお香が焚かれ悲しげなヴァイオリンのBGM。これから始まるマジカルな時間に心がときめく。
30分押しで灰野さんがステージに登場。いきなりドラムマシンの「ズシン!」という音が身体に響きビクッとする。不規則なリズムが大音量で流れ出すともう灰野ワールドから抜け出せない。ここから先は夢の世界だ。
ドラムマシンの連打にのせてスティール・ギターを弾く。この楽器は普通カントリーなどで使われる癒し系の美しい音色のギターだが、灰野さんの手にかかると悪魔の響宴のノイズ楽器に生まれ変わる。スライドバーを弦に擦り付けたり叩き付けたり、マニュアルを悉く無視したプレイだ。このスティール・ギターは4月下旬にアメリカ・ツアーを一緒にしたトニー・コンラッドからのプレゼントとのこと。何と80ドルという安さだったと言う。それにしても手に入れたばかりの楽器を即座に自己流に弾きこなしてしまう灰野さんの才能は凄い。
その後SGに持ち替え、ジャックスの「からっぽの世界」を哀秘謡で歌う。先日の早川義夫さんとの共演が脳裏にフラッシュ・バックする。さらに最近お気に入りのドアーズの「Break On Through」の日本語ヴァージョン、オリジナル曲など気合いの歌とギターが次々披露される。
シンセサイザーにオクターバーをかませて超重低音が会場を軋ませる。脳髄が振動するような刺激。それに合わせてファルセットの美しいヴォーカルを歌う。
「ここ」「あっち」などの人気ナンバーを演奏したあと、クレタ島のタンブールを手にアコースティックな演奏。そろそろ終わりかな、と思ったが甘かった。今日の灰野さんはノリが良くて時間の経過を気にしていないようだ。
ドラムマシンとSGでさらに演奏は続く。ようやくアイリッシュ・ハープの綺麗な調べで終了。この時点で11時近かったがアンコールで「Born To Be Wild」を演奏した。3時間半に及ぶ演奏だった。年を取る毎にパワーアップしていくかのようだ。
終演後いつものようにケーキを囲んでささやかなバースデイパーティー。今日は"中音"(ステージ上のモニターの音)が良くて気持ち良く演奏できたこと、一昨日アメリカ・ツアーから帰国したが、例の新型インフルエンザの検疫で1時間機内に足止めされたこと、1ヶ月前にメキシコで公演した時、現地スタッフが「咳が止まらない」とぼやいていたこと(ここで一同身を引く 笑)など興味深い話が聞けて楽しかった。
この闇に
豚インフルも
逃げて行く
来年もまた元気で生誕記念公演を迎えられることを祈って。
ライブものすごく興味あります!
YouTubeで動画見てはニヤニヤしてるんですよねー。
灰野さんの掟破りな演奏は非常に格好いいです!
にしても今メキシコだなんて…危険すぎる(笑
音楽への既成概念がひっくり返ってしまいますよ。
メキシコに行ったのは1ヶ月前で、今でも症状が出ていないので平気とのことでした。
灰野さんは菜食主義だし煙草もお酒もやらないので健康そのものです。ウイルスも逃げ出す程の清浄な身体をしているんでしょうね。