山の自然

身近な野山の花、虫や鳥たちの写真を撮ってます。それと農業も。

物々交換

2016年10月31日 | 農業
山の畑では、山芋さんとコンニャクさんを育てています。

山芋さんは、可哀そうに草まみれの中・・・。

コンニャクさんも似たような環境?の中でしっかりと生き抜いていました。

前回行ったときは、葉の色は変わりかけていましたが、まだ茎はしっかりと立っていました。

今回はすっかり倒れてしまい、茎は黒くなり萎れてしまっています。

近所の方が、「コンニャク玉を2つもらえんかな?」 と。


早速試験掘りを行います。

茎がすっかり黒く、ミイラのようになった場所を掘ってみると、直径は25cm程になったものが出て来ました。

出来はなかなか。

その見返りに、すっかり終わってしまった稲刈り後に出てくる「スクモ」つまり、もみ殻をトラック一杯もらうこと。

お金はなくとも、物で物々交換。

欲しいものを欲しいものと交換する。

これって、これからの時代にいいかも。

運動会

2016年10月30日 | 食育
孫の一女の運動会でした。

朝からちょっと寒かったです。

その上風が強かったです。

大人からすると肌寒い日でしたが、子どもたちは元気いっぱいです。

小さな保育園の運動会。

毎日、よく歩き、よく運動をし、体幹をしっかりと鍛えているようです。

孫の一女は、少し細めの女の子ですが、毎日の運動の成果でしょうか、ふくらはぎの筋肉もお父さんの足そっくり。

しっかりと平の筋肉が付いています。

女の子ではありますが、筋肉モリモリ、たくましい姿に。

5段の跳び箱も足を一杯広げ、一気に飛びます。



走れば、速い、速い。

走る姿は、オリンピック選手のよう。

4年後の東京オリンピックには、ちょっと間に合わない?

この運動神経、じぃじぃのDNAを受け継いている?

すっかり鼻の下をしっかりと伸ばしきっているじぃじぃでした。

ちいさなシェフ

2016年10月29日 | 食育
明日は土曜日、孫の一男くんが我が家へお泊り保育に来ました。

最近は、妹の二女も付いて来るようになりました。

台所で楽しそうな声がします。

娘と孫の二女が夕飯の用意をしています。

孫の二女は、二歳と9カ月ですが、一人前のシェフ?きどり。

まな板の上で、ゴボウさんの皮をむいでいます。



皮が取れると、切ります。



この辺りまではよかったのですが・・・。

煮しめに炊くため、ゴボウ斜めきりにするのですが、包丁と指が異常接近!

「あぶない!」と思わず声が。

娘曰く「大丈夫。指を切ったらわかるから。」と。

私は娘に任せ、自分の部屋へと戻りました。

食事に下りると、やっていました。



ちょっとピンボケですが、小さなモミジの手にカットパンが・・・。

一気にお母さんが恋しくなってしまいましたが、「ゴボウ切れたよ。わたしのゆびも・・・。」とだんだん小さな声で。

「ごぼうさん、上手に切れたね。」というと、「そう。じょうずなんだから。」と上機嫌。

「ほうちょうは、あうないよ。」とは、二女。

痛い目をすると、何が危ないか、して良い事悪い事の第一段をクリアしたようです。

頼もしいですね。

過去最長不倒距離

2016年10月28日 | こども
来月の11月6日(日)に岡山ドームで、子供祭りが開催されます。

この祭りに参加させて頂きだしてもう5回目になるでしょうか?

今年も、牛乳パックとストローを使い作る「パックトンボ」と「折り紙飛行機」を子供たちと作ります。


おりがみ飛行機は、いろいろインターネットを駆使し、新しい形を探しました。

即席でおりがみ飛行機を折っても、「25mは飛ぶ飛行機」があることが分かりました。

早速、インターネットで検索すると、有りました。有りました。



このスリムな姿。

調節しながら何回か実際に飛ばして見ると、だんだんと距離が長くなってきます。

最初は、10mほどだったものが、最後には「25m」を何とかクリアできました。

それにしても、これだけ飛ぶと何とも言えませんね。

子供だかりでなく、大人たちもすっかりはまってしまいますね。


子どもたちへの想い

2016年10月27日 | 食育
おこげも美味しいー!。

いよいよお握りを握りますよ。

先生にサランラップの上にご飯をよそってもらい、遂に握ります。

ラップを集めて、巾着のようにして丸く丸める子。

丁寧に畳んで、三角に握る子。

おっと、こちらの女の子は、さらに上を指で押さえています。

どうしたのでしょうか?

出来たのは、女の子の大好きな「ハート」ガタです。



丸くしたかと思うと、上から押えてピザ風に。

出来上がったらみんなで、グランドに出て遠足シートを敷いて青空の下で大きな口で「パクリ、パクリ」。

あっという間に食べて次のお握りをお代わりです。

「いえのごはんよりおいしい。」とおかわり続出です。

これだけ喜んで食べてくれると、こちらは感謝、感激です。


稲作りは、籾を水に漬けてからおにぎりパーティーまで半年間かけての体験でしたが、よく世話をしながら「おいしいおこめができるように。」と声掛けをし、まるで自分の子どもを育るように手を掛けてきました。

食べてみると、今までで一番おいしく食べる事が出来たようです。

また、仲間と一緒に仲良く助け合いながら水やりなどもししたよ。

育てていく過程で、虫や草などいろいろ観察しながら、稲の茎や葉を束ねた筆を使い、観察した稲を描いたりと五感を使い一杯感じたことを表現していました。

これからもこの体験を、小学校へ行っても活かせてもらいたいものです。


なんとも美味な

2016年10月26日 | 食育
当然子供たちは欲しがりますよね。

「ちょっとだけよ。」とわたし。

少しづつ、口に入れてやると、「すげー。おいしい。」と。

「あま~い。」、「地球位美味しい。」、「無限大暗い美味しい。」、「家のより美味しい。」などいろんな表現が出てきましたが、共通していることは、とにかく「おいしい。」でした。

色々な表現がありましたが、「無限大」とはよく言ったものです。

早速、ボールへ出来たてご飯をよそい、各クラスへおすそ分けです。

最後のこった「例の物」をボールに入れます。

「例の物」?

これが「例の物」です。



「おこげ」ちゃんです。

子供たちに言わすと、「ポップコーン」の匂いだとか。

聞き出すと、子どもたちの表現はまさに「無限大」です。

どんなご飯?

2016年10月24日 | 食育
火を中火にして7分あまりすると、火を落として蒸します。

香ばしい匂いがします。

なんだ?

「キャンプの時に炊いたご飯の匂いと同じだ。」子供たちはよく覚えていますね。

何でしょうね、楽しみです。

蒸す時間が過ぎましたよ。

さあ、蓋を開けてみましょう。

ふぁ~!



湯気が上がると何とも言えないご飯のいい香りがします。

炊き立てのご飯をゆりわに移す前に、恒例の作業があります。

園長先生に兼職していただきます。

「うあ~、お・い・し・い。何でこんなに美味しいの?」とは園長先生。

「園長先生だけ?、ずるわ~。食べてみたいよ~。」

子供達も食べてみたいですよね。







はがまのなかは?

2016年10月24日 | 食育
蓋をあける前に、まずは湯気の匂いを嗅ぎます。

「クン、クン」、「いいにおいがする!」。



みんな、ワクワク感が高まってきます。

それでは、いよいよ「オープン」。

パァーとあけると、「うわー!」と歓声が上がります。

「プ~ン」と良い匂いがします。

羽釜の中を見ると、「グラグラ」と大きな音とともにシャボン玉のような泡が見えます。



いつもは電気がまで炊くので、こんな中の状態を見るのは初めてです。

普通は、「あかごが鳴いても蓋とるな。」と言うのに、開けちゃいました。

子供たちに見てもらいたいのと、中のお米を混ぜる事により均一に炊き上げるためです。

この方法、実はある老舗旅館の女将に教えて頂いた、美味しく炊くためのマル秘テクニックです。

再度蓋をし、火を中火にして7分。

そうこうしていると、何か香ばしい匂いが・・・。




目で見て、耳で聞いて

2016年10月23日 | 食育
紙の薪に火を付け、燃えがると細い気に火が移ります。

木に火が十分が付くと、太い蒔きを入れ火力をアップします。

最初の頃は、薪からの煙で目が痛い!

わざわざ蚊取り線香をつけ風向きを確認して竈の口の方向を決めたのですが・・・。

そうこうしているうちに、羽釜と木の蓋の間から白い煙が?

「じいじ、ちがうよ。それは、湯気だよ。おとうさんのおじいちゃんにおしえてもらったことがあるもん。」とひとりの子どもからの声が。

そうですね。

煙でなく湯気が出てきました。

何かブクブク音がしています。

おっと、ちょっと油断していると、今度は吹き零れてきました。



ご飯の炊き方は、「はじめチョロチョロ、なかパッパ、赤子が泣いても蓋とるな。」と言われていますね。

ところが我が家では、「蓋」を取ります。

子どもたちを竈の周りに集め、準備完了。

さあ、蓋を取るよ。

美味しいご飯が炊けます様に

2016年10月22日 | 食育
子供たちが紙の薪を入れると、細く割った木の薪を竈の中に入れます。

いよいよ火を付けますよ。

それでは、ここから現場を実況中継します。

どうぞ!


こちらは、保育園園庭です。

ただ今から、ご飯が炊けるまでの現場中継を行います。

子供たちの紙の薪の作り方はどうでしたか?

いや~、なかなか上手でしたね。

新聞紙を半分に切り、それを半分に折り、もう一度折りますよ。

折れたら、ちくわのように丸くクルクルクルと丸め、少し雑巾絞りをします。

この微妙な力加減が必要なんです。

弱いと、ねじれが戻ってしまいます。

強いと硬くなり過ぎ、火が付きにくくなります。

今回はちょっと強めな紙の薪でしょうか?


そうこう言っている間に、薪もセットされました。

おっと、火は着火マンでなく昔懐かしいマッチさんの登場です。

上手に使えるんでしょうか?

さすが、年季の入った「ばあば」です。

一発で、紙の薪に着火。



子どもたちから「うぉ~」とどよめきが上がりました。

思わず、ばあばも顔がほころびます。

昔の人は中々やりますね。


「そんなことぐらいで、鼻を長くしていると、火が消えるよ。」とは、じいじ。

とんだところで、じいじとばあばのバトル開始か?

子供たちの前です、お互いに押えて、押えて。


バトルはいいから、先に進んで!

大変失礼しました。

火がだんだん強くなり始めました。

さあ、どうなるんでしょうか?


紙の薪

2016年10月21日 | 食育
羽釜を鎌後にセットしましたよ。

次は火を付ける番です。

ここで、子供たちに火点けように、新聞紙で紙の薪を作ってもらいました。

新聞紙を半分に切り、半分に折ります。

もう一回。

今度は、クルクルクルと丸めてかるく雑巾絞りです。



出来た紙の薪は、井型に置きその上に細い蒔きを置きます。

竈の中には、子どもたちに2本づつ入れてもらいます。



上手く入れる事が出来浮かな?

いよいよ おにぎりパーティー

2016年10月20日 | 食育
精米出来たお米さんは、ボールに入れて洗います。

お米がこぼれないように水を切ります。

羽釜に洗ったお米を入れ、水を入れます。

ドンドン子供たちのお米さんを入れるので、いくら入ったか分からなくなりました。

さあ、困った!

水をどのくらい入れたらいいのかな?

「ばあちゃんが、手を入れていたよ。」と。

良く聞くと、田舎のおばあちゃんが羽釡で炊いていたのを見ていたようです。

そうですね。

手を入れ、男性は手の甲まで、女性は手首まで水を入れたら良いのですね。

後は炊いて、自分の好みの堅さにするのにどこまで水を入れたら良いか決めたらよいですよ。

いよいよ、羽釜にお米さんと水を入れたら蓋をして竈にかけます。


玄米から精米に

2016年10月19日 | 食育
みんなと一緒に板をこすりながらの籾摺り、全部は中々全部終わりません。

なので、昨日の唐箕の左にある小さな籾摺り機械で一気にします。

スイッチを入れると「あっ」というまに出来上がり。

「はや!」、昔の人がしていたころの苦労を知る子供たちです。


籾摺りが終わると、精米です。

精米と言えば、小さいころ田舎で一升瓶に玄米を入れ、棒でよく搗かされました。

今回は、500mlのペットボトルのなかに玄米を入れ、棒で搗きます。

白米になるまで搗くには時間がかかりすぎるので、一人10回づつに超短縮。

余りにも短すぎますが、ペットボトルなので静電気で周りに糠が付くので、それを見てもらいます。

精米が出来たら、いよいよお米さんを時が来ました。

翌日は、みんな一番楽しみな「おにぎりパーティー」の日です。



籾の服を脱がすと・・・

2016年10月18日 | 食育
唐箕さんに何回かかけると、すっかり籾さんだけになりましたよ。

でも、まだ「籾殻」と言う服を着ています。

これを脱がしてあげないと、玄米さんにはなれません。

そこで登場したのが、板です。



2枚用意します。

1枚をおきます。

次に籾さんを置きます。

最後に板を上に置き、グルグルと回します。

「きー」、「きー」と高い歯が浮くような音がすると、何か感じが変わってきます。

板をのけてみると、籾殻さんと玄米さんがいました。

籾殻さんに息を吹きかけるとご覧のような玄米さんが見えてきました。



まだ青いものも見えますが、きれいな玄米さんの登場です。


分別

2016年10月17日 | 食育
脱穀が終わったら、ブルーシートのカバーを取り除きます。

そこには、四角の洗面器に一杯の籾が入っていました。

その横に落ちた籾も一粒づつ拾って入れます。

集めると、籾だけでなく藁屑もまじっています。

藁屑と籾に分けないといけませんね。

次の機械は?



写真の右側です。

そう、唐箕さんです。

上の逆四角形の中に籾を入れて行きます。

ハンドルを回すと、風が起こります。

上のバケットから少しづつおとしていくと、なんと左の四角藁が飛んで出ています。

と思ったら、下の鹿喰口から籾さんたちが滑り台を滑ったように勢いよく落ちてきましたよ。