炊き上がったら後は10分程蒸らすだけ。
もう、いい匂いはするし、給食時間が近づくし、もう待てないー!
いよいよ、蒸らしも終了!
「蓋を取るよ!」と言うと、ヵウントダウンが始まりました。
「3、2、1、オープン!」と。
蓋を取ると、「プ~ン」と炊き上がったいい匂いが広がります。
「おいしそう!」、「お腹が減ったー!」、「早く食べたいよー!」色々な声が上がります。
ここで園長先生の大事な仕事があります。
そうです。
検食です。
異常があれば食べる事は出来ません。
どうかな?
「う~ん、お・い・し・いー! 異常なし。みんな食べられますよ!」と園長先生。
「わー!園長先生だけずるいー!」と園児たちから大ブーイング。
仕方ないですね、「園長先生、皆もいいですか?」と私。
「ハイ、一口ずつね。」と。
担任の先生から、お箸で手の平に置いてもらい「パック」と一口。
「すごーい。」、「おいしいー!」、「いえのごはんよりおいしい!」といろんな声が聞こえます。
そんな時、もらえる順番を待っている園児が何か発見しましたよ。
はい、それは自分たちが育て収穫したお米さんたちです。
白米の中に、少し「茶色」や「緑っぽい」お米があったのです。
玄米さんですね。
こども達が収穫できたお米は少量のお米の為、精米することが困難。
玄米のまま炊いたのです。
炊き上がった時、自分たちのお米が分かるのもいいですね。
園児たちの感動が良く伝わってきます。
炊き上がったばかりのごはんは大きなボールに入れます。
ボールへ入れていると、羽釜の縁に硬いものが。
「おこげ」さんが。
美味しそう。
ここで園児たちは、お握りを握る準備に教室に戻ります。
「早く教室に戻るよー!」と先生の声に猛ダッシュ。
園児たちのテンションはもうMAX。