朝起きて最初に聴く音楽は何がいいだろう。平日ならば元気の出るパンクやアイドルソングでもいいが、休日の朝はまったりしたい。ヴェルヴェット・アンダーグラウンド&ニコの「日曜の朝 Sunday Morning」は気怠くていいけど「僕は待ち人 I'm Waiting For The Man」や「毛皮のヴィーナス Venus in Furs」や「ヘロイン Heroin」になると朝っぱらからバッドトリップして仕舞う。そんなソフトサイケな朝を過ごしたいあなたに、その名も「モーニング Morning」というカリフォルニア州ロサンゼルス出身のバンドをおススメしたい。
90年に下北沢にあったサイケのプレミア盤が多い中古盤店WINDで2ndアルバム『Struck Like Silver 銀のように打たれて』を手頃な価格で手に入れた。真っ黒な山肌に大きな銀の延べ棒。山の向こうから陽の光が差しているが、白い雲に覆われ暮夜けてしまっている。裏ジャケの左下隅にメンバー3人の写真が山下りするように置かれている。いまひとつ晴れないカントリー/フォークロックに磨きがかかったが、70年代の土臭いレイドバックとは異なる、葉っぱ臭いユルい陶酔感がある。
Members:
Jay Lewis - guitar, banjo, vocals (1970-72)
Barry Brown - guitar, drums, vocals (1970-72)
Jim Hobson - keyboards, vocals (1970-72)
Jim Kehn - drums, guitar, vocals (1970-72)
Terry Johnson - guitar (1970-72)
Bruce Wallace - bass (1970-71)
Stuart Brotman - bass (replaced Bruce Wallace) (1972)
60年代半ばにロサンゼルスで活動していたガレージバンドThe Coachmen、The Duvals、Wind、Moorpark Intersectionなどのメンバーを中心に70年に結成された。中心メンバーはジェイ・ルイス、バリー・ブラウン、ジム・ホブソン、ジム・カーンの三人。Vaultからアルバム『Morning』(70)とシングル『Tell Me A Story / Easy Keeper』(71)、Fantasyから『Struck Like Silver』(72)をリリースするが解散。メンバーはそれぞれローカルシーンで活動する。詳しいストーリーはhttp://www.nickwarburton.com/wordpress/?cat=13を参照のこと。
しかしその一方で2月末解散のゼアゼアことTHERE THERE THERES、3月に現体制活動終了するハミシスことHAMIDASYSTEMに続き、ドッツ東京こと・・・・・・・・・までも3月24日ワンマンライブをもって「女の子の形を取らなく」なる、つまり活動終了することが発表された。逝くアイドルがまたひと組、別れの3月が近づいて来た2月の終わりに、でんぱ組のライヴが開催されるとは、救いの女神えいたそは何と慈悲深いのであろうか。
ニューウェイヴガールズグループゆるめるモ! の最新シングル『NEVER GIVE UP DRUNK MONKEYS EP』(2018/10/10)は、ダンサブルなやさぐれ酔拳ロック! 理不尽な暴力に虐げられても、決してあきらめない。殴られても、倒れないで笑えるように。 変幻自在の拳法・酔拳をのらりくらりと駆使して、現実社会と戦う。千鳥足で荒野をさまようドランクモンキーズ=ゆるめるモ! は、音楽で世界を変えることを絶対に絶対にあきらめない!
ロックの入り口は中2の時に聴いたキッスとエアロスミスだったが、翌年にはパンクに感化されたので、ヘヴィメタルに興味を惹かれることはなかった。しかし79年にヨーロッパ旅行をしたときロンドンで買い込んだLPの中にモーターヘッドの1stアルバムが入っていた。いまいちオールドウェイヴなサウンドだが、無暗矢鱈な暴走感はパンクに通じる。大学時代のニューウェイヴバンドでモーターヘッドの「Ace Of Spadesをカバーして、ベーシストが血を吐きながら歌ったのはいい思い出である。
Motörhead - Iron Fist (Stage Fright) HQ
●THE RAMPAGE from EXILE TRIBE『THROW YA FIST』
全47都道府県で58公演を敢行したホールツアーを成功させ、待望の1stアルバムをリリース。ますます勢いに乗るTHE RAMPAGEが2019年2月からスタートさせるアリーナツアーのタイトル“THROW YA FIST”を冠したキックオフ・シングルをリリース!タイトル曲は、1stアルバムのリード曲「LA FIESTA」を手がけた気鋭のトラックメイカーAva1ancheによるエッジの効いたビートに乗せ、新たなステージに臨む覚悟を綴った歌詞をボーカル3名が高らかに歌い上げる。イントロから鳴り響く“THROW YA FIST IN THE AIR(=天に拳を掲げろ)”の掛け声は16名全員がスタジオに集まり収録。メンバーのツアーにかける意気込みを象徴する楽曲が完成! (2019/1/30)
THE RAMPAGE from EXILE TRIBE / THROW YA FIST (MUSIC VIDEO)
●AKB48『拳の正義』
2009年2月8日 - 2010年4月16日2開催されたAKB48 チームB 4th Stage「アイドルの夜明け」公演で披露された。CD『AKB48 team B 4th stage アイドルの夜明け ~studio recordings コレクション』(2012/12/31)に収録されている。
アイドルソングでOiOiOiと拳を上げる振り付けを初めて見たのは、2000年ころテレビの「ASAYAN』で観たモーニング娘。だった。ちょうど大学時代の音楽サークルの15年ぶりの同窓会ライヴでラフィン・ノーズの「Get The Glory」をカバーしたばかりだったので、時代とシンクロして無性にうれしい40代最後の秋だった。それから10余年経ち、新宿ロフトや目黒鹿鳴館といったロックの聖地でアイドルライヴが開催され、拳を上げてコールできる楽しい50代を過ごすキッカケをくれたでんぱ組とえいたそに感謝感謝の毎日である。