A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【QUEENに捧ぐ】ピストルズ/クイーン/ランナウェイズ/アバ/SCANDAL/スミス/ティナ/林檎/明菜/瑳里 #ネクロ魔

2018年04月12日 08時27分34秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


「TOKYO IDOL FILE」
2018.4.10.(tue) 渋谷Milkyway
Open18:00 / Start 18:30
Adv.3000yen / Day.3500yen with out drink
Candye♡Syrup/狂い咲けセンターロード/969/SO.ON project TOKYO/東京23区ガールズ/NaNoMoRaL/NECRONOMIDOL/littlemore.



ここ2ヶ月間アイドル雑誌『IDOL FILE』主催の「TOYKO IDOL QUEEN」というコンテストが一部のヲタクの間で話題になっていた。筆者の推しメンネクロ魔瑳里ちゃんも参加し3位を受賞。いずれ真のQUEENの称号を実力で勝ち取ることを誓う君にQUEENソングを捧げたい(年代順)。

●Queen『Killer Queen』(1974 UK)


パンクとは真逆の完成されたロックサウンドを誇る彼らの74年の全英2位のヒットシングル。男殺しの高級娼婦の歌と解釈できる。バンドはデビュー当時相当揶揄されたという(QUEENはオカマの隠語)。

Queen - Killer Queen (Top Of The Pops, 1974)



●Tina Turner『Acid Queen』(1975 USA)


60年代アイク&ティナ・ターナーとして成功したソウル・シンガーの2ndソロアルバム。ザ・フーの映画『トミー』でアシッド・クイーンを演じて話題になる一方で、2年間アルコール依存症とコカイン中毒、離婚騒動で活動が停滞する。

Tommy featuring Tina Turner The Acid Queen.



●Sex Pistols『God Save The Queen』(1976 UK)


筆者にとって最高のQUEENソングはパンクロックの最高峰のこの曲。最初は「NO FUTURE」というタイトルだったというが、イギリス国歌と同じタイトルにしたことで永遠に歴史に残る名曲になった。クイーンに未来は無い!と言い放つ青さにパンクの真髄を聴け。

Sex Pistols - God Save The Queen



●ABBA『Dancing Queen』(1976 Sweden)


スウェーデンの男女4人グループが大ヒットさせた名曲。世界13国でNo.1に輝いた。踊る女王の歌として、ディスコの定番でもある。

Abba - Dancing Queen



●The Runaways『Queen Of Noise』(1977 USA)


ガールズロックバンドの草分けランナウェイズの2ndアルバム。パンクの女王」と呼ばれ下着コスチュームが大人気となり<パンクとは裸になること>という誤った認識が広まったことには、スターリンの遠藤ミチロウにも罪がある。

The Runaways - Queens Of Noise



●中森明菜『ジプシー・クイーン』(1986 日本)


松田聖子と並ぶ80年代アイドルの実力派、明菜の15thシングル。オリコン週間チャート1位。エキゾチック路線の曲だが、都市にいる寄る辺のない女性の心理に秘められた隔絶した世界を描いている。

ジプシー・クイーン 中森明菜



●The Smiths『Queen Is Dead』(1986 UK)


80年代イギリスのギターロックを代表するバンド、ザ・スミスの3rdアルバム。ジム・ジャームッシュによる実験的フィルムも制作された。文学性とリリシズムにあふれる作風で評価と人気が高い。

The Smiths - The Queen Is Dead - A Film By Derek Jarman (Official Music Video)



●椎名林檎『歌舞伎町の女王』(1998 日本)


シンガーソングライター椎名林檎の2ndシングル。TV:TBS系「POP FILE」テーマ・ソングだが、椎名の歌手としての特異性を世界に強烈に印象づけた作品である。近年かなり体制寄りになったような?

椎名林檎 - 歌舞伎町の女王



SCANDAL『Queens are trumps -切り札はクイーン-』(2012 日本)


日本に女子バンドブームをもたらした4人組スキャンダルの2012年の4thアルバム。同年3月ガールズバンド史上最速の結成から5年7か月で、日本武道館でのワンマンライブ公演を成功させた自信がQUEENを名乗らせたのだろう。

SCANDAL -「 Queens are trumps 」



●E-Girls『Love ☆ Queen』(2017 日本)


EXILEの妹グループE-girlsの19thシングル。オリコン週間チャート2位。地下アイドルとは真逆というより別次元の女子グループなので筆者とはまったく接点がないが、女子の人気度は圧倒的。

E-girls / Love ☆ Queen (Music Video) ~歌詞有り~


QUEENと
KINGの子供
PRINCESS

●NECRONOMIDOL『DAWN SLAYER』


6月UK,ヨーロッパツアーに続き8月アメリカ公演「EAST MEETS WEST MUSIC FEST」出演が決定したネクロ魔は日本より先に海外でQUEENの称号を授かるかもしれない。

NECRONOMIDOL - DAWNSLAYER Music Video




▼EAST MEETS WEST MUSIC FEST主催者によるチェキの説明(英文訳)。たいへんわかりやすい。
チェキは、日本のアイドルを象徴するものです。好きなメンバーの列に並んで、一緒にポラロイド写真を撮ったり、同じポーズを取ったりして、チェキにサインしてもらえます。その後、好きなメンバーと話をして、望んでいた関係を築くことで、アイドル体験は世界で最高のものになります。それから、もう一度、そしてまた、そしてまた繰り返し。これが私がアイドルファンになった主な理由の1つです。崇拝するアイドルに初めて会って、尊敬と信頼に基づいて構築された素敵な関係を発展させることほどエキサイティングなことは世の中に他にありません。あなたはファンであり、彼女たちは普通は話したり見つめたりできない女神です。しかし、彼女たちは例外なく外見も内面も完全に謙虚で美しく接してくれます。

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DJネクロノミコン『ジャパノイズ vs 地下アイドル MIX TAPE』+5月5日 GIGAIDOL 2告知 

2018年04月11日 01時34分42秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


DJ Necronomicon presents
『JAPANOISE vs IDOL MIX TAPE』

1 INTRO / 969
2 Vestal Spacy Ritual / Masonna
3 偶神 / 偶想Drop
4 Bad Character,But Great Sound / 非常階段
7 蟬の声 / HAMIDASYSTEM
8 Dream Punk Rocker Part I / 暴力温泉芸者
9 rooms / Maison book girl
10 終わりにさせろ / 灰野敬二
11 End Of Days / NECRONOMIDOL
12 Outside Gentle / HighI Rise
13 朝を殺したい / みんなのこどもちゃん
14 Irrevocable Letter of Credit / Incapacitants
17 トリニティダイブ / ・・・・・・・・・
20 Psychorazer / Merzbow
21 HOLY GRAIL / ヤなことそっとミュート
22 ねこ / 工藤礼子

Mixed by DJ Necronomicon a.k.a 剛田武
Sun. April 1, 2018
Go To Soundcloud

ギガノイズ
ギガアイドルと
ギガバトル

GW最大注目イベント!
2018年5月5日(土)秋葉原Club Goodman
CLUB GOODMAN 22nd Anniversary Event
<GIGA IDOL2>



さてさて~、今年もこの季節がやって来ました!5月5日はIDOLの日ということで、GIGAシリーズの良心。全国から様々な世界のIDOLが集まる”GIGA IDOL”。今年も凄いメンツが揃ってきてます!!!!!(今年はありえないコラボに特に注目)

【出演】
1.PRIVATE LESSONS (こたお/ from あヴぁんだんど × 友沢ミミヨ × 宇川直宏)
GUEST:宇佐蔵べに / from あヴぁんだんど
2.姫乃たま&美川俊治
3.沖縄電影少女彩 + ドラびでお
4.ニーハオ!!!!
5.幸子と美保(薄幸幸子+若林美保)
6.IKAZUGOKE(北村早樹子+飯田華子)
7.花園distance
8.時既に遅し(山形)
9.ケアレス潤子グループ(森田潤+
マボロシ子+
ゴーマックス剛田)
10.xoxo(Kiss&Hug) EXTREME
11.ラミ子
12.SAKA-SAMA
13.妖精マリチェル
14.広瀬愛菜(山梨)
15.ゴリトピア(愛知)
16.電影と少年CQ
17.963(福岡)
18.小日向由衣
19.MELLOW GREEN WONDER
20.宇佐蔵べに
21.イライザ・ロイヤル&ザ・総括リンチ
22.あぁちゅ(福岡)
23.絵恋ちゃん
24.小熊あやめ
25.NECRONOMIDOL

開場 12:30 / 開演 13:00
予約 ¥2,800/当日¥3,300(+1drink)
詳細ページ
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【推しごと週報】4月8日(日)ギュウ農フェス〜爆女/ネクロ魔/ブクガ/ヤナミュー/ハミシス/969/こどもちゃん/アミーナ/ゴキ帝/CY8ER/彩etc.

2018年04月10日 08時22分49秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


ギュウ農フェス春のSP ロード to 栃木2018
新木場Studio Coast
11:15open 12:00start
前売券:4500円 / 当日券:5000円(+1ドリンク代必要)

▼出演
Someday Somewhere(ラストアイドルファミリー)/ Spindle/里咲りさ(腕相撲MC)/AIBECK/アップアップガールズ(プロレス) /Aphrodite/amiinA/Alloy/IVOLVE/『インキーウップス』/uijin/エレクトリックリボン/ガールズq/b/会心ノ一撃/キャンディzoo/GANG PARADE/桐谷まつり/969/CLOCK&BOTAN/劇場版ゴキゲン帝国 /校庭カメラガールドライ/校庭カメラギャル/校庭カメラアクトレス/CY8ER/SAKA-SAMA/さくらピ~ス☆/Summer Rocket/ShiX/G☆Girls/神使轟く、激情の如く。/せのしすたぁ/sora tob sakana/There There Theres/Zombie Powder/tipToe./代代代/戸田真琴/とちおとめ25/です。ラビッツ/・・・・・・・・・(ドッツトーキョー)/ナナランド/NaNoMoRaL /二丁目の魁カミングアウト/NECRONOMIDOL/爆裂女子-BURST GIRL-/PartyRockets GT/HAMIDASYSTEM/パンダみっく/le biglemoi/PiGU/BiS/フィロソフィーのダンス/フェッティーズ/眉村ちあき/MIGMA SHELTER/みんなのこどもちゃん/Maison book girl/ヤなことそっとミュート/ゆるめるモ!/RHYMEBERRY/lyrical school/LinQ/ロッカジャポニカ/我儘ラキア/脇田もなり/渡辺亜紗美(Cheeky Parade) /渡良瀬橋43/ギュウゾウ(電撃ネットワーク)、他



【筆者の足取り】
爆裂女子⇒ドッツ⇒爆女特典会⇒le biglmoi⇒969⇒TAKENOKO▲⇒みんなのこどもちゃん⇒ゼアゼア⇒ヤナミュー⇒Alloy⇒ネクロ魔⇒ブクガ⇒ハミシス⇒沖縄電子少女彩⇒RHYMBERRY⇒amiinA⇒クロタン+グーグールル⇒彩特典会⇒フェッティーズ⇒ブクガ特典会⇒ゴキ帝⇒ミシェル⇒CY8ER

天気は快晴、気温は19℃。都内のフェスには最適な天候。朝10時に家を出て新木場着は11時10分。会場時間にゆっくり間に合った。会場前には多くのヲタクが群れていた。昨年はほとんどボッチだったが、1年のヲタ活で知り合いも増え多少の世間話も出来るようになった。最初の目当ては入場口すぐ横の野外ステージ。柵にもたれて推しの登場を待つ。

●爆裂女子-BURST GIRL-(野外)


1月8日のデビューから丁度3ヶ月経った暴れまくりの爆裂パンクアイドルでスタートするギュウ農フェス。体調不良から完全復帰した推しメン都子の「病」Tシャツに気分も上がりまくり。頭から爆裂して気分爽快。

20180408 爆裂女子-BURSTGIRL- ギュウ農fes2018 春SP 新木場スタジオコースト


爆裂女子‐BURST GIRL‐ 2018/4/8「ギュウ農フェス春のSP ロード to 栃木2018」in 新木場Studio Coast



爆裂女子/180408/ギュウ農フェス


【爆裂女子】20180408ギュウ農fes





●・・・・・・・・・・(メイン)


時間が爆女と被って諦めていたドッツの最後の2曲インストのDash De Koi〜Goa Than Wordsを観れた。巨大なメインステージでキレキレの変態ロックで踊る異空間に触れた。


●le biglmoi(野外)


爆裂女子の特典会に並びながらビグルモアをチラ見。何度か対バンで観ているので曲も大体知っている。今泉怜ちゃん似のメンバーが推しメン。


●969(テント)


一番熱そうなラインアップのテントステージでもカオス度満点の969(クロック)を最前エリアで鑑賞するなら怪我する覚悟が必要。左隅から見渡すと人体が宙を飛び交うイルカかとびうおのパニック症候群を見ている気分。パフォーマンスの切れ味はますます増している。

●There There Theres(メイン)


ヤナミューを観ようとメインステージへ行くとゼアゼアゼアーズがパフォーマンス中だった。派手なレーザーやライティングでミクスチャー・ロックと異能ダンスがサイケ味増し増しのオーラを放つ。

【20180408】There There Theres ギュウ農フェス春のSP ロード to 栃木2018 新木場Studio Coast



●ヤなことそっとミュート(メイン)


観る度に音楽性が最もあうのはヤナミューかもと思う。新曲を含め王道オルタナロックの爆音はスタジオコーストとの相性がピッタリ。メンバー4人のバランスが理想的な形になってきた。全国ツアーが楽しみ。

【4K】【20180408】ヤなことそっとミュート ギュウ農フェス春のSP ロード to 栃木2018 新木場Studio Coast



●NECRONOMIDOL(テント)


主現場ネクロ魔は最前で楽しみたい。フェスに相応しくアゲ系のセトリで固めてきたので圧迫も5割り増し。生誕ライヴ以来自信がついたのか、月城ひまりのパフォーマンスが向上した気がする。音楽性や世界観だけでなく、存在としても唯一無二のアイドルユニットだと再確認した。


●Maison book girl(メイン)
どういうわけか年末のワンマンライヴ以来観に行けてないブクガを久々のライヴ体験。コショージメグミが金髪を染めて青みがかったダークヘアになって大人っぽい魅力を発揮。一度封印したコールや手拍子が復活したアゲ系パフォーマンスは、2016年初頭に戻ったような懐かしさと安心感を感じた。

180408 ギュウ農フェス春のSP2018 Maison book girl



●HAMIDASYSTEM(テント)


時間が被ったためテントステージの後方から後半数曲を観れただけだが、メロディックエレクトロニカは意外にフェスと相性がいいと感じた。ただし音響を重視する楽曲志向は、メインステージのオクタゴンウーハーで聴きたいものである。

HAMIDASYSTEM 2018.04.08 ギュウ農フェス @ 新木場STUDIO COAST



●沖縄電子少女彩(テント)


3/21秋葉原グッドマンのGIGANOISEで制服姿のノイズパフォーマンスが印象的だった沖縄電子少女彩のソロステージ。冒頭でいきなり電子ノイズパフォーマンス。制服姿ではなく、大人っぽい黒のドレス姿はまた別の魅力がある。2,3曲目(夢みるさhん損人形の日本語カヴァー)が可能性を感じさせた。

沖縄電子少女彩 ギュウ農フェス 20180408[FULL LENGTH]



●RHYMEBERRY(メイン)


アイドルラッパー、ライムベリーの上げ上げパフォーマンスで、全員踊りまくる会場全体がレイヴパーティーに変貌してしまった。

●amiinA
今回のギュウ農フェスの秘密兵器オクタゴンウーハーの威力がアミーナのサウンドへのこだわりで最大限に発揮された。壮大な世界観はアイドルライヴというよりミュージカルかオペラの領域。

amiinA _ ギュウ農フェス 春のSP2018



●CLOCK & BOTAN(テント)


元ベルハー(Bellring少女ハート)の称号は吉と出るか凶と出るか、柳沢あやのは現時点では地下アイドル界隈シンガーソングライターのフリをしているが、アイドルに他ならないことを証明する弾けたパフォーマンス。

20180408 GLOCK&BOTAN(柳沢あやの) ギュウ農フェス2018 春SP 新木場スタジオコースト



●グーグールル(テント)


そしてこの日デビューを飾る新グループのお披露目。元偶ドロの杏奈ちゃんの参加で俄然盛り上がる偶神の逸る気持ちを抑えるゆるふわパフォーマンスが新鮮。

20180408 グーグールル デビューステージ!ギュウ農フェス 春SP 新木場スタジオコースト



●フェッティーズ(ラウンジ)


SMアイドル、フェッティーズの現場は大人の社交場?普通の現場では出せない欲望を刺激するパフォーマンスと歌はエンディングに近づくフェスの見せ場のひとつだった。


●劇場版ゴキゲン帝国(野外)


推しメンやんやんの活動休止ご初のゴキ帝ライヴ観戦。4人でもまったくパワーの変わらないハチャメチャ加減に心が潤う。


●CY8ER(メイン)


フェスのフィナーレを飾るサイバーのステージはサイリウム輝くキラキラなオーラに包まれた。長時間のイベントで身は疲れ果てたが心は軽く、意外に寒い新木場を後にした。

CY8ER/180408/ギュウ農フェス


アイドルと
ヲタクと過ごす
弥生哉

本日の一枚(都子ちゃん@爆裂女子)
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【告知:4月22日(日)開催】異端DJイベント1周年『盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 Vol.12』ゲストDJ小川直人

2018年04月09日 00時31分03秒 | 素晴らしき変態音楽


盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 Vol.12
Premier anniversaire maudit

2018.4.22(sun)
18:00 Open/Start  
Charge ¥1,000 incl.1drink
Shibuya DJ BAR EdgeEnd
Tel:03-5458-6385

異端音楽+映像、奇跡の1周年記念祭
Avant-garde, Noise, Industrial, Dark Ambient, Neofolk, Punk, Hardcore, Idol, Black Metal, Middle-east, Ethnic, Ritual, Medieval, UnderGround,… Everything Weirdness About Music!

Regular DJs:
DJ Necronomicon a.k.a. 剛田武
DJ Qliphoth a.k.a. 宇田川岳夫
DJ Bothis a.k.a. MSS
DJ Athmodeus a.k.a. 持田保
★Guest DJ:小川直人
(DJ Paimon a.k.a. Moppyはお休み)
タイムテーブルは後日公開

特典1:Openから30分間、自由参加DJ Battle FREE ZONEやります。お好きなレコードやCDをお持ちください。
特典2:来場者にZINE『盤魔殿アマルガム』無料進呈

【各DJの聴かせどころ】
●DJ Bothis a.k.a. MSS
今回はキングレコードより出版された、主に小泉文夫氏監修の「民族音楽シリーズ」「民族音楽ライブラリー」から世界中の民族音楽を探求いたします。



●DJ Athmodeus a.k.a. 持田保
激渋のジャーマンNWやシンセパンクに自身の演奏を乗っける小川直人さんのDJスタイルに衝撃を受けた僕としては、今回ゲストがその小川さんということで「それってDJなの?」と怒られるようなスタイルを前回に引き続き実験してみる予定でDUB多目に

●DJ Necronomicon a.k.a. 剛田武
一周年を機に盤魔殿の意義を問い直したい。レコード盤に棲む悪魔は廃盤レア盤貴重盤だけではない。駄盤ゴミ盤クソ盤すなわち安売りレコードにも悪魔が棲んでいる。今回はレコードの墓場から救い出したはいいがほとんど聴かないままになっている可哀相な100円レコードに限定したDJセット。と言って当日ギリギリまでDUやHMVの100円コーナーを漁る口実にするわけだ。これがホントの悪魔の誘惑(笑)。



●DJ Qliphoth a.k.a. 宇田川岳夫
30分間のダーク・トライバル・リチュアル・ミュージック。UNHUMAN,LUSTMORD,HOLOLOGIUM,VASILISKなどを中心に.

●Guest DJ:小川直人
普段はシンセサイザーを用いた音楽活動をしている私ですが、3年程前に札幌の実家に置きっぱなしにしていたレコードを東京に持って来てから時折DJ活動をしています。基本的な選曲はニューウェィヴ中心で、それにシンセサイザーのリアルタイム演奏を重ねるプレイをしています。盤魔殿のお誘いを頂き多少選曲がイベント寄りになるのかという気もしますが、基本はレコードバッグ限界まで持ち込んだ盤を直感でターンテーブルに放り込むのみなのです。

盤魔殿
1年去って
また1年

「じゃらんじゃらん」ペンと書物+小川直人
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MoE/INCAPACITANTS/Painjerk@小岩BUSHBASh 2018.4.7(sat)

2018年04月08日 09時32分02秒 | 素晴らしき変態音楽


“MoE Japan Tour2018 Final“
open 18:30 start 19:00
adv 2300yen door 2800yen (+1d order)

MoE (oslo / norway)
INCAPACITANTS
Painjerk



ノルウェーのノイズロック・トリオ MoE(モー)の5回目の日本ツアー。2016年秋にリリースされた最新作『Examination of the Eye of a Horse(馬の目の検査)』がロングセラーとなり、2017年4月に灰野敬二と対バンしたことも記憶に新しい彼らの最新ステージを初めて観たのが小岩BUSHBASH。演歌の流れる大衆酒場が似合う下町の心臓部にパンク/ハードコア/ノイズ/トラッシュな極端音楽の巣窟があるミスマッチ感、しかもゆったりとしたエントランスホールとバースペースがミュージシャンやファン同士の交流にピッタリ(個人的にはノースモーキングにして欲しいが)。西東京の自宅からは距離があるが、行く価値有りの聖地である。外国人客も多数来場し、コスモポリタンな雰囲気にあふれていた。

●Painjerk


ワンマンノイズユニットとしてはASTRO、K2、Government Alfaなどと並ぶベテランのPainjerkこと五味浩平。モジュラーシンセの複雑なコードを差し替えて産み出す音響は、単なるハーシュノイズではなく表情豊かな電子協奏曲。左右のスピーカーから異なるパルスが発せられ、場面転換に富んだ展開はほぼ地蔵状態で聴いていても疲れを感じない。低音に始まり低音に終わる輪廻転生パフォーマンスだった。

●INCAPACITANTS


先日来アイドル論の資料としてジャパノイズについて調べていたが、美川俊治とコサカイフミオの凸凹ユニット「インキャパシタンツ」こそ日本にしか生まれ得ない「暴走した」極端音楽の最高峰だと実感した。ハンドメイドの機材を駆使して全身で鳴らす「ノイズ」はサウンドだけでなく五感すべてを刺激する。ノイズがロックやパンクやメタルに負けないライヴ・ミュージックであり、プロレスや格闘技以上の肉体演舞であることを提示し続ける二人のアスリートは、コサカイの機材破壊で完結した。




●MoE(モー)


ノルウェー産プログレッシヴノイズロック3ピース「MoE」のメンバーは元々エクスペリメンタル/前衛音楽の出身である。アートの世界の中だけの活動に飽き足らずロックバンドを結成してライヴ・シーンで活動するスピリットはは、ノイズをロックと同化したジャパノイズと同じである。ベース/ヴォーカルのGuroの引き攣ったヴォイスと、不定形なノイズコアが会場をモッシュの嵐に巻き込んだ。




ノイズから
ハードコアまで
爆裂だ

アルヴィン・ルシエの来日公演に出演したオーレン・アンバーチも来場していた。右はMoEのGuro。
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【追悼】セシル・テイラー&トニー・オクスレー『アイランザス/アルティッシマ:二つのルート・ソングの両極間距離』

2018年04月07日 00時16分33秒 | 素晴らしき変態音楽


Cecil Taylor & Tony Oxley
Ailanthus / Altissima: Bilateral Dimensions Of 2 Root Songs


2LP) Triple Point Records - TPR 037

Cecil Taylor (p)
Tony Oxley (ds)

Disc 1. Ailanthus
A Untitled 23:09
B1 Untitled 5:02
B2 Untitled 12:36

Disc 2. Altissima
C1 Untitled 10:37
C2 Untitled 9:51
D1 Untitled 12:24
D2 Untitled 9:56

Recorded live at the Village Vanguard NYC, November 6 and 9 2008.

Triple Point Records Website
Audio Sample



天国の樹が生い茂る即興音楽の桃源郷

2009年に設立されたTriple Point Recordsは、フリー・ジャズの貴重音源をアナログ盤オンリーでリリースする希少なレーベルである。フランク・ロウの未発表ライヴ2枚組LP『OUT LOUD』やニューヨーク・アート・カルテットの5枚組LPボックス『Call It Art』を含めこれまで3タイトルをリリースしている。その最初のリリース作品が、現時点(執筆時)でのセシル・テイラーの最新録音作にあたるこの2枚組LP。

英国生まれのドラマーにしてINCUSレーベルの設立者のトニー・オクスレーとテイラーは80年代から何度も共演しているが、21世紀に入ってからは、ほぼレギュラーの共演者としてデュオで公演を行っている。9歳違いの英米前衛音楽の闘士はお互い老境に差し掛かった現在、最良のパートナーとして行動を共にすることを選んだのである。2013年にテイラーが京都賞受賞式レセプションのために来日した時、オクスレーと一緒に演奏することを望んだが、病気のためにそれが叶わなかったという逸話もある。

本作に収録された81分の演奏は、2008年11月NYヴィレッジ・ヴァンガードでの2週間に亘るデュオ公演の10時間を超える録音テープの中から二人が選曲したという。タイトルの『Ailanthus Altissima』とは、別名「Tree Of Heaven」と呼ばれるニワウルシという落葉高木のこと。二分割した「Ailanthus」と「Altissima」という単語が各LPに割り振られている。「二つのルート・ソングの両極間の距離」というサブタイトルは、両者の間の国籍・人種・文化・教育・個性の違いを指すと考えられる。両極間に距離があるからこそ、二人が一緒に奏でる音楽は素晴らしい。当時79歳のテイラーと70歳のオクスレーの演奏は、20年前の1989年にベルリンで録音されたデュオ・アルバム『Leaf Palm Hand』の丁々発止のクロスプレイと比べれば遥かに丸くなったが、魂の奥で結びついた両者の共感の深みが醸し出す世界は、即興演奏の辿り着いた桃源郷を提示しているのかもしれない。

音楽に留まらず、テイラーは詩人、オクスレーは画家としてアートの分野でも名を成す二人のコラボレーションは、詩と絵画から成るジャケットと美麗カラー・ブックレットで完結する。まさに二人のエッセンスを凝縮したトータル・アート作品といえる。シリアル・ナンバー入り475枚完全限定盤。
(2015年8月17日記 剛田武 - 初出:JazzTokyo 2015.8.30)

Cecil Taylor & Tony Oxley, 24 Sep 2009, Amsterdam


ニワウルシ
さよならセシル
ピアニズム

Cecil Taylor Piano at Ornette Coleman Memorial
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【地下アイドルを世界に拡散#2】IDOL TOP 5 Total Result/海外ファンが選ぶアイドル・トップ5集計

2018年04月06日 00時27分04秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


Japanese Idol Survey in Overseas : Top 5 Total Result
Although it’s not my intention to make popularity chart, the total result of "Your Top 5 Idols" may interest you. Though some wrote more than 5 Idols, all counted in the result.

Survey Target: Overseas Japanese Idol Fans
対象:外国人のアイドルファン
Research via Twitter, Facebook & Venues in Tokyo/ Number of Response : 43 people
調査方法:Twitter, Facebook, ライヴ会場でのアンケート / 回答数:43
調査期間:2018年3月1日~3月16日

筆者が行った海外のアイドルファンへのアンケートのQ7. Your Top5 Idols(あなたのアイドル・トップ5)の集計結果。繰り返すが、人気投票目的のアンケートではないので、あくまで参考程度に考えて欲しい。と言いつつも自分の推しが上位に入ると嬉しくなるのがヲタクの性である。個人的に3位、5位、8位、13位辺りに心のトキメキを感じる。



推しメンは
千差万別
順位じゃない

▼Why don′t you find these girls?  この子たちはまだ見つかっていない。
HAMIDASYSTEM 2018.04.02 月城ひまり生誕ライブ @ 目黒鹿鳴館


ドッツ - Dots - Dots Tokyo - Live & interview
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【地下アイドルを世界に拡散#1】全世界BiSHカヴァー集〜CANDY☆STAR/WiSH/紅葉ベルベット/ORIYON/バトルの時代/喜びステップ/集まりドールズ

2018年04月05日 02時07分51秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


4月1日(日)高円寺パンディットで開催された『オキュパイスクール』にて筆者が行った講義『Extreme Music from Japan〜ジャパノイズと地下アイドル』は8~90年代に日本のノイズや地下音楽が「ジャパノイズ」と呼ばれて海外で許容されたのと同じ現象が「地下アイドル」に起こっているということを詳らかにするレクチャーであった。その為に筆者は独自に海外のアイドルファンにアンケートによる意識調査を行った。その分析結果とデータに基づく議論は別の機会に譲るとして、印象的だったのは、設問7の回答の集計結果であった。
Q7. Your Top5 Idols(あなたのアイドル・トップ5)という設問に対し、5つ以上のアイドルを書いた回答もあったが、すべての回答を集計した結果の上位5組は以下の通りであった。

No.1 BiSH
No.2 BABYMETAL
No.3 NECRONOMIDOL
No.4 BiS
No.5 偶想Drop/爆裂女子


決して人気投票が目的ではなかったが、かなり意外な結果である。当然BABYMETAL(以下BB)がNo.1になるものと予想していたし、実際回答者にはBBをきっかけにアイドルファンになったと答えたケースが多い。言わば海外ファンのアイドルへの入り口的存在のBBをさて置いてトップに立つのが“楽器を持たないパンクバンド”BiSHである。
日本では最新シングル「PAiNT iT BLACK」がオリコン週間1位に輝き人気急上昇であるが、BBや3位のネクロ魔のように海外ツアーをやっているわけでもないBiSHが外国人に人気が高いのは本当か?そういえば2月のTV番組でBiSHのライヴに参戦する為に来日した外国人女性の密着レポートをやっていたが、単に奇矯なヲタクの物語(もしくはヤラセ)ではないのか。

などと考えながらYouTubeをググっているとなんと外国人アイドルの「BiSHを踊ってみた」動画やカヴァー曲が幾つも見つかった。AKBや他のアイドルカバーもあるが、BiSH(およびBiS)のカバーがとても多い。知らないうちにBiSHが世界に拡散している状況こそ、ジャパノイズ的現象の証である。その例証として世界各地のBiSHカヴァーアイドル動画を紹介しよう。

●CANDY☆STAR(台湾)


キャンディ☆スターは結成9年目の台湾地下アイドルの代表格。AKB等地上のカヴァーもあるが、より激しいBiSHのカヴァーもキュートにこなす実力派。

プロミスザスター🎶CANDY☆STAR🎵BiSH 🇹🇼 淡水文化園區[FHD][99]👙🎡



●WiSH(タイ)


WiSHとはワールド・イズ・シットの略。アイドル人気の高いタイのバンコックでBiSHのカヴァー専門で活動している。メンバーのキャラクターや衣装もBiSHに近づけている。WiSH Tシャツがカッコいい。
@Woi2LDisSHiT

170625 (Special Show) "WiSH" @ SM1 J&K Street Cover Dance 2017



●Momiji Velvet/紅葉ベルベット(インドネシア)


インドネシアのジョグジャカルタのローカルアイドル。メンバーはNadnad (Red), Fuchan (Green), Elin (Pink), Cindy (Yellow), Fitria (Blue)。元気のいい10代中心のグループ。
@Momiji_velvet

BiSH - Hoshi ga Matataku Yoru Ni cover by "Momiji Velvet" at Hartono Cosplay Contest



●ORIYON/オリヨン(フランス)


フランスのリヨン出身のグループ。BiSHやBiSなどWACKの曲を歌って踊ってカバーしている。パフォーマンスビデオのクオリティは超ハイレベル。メンバーはモモ•クロド、ヨウシャルロ、グリンゴラス、ハラキュウリ、レイシトとチンコミント。
https://www.facebook.com/OriyonOfficial

【ORIYON】PAiNT iT BLACK - BiSH【歌って踊ってみた】


●Battle no jidai/バトルの時代(チリ)


南米チリで2012年に結成されたアイドルグループ。メンバーは~Mai-Aiko-Haru-Chibi-Kari-Reina~.。リーダーのMai Chanはチリのアイドルフェスの企画もしている。
@BattlenoJidai

BnoJ - Orchestra Cover BiSH - LIF LIVE 02


MV:BnoJ - MV Story Brighter
https://youtu.be/tuagNrh5PCM


●Yorokobi STEP/喜びステップ(ペルー)


ペルーのリマで2012年に結成されたアイドルグループ。調べた限りで判明したメンバーはSahi花火、Gia Alessandra、Hirate Yurina。

【喜びSTEP!】 BiSH - プロミスザスター / オーケストラ 【踊ってみた】



●Atsumari Dolls/集まりドールズ(メキシコ)


メキシコシティで2013年10月に結成されたグループ。メンバーは♥ Tsuyu - リーダー (Color Azul)♥ Daishi- Sub-líder (Color Rosa)♥ Helen♥ Midori♥ Sayuri。メンバーカラーが分かり易く推し易い。

Atsumari Dolls - 星が瞬く夜に− (DARUGAM FEST)



●毘酒(大阪)


大阪で活動中のBiSH楽曲オンリー、楽器を持ったトリビュートバンド-毘酒-。BiSHナンバーは元々バンドサウンドだし、バンドスコアも発売されているので、バンドでカヴァーするのがバッチリ。
@BiSHU2016

-毘酒- 『オーケストラ(BiSH cover)』


大冒険
ワールドワイド
ビッシュカバー

●QNTL(インドネシア)
Vocals:HV, ICE & Anna/Guitar:Cimuk & Bas/Bass:Roy/Drum:Genterからなるロックバンド。BiSHの曲もやっているが、偶想Dropの曲をカバーするバンドが海外に存在するとはかなりのサプライズだった。チャンスがあれば会ってみたい。

QNTL - I do I do (Guso Drop Cover) at Mangafest 2k17
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【推しごと週報 3月27日-4月2日】爆裂女子/ハミシス/ドッツ/ネクロ魔/えいたそ/姫乃たま

2018年04月04日 13時13分51秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


3月27日(火)渋谷サイクロン


CANTOY pre.
CANTOISM vol.21
バンド vs アイドル


CANTOY / 爆裂女子 / Candye?Syrup / Broken By The Scream / Ho¨LDERLINS / Anarchy Stone
OPEN 18:00 | START 18:30
ADV 2500yen | DOOR yen (+1D)

●爆裂女子


●CANTOY


3月28日(水)渋谷クロスFM


爆裂女子の爆裂ト--------ク!!!!
17:00〜17:50

●爆裂女子




3月28日(水)品川プリンスホテルClub eX


えいカラMAX
19:00 開 演
全席指定 計5,940円
出演:成瀬瑛美







3月30日(金)渋谷チェルシーホテル


『Shibuya re"four"cus』
・・・・・・・・・/HAMIDASYSTEM/Payrin's/tipToe.
OPEN 18:30/START 19:00
前売¥2500/当日¥3000(1ドリンク別)

●・・・・・・・・・




●HAMIDASYSTEM


3月31日(土)浅草 都立産業貿易センター


第17回 ARTiSM MARKET 2018東京-春
-アンダーグラウンド展示即売会-

★アリス・イン・アンダーワールド!!
★日本中から集まる国内最大級のアンダーグラウンド展示即売会!!



4月1日(日)高円寺パンディット


姫乃たまちゃんが爆発するってよ!
BUBKA presents
『オキュパイ・スクール 2018 たま爆発・ザ・公開制作』
姫乃たま・じゃぽにか・花房太一・剛田武・石丸元章・ケロッピー前田
18:30〜
前売 1800円 当日 2000円*飲食代別

●剛田武:講義『地下Extreme Music From Japan〜ジャパノイズと地下アイドル』


●姫乃たま+じゃぽにか『たま爆発・ザ・公開制作』




4月2日(月)目黒鹿鳴館


A NEW DARK AGE DAWNS -Q-
NECRONOMIDOL月城ひまり生誕ライブ

op18:30/st19:00
前売り¥2700+1D/当日¥3200+1D
出演:NECRONOMIDOL/HAMIDASYSTEM



●HAMIDASYSTEM


●NECRONOMIDOL


生誕祭
超絶ウルトラ
ハッピーデイ

HAMIDASYSTEM 2018.04.02 月城ひまり生誕ライブ @ 目黒鹿鳴館
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【Disc Review】『Otherworld Ensemble / Live at Malmitalo』〜レント・ロムスのフィンランド・プロジェクト

2018年04月03日 08時34分09秒 | 素晴らしき変態音楽


Otherworld Ensemble / Live at Malmitalo
アザーワールド・アンサンブル『ライヴ・アット・マルミタロ』

CD:Edgetone Records EDT4192

Heikki Koskinen : Co-Director, tenor recorder, e-trumpet, flutes, piano kantele
Teppo Hauta-aho : double bass
Rent Romus : Music Director, alto saxophone, kantele, flutes, bells
Mikko Innanen : alto, baritone and sopranino saxophones, flutes, percussion

1. Maahinen (Gnome) 09:22
2. Intersections 05:58
3. Summer Night 02:57
4. Hämy 06:45
5. Bark 03:13
6. Lemi 03:39
7. Waiting for the fall 03:28
8. Velkutus 03:56
9. Ode to the Ceiling Light Buzz 02:50
10. Yökyöpelit (Night Owls) 03:28
11. HaKo 01:48
12. Malmitalo 05:48

Recorded live at Malmitalo, Helsinki Cultural Center, Finland, May 21, 2017
Mixed & mastered at Music Vision by Heikki Koskinen
Photos by Joppe Auersalo
Banner photo at Malmitalo by Heikki Koskinen



フィンランドから大宇宙へ。音の天地創造をアップデートする別世界のアンサンブル

Rent Romus:移民の国であるアメリカ合衆国では、先祖伝来の遺産がミックスされて失われてしまうことが多いのです。私は、2014, 5年に作曲・演奏し、2015年にEdgetone Recordsからリリースした『Otherworld Cycle』の制作を通して自分の先祖の失われた遺産を発見しました。(中略)この作品はフィンランドの国民的叙事詩『カレワラ』にインスパイアされた組曲です。何百世代にも亘って言葉で伝承され、19世紀半ばに本に書き起こされた叙事詩で、フィンランド独特の視点による創造、冒険、愛、死についての古代の物語です。この本と物語が私を発見の道へと導いて、トランペット奏者/教育家/作曲家のHeikki “Mike” Kosiknenに繋がりました。彼がフィンランド音楽の世界と、生きた歴史を制作している人々と演奏家を紹介してくれたのです。

今年1月にJazzTokyoのインタビューでレント・ロムスが語ったフィンランドのミュージシャンとの共演音源がリリースされた。2017年5月に首都ヘルシンキのカルチャー・センターでのライヴ・アルバムである。ドラムレス3管+ベースカルテットが民俗楽器やフルートやパーカッションを多用する柔軟な演奏に流れるゆったりとした大河のような空気感が、何百年も昔から口頭伝承で伝えられてきた『カレワラ』に刻まれた月日の星霜を表している。もちろんリズムはあるが、メロディ楽器から途切れることなくあふれ出す「命の血」を邪魔することなく「生」の息吹を甘受する演奏である。おおらかなホーンの詠唱とカウンターメロディーを奏でるコントラバスの相互作用は、あたかもフィンランドの針葉樹に住む鳥たちと樹木が風を媒介に通じあうラヴ・アフェアのようだ。ロムスとコスキネンが音楽監督と作曲を担当したが、演奏面では四者平等のバランスが安定感をもたらしている。

Otherworld Ensemble at Malmitalo, Helsinki Finland performs "Velkutus"


本作を聴いて筆者の脳裏に浮かんだのはジョン・チカイの『アフロディシアカ』(1969)だった。NYで活動していたチカイが自国デンマークのミュージシャンと結成した26人編成のグループCadentia Nova Danicaを率いて69年にリリースしたアルバムで、ギリシャ神話のアフロディーテを素材としたストーリー性のあるアルバム。ドラムやパーカッションがリズムではなく効果音として他の楽器と混ざり合う演奏は、人数や音数の違いにも関わらず、ロムスたちの演奏と同じ精神性を感じさせる。またチカイが自らのルーツのデンマークに居を移したことは、ロムスのルーツ回帰のヒントになったのかもしれない。

さらに筆者なりの妄想連想を続ければ、『カレワラ』は日本の『古事記』のようなものだから、山下洋輔トリオが1969年早稲田大学バリケードの中で行った演奏記録『Dancing古事記』が浮かぶ。国や文化も時代背景も全く異なる両者の共通点は、比類のない表現欲求と創造精神の発露である。50年前の切羽詰まった空気とは真逆の、誰からも邪魔されない創造行為を謳歌できる時代だからこそロムスたちの演奏の可能性と広がりは宇宙規模で拡散される可能性を秘めている。本作と同時にリリースされたレント・ロムス・ライフス・ブラッド・アンサンブルの新作『ローグ・スター』が宇宙旅行をテーマにした作品になったの偶然ではない。自らのルーツを探るうちにロムスたちが辿り着いたのは「全人類」のルーツとしての<大宇宙>なのである。音楽の天地創造を更新する音楽探索の旅の通過点として、本作は大きなランドマークといえるだろう。
JazzTokyo Disc Review#1510 『Rent Romus’ Life’s Blood Ensemble / Rogue Star』

Otherworld Ensemble at Malmitalo, Helsinki Finland - performs "Hämy"


西海岸発
北欧経由
大宇宙

John Tchicai and Cadentia Nova Danica (Dinamarca, 1969) - Afrodisiaca


バリケードの中のジャズ 山下洋輔トリオ.flv
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