山の自然

身近な野山の花、虫や鳥たちの写真を撮ってます。それと農業も。

弥生時代の米作り

2010年10月16日 | 農業
今年は、春から「津島遺跡の文化財講座」を受講しています。

文化財講座というものの、稲の歴史が勉強できると言うことで参加したのです。

確か学校で教えてもらった米作りは、弥生時代からと教わったと覚えていますが、縄文時代の中期(約4,500年前)姫笹原遺跡(真庭市)土器中にプラントオパール(土中に見られる植物に由来する珪酸(けい体をいう。珪酸はイネ科植物の葉中に特に多く含まれるため、プラントオパールの有無や多少が、過去の植生を推定する手がかりになる。)が発見されているといわれ、びっくり。

5月に田植えをして、今日は稲刈りです。

先月の講座では、磨製石包丁を製作。

その石包丁を使っての収穫となりました。

現在のお米の収量は、約500kg(8~9俵)位取れますが、当時の収量は、30~90kg程度だったそうです。

田植えの間隔は、10cmくらいで密植され、収穫量は非常に少なかったようです。

多くの穂から、熟した穂を見ながら、穂に下のところから石包丁で刈っていた様です。




稲刈りも終盤!

2010年10月09日 | 農業
  

稲架掛けした稲さん達                  稲刈りを待つ稲さん達、来月初めかな?

せっかくの収穫祭を開催予定でしたが、残念ながら雨で中止となってしまいました。

小雨だったら、実施しても良かったのですが、風邪を惹かれては、楽しみ半減ということで中止にしました。

倒伏した稲架さんたちを刈るのに、ちょっと手間取りながらも何とか刈り取れました。

今年の出来は?

籾を一つ粒口に入れてみました。

う~ん!甘~い!

倒伏したとはいえ、なかなかの出来具合です。

さすがは、稲さんです。

来年もいい子孫が出来そうです。

共存共栄

2010年10月03日 | 農業
稲作りをする普通お百姓さんは、雑草が大嫌い。

だって、稲さん達に上げた肥料を黙って吸い取るからだそうです。

でも今回は、我が家はちょっと違うよ。(稲さんが大きくなるまでは抜かさせてもらったけどね)

とっても役に立ったんだって!

稲さん達が倒伏してしまったことをお伝えしましたが、少し刈った時に分かったのです。

稲さんが倒れた時に、一番に助けてくれたのが、雑草さん達でした。

まずは、雑草さんたちが倒れ、次は稲さんでも葉っぱが先です。

そして、穂をつけた茎が一番最後に倒れていたのです。

穂まで水に浸かってしまったものもありますが、ほとんどは水没せず持ちこたえているようです。

人間の都合で雑草さんたちは、処分されますが、自然界では、お互いにギブアンドテイクのようです。