山の自然

身近な野山の花、虫や鳥たちの写真を撮ってます。それと農業も。

緊急要請

2014年11月30日 | まご


このところ天気には困っています。

欲しいときには雨が降らず、晴れていてほしいときには雨が降る。

黒豆さんの後作に、今小麦がちょうど蒔きどきなんですが・・・。

夕方から雨のようですが、少しでも蒔いておかないと畑に出向きました。

この畑は、基本的に耕さないやり方でしています。

小麦も穴をあけ、2~3粒の種を入れ土で隠します。

鳥さんに見つけられないように刈った草を掛けておきます。


種まきに奮闘中の最中、携帯が鳴ります。

何かと思い出てみると、孫の二男からです。

「じぃじぃ、飛行機を作って。待ってるから。」と。

私が「いつまで居るの?」と聞くと、「午後4時まで。早く帰って。」と二男。

小麦を蒔くか、二男の元に帰るか、ハムレットの心境。

でも、やはり孫には勝てません。

「わかった。すぐ帰る用意をするからね。」

もう、麦蒔きはすぐさま片付けをし、撤収!

「孫は目に入れても痛くない。」と言いますが、その通りですね。


海の幸

2014年11月30日 | 食品・材料・料理


農業にかかわりいろいろなものを加工してきました。

お米、コンニャク、豆腐、味噌、ジャムづくり等・・・。

その中で、良く言えば研究中?

悪く言えば、趣味の世界。

山の幸でなく、海に幸の「アミ」を使い魚醤づくりに目覚めてしまいました。

この魚醤につけ焼いた焼きおにぎりを食べて何とも言えない旨みを感じてしまったのです。

以前に、イカナゴを買って漬け込みました。

今は熟成中ですが、量が少し少なかったようで、量は少ししかありません。。

そこで、どんな種類が出来るのか、「アミ」を使ってみました。

夏の暑い時期を過ごさなかったら、発酵して熟成しないそうです。

来年の秋ごろまでゆっくりと冬眠してもらわなければ完成しないようです。

ちなみに材料の重量に20%の塩を加えてよくかき混ぜて常温で置いておくだけで、出来上がるそうです。

最初は、毎日紙混ぜまます。

1か月余りすると、月に1回程度混ぜればよくなるそうです。

出来上がるのが待ちどおしいですね。

みんなあつまれ~!日光浴だ!

2014年11月29日 | 農業


今日は、先日収穫した黒豆さん達を日光浴させました。

脱穀した際に、乾燥不足により豆が莢から出ず、莢ごと取れたものを干しました。

奥は用事があるとかで出かけてしまい、力仕事はやはり私に回ってきました。

奥の畑は町の近くにあります。

天日干しは我が家の駐車場しかできません。

2台置けるだけの狭いところで、ブルーシートを広げ豆たちを入れます。

種類ごとに広げるため、どうしても厚めになってしまいます。



1時間ほど経ってからのぞいてみると、「パチパチ」と音がしています。

その音の後には、豆さんたちが飛び上がってダンスをしています。

そう、乾燥して莢が弾けていたのです。

お天道様は凄いですね。

今週末はまた雨です。

また晴れたら一杯日光浴をさせてあげるからね。

今日はこれで我慢しててね。

草刈

2014年11月28日 | 農業


昨日は、黒豆・大豆を植えてある畑に行ってきました。

先日は、手刈りをして帰ったのですが、上の写真を見てください。

時間がない事にかこつけちょっと荒い草刈りでした。

そこで、草刈り機を持ち込んで再度やり直しです。



これで少し見られるようになったかな?

畑の境界周辺は、周りの方の関係もあるので、気を付けて草刈の回数を増やしてはいるのですが・・・。






まめのしょうやく

2014年11月27日 | 農業


黒豆さんや大豆さんを雨が降るということで、ちょっと早いかな?と思いつつ脱穀してしまいました。

脱穀機に掛けると、豆がはじけ飛ぶものも有りましたが、莢ごと飛ぶものも結構ありました。

飛び出てきた豆を見ると、今年は例年に比べ成長が良いようで、結構ポチャポチャタイプが多く目立ちます。

大きさと言い、色も良く、「収量も多い気がする。」と顔も緩みっぱなし。

しょうやくする手も軽やかにこなしていきます。

雨が降るので、早くシートを広げお天道様にあててやりたいのですが・・・。

今日は天気になるかな?

労災認定

2014年11月26日 | 農業
今週、雨が降るまでにと連休に、奥の畑仕事の助っ人をしました。

仕事内容は、黒豆や大豆の脱穀でした。

畑に足ふみ脱穀機を持ち込みおこなったのです。

今まで何年も使い慣れているはずが、何と今回は豆をドラムに掛けた拍子に持っていかれ自分の手間で脱穀をしてしまいました。

それも何回も・・・。

軍手をしていたおかげで痛かったのですが、怪我もなく終わりました。

そう、終わったと思っていたのですが、今日になり指が痛痒いのです。

何と言うことでしょう。

良く見ると、傷が入り、傷の周辺が腫れているのです。

お粗末な話です・・・。


これを見た奥曰く、「ゴメン、これは労災がきかんのよ。」と。

娘曰く、「まあ、頭ナデナデしてもらったらええが、いつも触ってもらえんのんじゃから。安いもんじゃが。」

「そんなら。」と頭を差し出す私。

家じゅう大笑い。

腹が痛くて、笑い一杯。

なににしても、家の中に笑い声が響くいうことは、良いですね。


和ハーブ

2014年11月25日 | 自然


西洋のハーブと言えば?

バジル、ミント・カモミールなどいろいろありますが、日本(わ)のハーブ?

私の一番は、「よもぎ」さん。

5・6月はよもぎ餅に、8月はお茶に、9月は薬効が高まる時期で最高級のお茶に、10月はお風呂の入浴剤にといろいろ活用できます。

8月下旬に草を刈った後、そのまま採取できず、先日綺麗な先端だけ採取して帰りました。

本来は、茎を取って乾燥させるのですが、時間がないのでとりあえず乾燥に入りました。

乾燥まで待ちきれず、今夜はこの茎を2,3本浴槽に入れ入浴します。

湯につかった時の「プ~ン」と独特の香り、ひと仕事を終えた後まさに至福の時です。

復活!

2014年11月24日 | 農業


分かりますか?

竹の右に生えている葉?

実は、「ごぼう」さんの葉っぱです。

この「ゴボウ」さんには今年は一喜一憂してきました。


元を言えば、このゴボウさんは昨年の春に我が家の奥が種を蒔いていたものです。

夏に葉っぱが見えなくなりそのままだったものが、今年の春先からまた、葉が大きくなり期待していました。

ところがまたも夏に葉っぱが行方不明に。

葉っぱを目撃した辺りを掘ったのですが、見当たりませんでした。


畑の草の整理をしないといけません。

鎌で草を刈りこんでいた時でした。

小さなかわいらしい葉っぱを発見。

ついに2回目の葉っぱ発見です。

少し掘ってみると、茎の径が15~20mmのゴボウさんが覗いていました。

今年は朽ちにできないかと思っていましたが、これでお正月のおせちに何とか使えそうです。

たのしみですね。


そばができたぞ~!

2014年11月23日 | 農業


ちょっと分かりにくい写真です。

これ、蕎麦を植えた場所です。

広さにして30坪あるかなか。

しかも、実際種を蒔いたのはその半分。

なぜか?

蕎麦専用になっている畑なんですが、蕎麦を蒔くまでは草ぼうぼう状態なんです。

そのため、草を刈ると後の処理が大変。

また、出来るだけ土をいらわないで自然のまま作りたいと、草を刈ると横へまとめておきます。

普通は、耕し溝を作り租間の実を蒔くのですが、草を除いた後に蕎麦の実をそのまま蒔きます。

土の代わりに草を掛け、鳥の眼を欺きます。

これ、結構効果があります。

左端に竹に布を取り付けた杭が分かりますか?

自分で植えておきながら、草が生えだすと分からなくなることがあるので実を蒔いたところが分かるようにしています。

毎年、次年度のそばを蒔くために栽培しているようなものですが、やはり収穫となると嬉しいですね。

今年はどのくらい採れるかな?

早く石臼を何とかしないといけないんですが・・・。

生き抜く力

2014年11月22日 | 農業


今の山でお世話になるきっかけは、空き家探しで飛び込んだ家の方が地元の世話役に口をきいて下さったからです。

そのお孫さんが、大学を出た後農業に従事され3年が経ちました。

そのお孫さんが、ヤマイモづくりをされ、種芋をくださったのが我が家のヤマイモづくりのきっかけでした。

このヤマイモづくり、2度楽しめるのです。

1度目は、「むかご」。

丸い実が出来るのですが、これが美味しいのです。

お酒が飲めない私ですが、素揚げして塩をパラパラとしたものがつまみに最適です。

小粒のむかごをお米の中に混ぜ炊くと「むかごごはん」の出来上がり。

2度目は、このヤマイモさんです。

すりおろしてアツアツごはんにのせ酢醤油をかけ、一気にかき混ぜ食べる。

至福の時です。

畑は雨が降れば、グズグズ、天気になればカチカチの赤土。

作物にとっては、中々厳しい中での結果です。

どんなに過酷な所でもその場所で一生懸命生き抜く。

どんなに草が生えようと、人間のように戦争もせず、共存しながら。

自然の中には学ぶところが沢山あります。

結局・・・

2014年11月21日 | 農業


昨日は、実に田んぼの脱穀をチマチマとペットボトルを使ってしたのですが、・・・。

奥から急遽「大豆を脱穀したい。」との連絡が入り、結局足ふみ脱穀機の登場となってしまいました。

この脱穀機、何年物でしょうか?

「使わないから持って帰っていいよ。」といただいてきたものです。

足の一部がシロアリに食べられ、グサグサと不安定になっていたのですが、何とか直し今に至ります。

私から言えば、じいちゃんの時代のものでしょうか?

でも、中々働き者で頑張ってくれます。

私の方が先にダウンするのが常です。

今日は、何とかすみましたが、良く考えると奥が「まだ一部しか持ち帰っていないいお。」という。

私も大豆はまだ残っているし、蕎麦も天日干しが終わったら残っているし・・・。

今年は年末近くまで活躍しそうです。

お互いにいたわりながら動かなくては。

ミニたんぼの脱穀

2014年11月20日 | 農業


我が家の小さな田んぼの稲刈りが済んでから、2週間余り。

天日干しは、スズメさんの波状攻撃があり、軽トラの助手席で行いました。

いよいよ脱穀をすることになりましたが、脱穀機を出すのは大変。

と言うことで、ペットボトルで脱穀を行う事になりました。


ペットボトルの中に穂を差し込みます。

蓋で押さえながら茎を引っ張りました。



今年は、防鳥ネットをしていましたが、穂がネットに引っ付いてしまいスズメさんにかな有り食べられていました。

おかげで収穫量は散々。

特に「こしひかり」は、少なかった?


ど根性だいこん

2014年11月19日 | 自然


野菜とは、野に咲く菜もの。

かつて人間が、自然に生えていた植物を、好きなものを選別し、その地で育んで育てたもの。

時期に合わせ、種を蒔き、水をやり、草に負けないように管理する。

これが、今の野菜作りです。


発泡スチロールの田んぼの防鳥ネットを外したところ、田んぼの際からなにか大きなギザギザした葉っぱが覗いていました。

良く見ると、大根さんのようです。

こんなところになんだろう?

植えた覚えはないのですが?

冬から春になり田植えをするまでは、野菜くずなど何でも放り込んでいた田んぼです。

奥に聞くと、「以前菜の花が咲いて枯れたものを入れといた。」よと。

もうそれしかありません。

それにしても、地面と箱の辺りから顔を覗かせています。

ネットがある間は、草としか思っていなかったのですが・・・。

栄養も何もない住宅地で頑張って顔を出したダイコンさん、と思っているのですが。


過酷な自然の中で、自らの子孫繁栄のために、今できる事を精一杯こなす。

一度は掘ってみようかとももいましたが、最後まで見届けてやりたいとまずは記念写真。

いつ、掘るか?掘りたいし、見守ってやりたいし、あ~っ!どうしたら良いの?

ハムレットの心境です。

こんにゃくづくり

2014年11月15日 | 食品・材料・料理
こんにゃくさんは、すっかり倒れてしまいました。

これから春先まで、コンニャクづくりです。

コンニャクを作るに当たり、「美味しいコンニャク食べたい。」、山の師匠に聞くと木灰汁を使うと美味しいコンニャクができる。」と言われました。


ここからは、知人からの聞きかじりです。

コンニャクには、袋を開けると「魚臭」とも言われる独特の臭みがありますが、トリメチルアミンと言う物質が原因だそうです。

こんにゃく芋が作り出す物質で、生芋も当然この臭みがあります。

ですから昔はかなり臭かったようですが、最近の製粉はアルコール精製を行い匂い細分はかなり取り除かれています。

しかし、市販のコンニャクはかなりの臭みがあります。


それが、あるものを使うと臭みがなくなるそうです。

それが、藁。

稲の藁なんです。

藁を焼き、灰をお湯につけ、お湯をザルで濾した灰汁を使うそうです。

一度灰汁を取って挑戦したいと思います。

アミの塩漬け

2014年11月14日 | 食品・材料・料理
この時期になると、必ずつくるものがあります。

アミの塩漬けです。

アツアツのご飯の上に置いて食べるあの時の気持ち、言葉に言い尽くせません。

地元漁師さんの話によると、「昔は誰も食べてなかった。わしらが取り出してから瀬戸内のモンが食べ出した。」そうです。

最近は、買う人が少なくなった?のか、取っても買い取ってもらえないと嘆いておられました。


アミの塩漬け以外にも、大根に入れ醤油で味付けした煮つけがまた美味しい。

冬にはなくてはならない一品です。


皆さんもぜひ一度ご賞味あれ。


アミの塩漬け(岡山県HPから拝借)

材料
【材料】
・アミ 100g
・塩 15~20g
・ゆずの皮 適量
・酒 適量
・みりん 大さじ1

作り方
• ざるにアミを入れて酒をふりかけて洗い、水気を切っておく。
• ゆずの皮はみじん切りにする。
• ボウルにアミとゆずの皮を入れて塩をふって混ぜ、みりんをふって密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存する。
  ☆2週間目頃からが食べ頃です。
  ☆長期間保存する場合は、塩を多めにふり密閉容器に小分けにすることをお勧めします。