山の自然

身近な野山の花、虫や鳥たちの写真を撮ってます。それと農業も。

生糸

2009年06月30日 | 食品・材料・料理


公民館で飼育していたかいこさんが繭をつくりました。

早いものは、繭から出てきています。

毎年、繭から糸にしているそうです。

今年は、三人で糸取りに挑戦です。



繭から糸にするためには、沸騰したお湯の中に繭を入れ、ほぐして糸の始まりを探すのです。



茶筅を使い、糸の先を探します。

引っかかった糸を引っ張り上げ、送り出します。



知人からお借りした糸巻き機に巻いていきます。

最初は、かたまりになった糸が、そのうちに2~3の繭から出た糸をつぐんでいきます。

余りにも細すぎて、老眼では見えません。

手に当たる触感だけが頼りです。

気を付けても指に引っかかったりして切れる事も・・・。

本来なら貴重な「絹糸」となり、綺麗な生地に変身していきます。

今年は、切れ切れになってしまい、糸としての機能は果たさなくなりましたが、来年は糸を染め、ひも状に編んだ作品をと楽しい話題に花が咲きました。

と言うものの、繭の中には「サナギ」ちゃんが・・・。

ごめんね。

あなたは、綺麗な絹糸に変身すのよ。

来年もよろしくね。


日本のハーブ

2009年06月29日 | 健康


5月・6月は、ヨモギのシーズンです。

ヨモギは、草餅に入れてよく食しますね。

我が家は、若葉を採ってきて干します。

干したものを、無農薬のほうじ茶の中にブレンドして飲みます。

布袋に入れ、お風呂の中に浮かべます。

「ヨモギ」には、いろいろな効能があるようです。

渋に含むカフィタンニンには収斂と止血作用があり、皮膚のカユミを抑える働きがあるそうです(アトピー性皮膚炎、老人性皮膚掻痒症)。

カルウムは過剰に摂りすぎたナトリウム(塩分)を排泄し利尿効果があり、動脈硬化や高血圧を予防。

食物繊維、ミネラルなどにより便秘、肥満の予防。

花粉症や老化防止につながる活性酸素(過酸化脂質)抑制作用があるといわれています。

ガンに効果的だという研究報告(東大伝染病研究所・小島保彦博士)もあり、それによればインターフェロン・インデューサー(インターフェロンを増やす物質)を発見し、マウスで実験したところ、ガンが縮小していくのが認められたといいます。

乾燥したヨモギの葉を煎じて飲むと、がんこな冷え性、生理痛、不眠、関節痛、高血圧、老化防止、美肌に効果的です。

ヨモギの薬湯は、昔から冷え性や神経痛に効くといわれてきました。

日本の「和」ハーブも捨てたものではありません。

草=薬?

ちょっと気になる「和」ハーブです。



池の一斉清掃

2009年06月28日 | 農業
  


今年は、雨が少なく、水の管理も大変です。

池の寄り合いが、毎週開催されています。

水を大切に使うためにも水路の管理は重要です。

今日は、池の恩恵を受ける住民総出の水路草刈り・清掃です。

水路周辺の草刈りをし、水路内の落ち葉などを揚げていきます。

池の護岸の草を刈り災害が起きないよう管理をしていくます。

この池は、村の約12haの田んぼをまかなっています。

水路もメイン水路は3本。

みんなで、順番に行います。

朝6時半から11時前まで、大汗をかきました。

地道な作業ですが、稲作りの中で一番重要な作業です。

この水がないと稲作りは出来ないんですもの。

大群襲来

2009年06月27日 | 自然


朝ゴミ出しに出たときの事でした。

公園の外周に植えてあるサザンカの花に十数羽のアゲハチョウが乱舞しています。

一生懸命に、蜜を吸っているではありませんか。

近づくと直ぐに飛んでいきます。

飛んでいるところを思うのですが、携帯電話のカメラでは、追いかけると線だけになってしまいます。

やっと何枚か写す事が出来ました。

昔は、モンシロチョウが多く、こんなに黒い色をしたアゲハチョウは余り見なかったと思います。

今まで仕事に明け暮れ、目につかなかった事が、最近は目にとまるようになりました。

町でも自然に接する機会はまだ残されているようです。

出来るだけこの環境を維持し、住みやすい状態を続けてやりたいものです。

結局、人間にも過ごしやすい環境を守る事につながるんですよね。

ホタルブクロ

2009年06月26日 | 自然
    


この時期になると、私の好きな花が咲き始めます。

可憐で乙女のようです。

その名は、ホタルブクロです。

我が家の山にある花は、「白色」ですが、「えび茶色」もあります。

山野に見られるキキョウ科の植物で、正式には、ヤマホタルブクロと言います。

ホタルブクロとの違いは、萼片の間がこぶのように盛り上がっているところです。

この名前には色々な説があるようですが・・・。

花の中に入れ、ほのかに輝くホタルの淡い光を見る事を思うと、何ともいえない神秘的な感じになります。

実際に入っている姿を見てみたいものです。

父の日

2009年06月25日 | 食品・材料・料理


6月20日は父の日でしたね。

すっかり忘れて、山の田んぼの中で草を取っていました。

突然、息子夫婦が来訪。

「どうかしたの?」と言うと、およめちゃんが「今日は父の日だからこれを持ってきました。いつもありがとうございます」と。

袋を開けてみると、な、何と、何だと思います?

う、ふっふ。

じゃ~ん。

それは、大好物の「どら焼き」で~す。

しかし、普通じゃありませんよ!

大きさは、なんと直径20cm、重量は300g?

あんこだけでも200gは軽く越えているようです。

ちょうど、甘いもののエキスが切れて困っているところへの差し入れです。

なんとタイミングがよいのでしょう!

「みんなには、直径5cmくらいのどら焼きを作ったんですが、お父さんはそれでは直ぐ無くなると思って、少し大きめ?を作ってみたんですよ」とおよめちゃん。

さすがは良くできたおよめちゃんです。

ありがとう。

また、来年もお願いしますよ!

期待していま~す。

ああ~、美味しかった。

落ちてくるほっぺたを支えるのに苦労しました。

弥生の布を織る

2009年06月24日 | 衣料
   


今までは、「食」の事ばかりでしたが、「衣」について挑戦する事になりました。

知人から、岡山県古代吉備文化財センターでのイベントを教えてもらい、初挑戦となりました。


織物とは「経(たて)・緯(よこ)」に組み合わせて編まれた布の事を言うそうです。

織物は、今から2,300年ぐらい前から、朝鮮から布を織る技術が伝わったそうです。

それにしても、「機(はた)」を使い、糸を寄り、布を編むと言う技術を考えた人はどのような人類だったのでしょうか?

脳みその重量はその当時より重くなっているのか知れませんが、我が脳みそは古代の人たちより劣っているようです。

使い方を教えて頂き、早速実践です。

事前に縦糸は準備して頂いたものを使用しました。

やってみると結構難しいもので、糸の引っ張り方で、幅は変わるは、糸の詰まりは変わるは・・・。

悪戦苦闘しながら2時間かけて長さ20cm程度の織物が出来ました。

いずれにしても、歪ではありますが、出来たときのこの喜びは何ともいえませんでした。

これを機会に「糸」を如何に集めて織物を行うか?

まずは、「原始機(げんしばた」の設計図を作成しなくては?

また、また、物好きの「虫」が動き出したようです。

最新式除草機?

2009年06月23日 | 農業


6月初めに田植えをしてはや三週間余りたちました。

稲たちも大きくなっていますが、水不足のため、田植え後田んぼの水を抜いて干すことが出来ませんでした。

そのため少しいつもの元気が無いようです。

草たちは、稲に負けないで、水の中から芽を出しかなり大きくなっています。

ここでほっておくと、稲さんたちより早く大きくなるので、新兵器の登場です。

昔から使われていたものですが、最近は見かけなくなりました。

稲と稲の間を押して行きます。

抜かるみ足を取られながら、押していきます。

爪が回転して草を土の中に押し込んでいきます。

本当は更に手前に引きます。

そうすることにより草が水面に浮き、枯れていくそうです。

ふらつきながら進みます。

お腹に力を入れながら押します。

一往復すると息が切れます。

休憩したらもう一往復。

稲穂が垂れる姿を思いながら。

秋が楽しみです。

日本の伝統文化

2009年06月21日 | 健康
栗と言えば、村人から教えて頂いた話をちょっと。


うるしにかぶれ村人が、栗の葉を水で濃く煎じて湿布したら十分ほどでかゆみがとれ、床につく前にもう一度湿布したら、それきりでなおったそうです。

やけどには、実を黒焼きにして、ゴマ油でねってつけるそうです。

魚の中毒には、生グリを渋皮のままかみ砕いて、吸っているとか。

「昔は、医者に行けなんだから、なんでも野に有るものを使って直していた。」そうです。

昔の人たちは、自然の中から経験的に対処する方法を授かっていたようです。


もう一つおまけに、耳寄りな情報が・・・。

いがを黒焼きにして、ゴマ油でねって「頭」に付けるそうです。

初めのうちは、「こんなごとくらいで毛がはえるのだろうか?」と疑いましたが、だんだん用いているうちに、細い毛がぞくぞくはえてき、なお続けて用いたところ、わずか二、三ヶ月で20cmくらい伸びたそうです。


作り方は簡単です。


あきカンのふたのあるものに、いがを入れ、火の上におき、黒土のように黒こげになったらおろし、さめてから粉末にします。

ゴマ油一合(180cc)の中に、いが十個分の粉末を入れてよくまぜ合わせ、一回に茶さじ一杯くらいずつ、一日に二、三回頭の地にすりこみます。


つい先日、私の頭も子供に「何時の間にそんなに薄くなったん!」と言われてたところです。

やってみよか~な~・・・。




木々も

2009年06月20日 | 自然

桃栗三年、柿八年と言いますが、我が家の山栗は、この地来て何も知らずに草刈りの時切ってしまい、やっと三年前から実が付くようになりました。

今年も花が咲き始めました。

栗の花の匂いは特有のもので、ぷーんとあたり一面に漂ってきます。

ふさふさとした白い玉のような花が咲きます。

このふさふさしたものは雄花で、たくさんの雄花の中に、目立たない雌花があります。

全ての雄花の付け根にあるわけでないのですが、雄花の付け根の所に、5㎜ほどの小さな雌花がひっそりと咲いています。

どこにあるのかな?

今年は見あたりません?

これから咲くのかな?

楽しみに待っています!

自然の営み

2009年06月19日 | 自然
   



昨日は、「はと」さんのお母さんを紹介しましたが、この時期は自然界ではベビーラッシュです。

春先には、アカガエルが卵から孵りオタマジャクシに、と思ったらトノサマガエルは、仲良くチュチュ。

苦手なヘビさんもこのところ小さな赤ちゃんに遭遇する事が多くなりました。

田んぼでは、とんぼの新婚さんが仲良く産卵していました。

二羽でしっかりと植えたばかりの苗にしがみつきながら、産卵しています。

我が家の田んぼは、今大にぎわいです。

無農薬で初めて五年目の田んぼです。

昆虫、鳥や動物もよそと違う事が分かるのかな?

昨年からツバメさんも良く来るようになったし。


自然の営み

2009年06月18日 | 自然
   
何処にいるか分かりますか?白い○のなかですよ! そう、ここですよ!一生懸命に卵を暖めてます。


我が家にはモクレンの大きな木があります。

そこに毎年、平和の使者が立ち寄ります。

5月になってから、モクレンの木の下に小枝が散乱するようになりました。

何かと思って上を見ると、モクレンの枝に小さな小枝を集めています。

今年も平和の使者が、愛の巣を建設中でした。

お父さんは、お母さんのために地震が来ても大丈夫なように、耐震設計をした巣を作ったようです。

風が吹いても、フワ、フワと、超高層の柔構造になっているようです。

お母さんも安心して子育てが出来そうです。

そう言えば、我が家の楽長が先月から岡山市ファミリーサポートセンターの子育て支援提供者として登録したので、「はと」さん、お出かけの時には、御一報を頂けたら、巣のお世話はするそうですよ。

新開発

2009年06月17日 | 食品・材料・料理


息子のお嫁ちゃんに桑入りの新しいデザートをお願いしました。

桑の実は、グツグツとジャムに変身。

でも、何時もと比べて何か変?

そう、何か変なんです!

何?

実も小さくなっています。

まあ、見て!食べてみて下さい!

桑の実入りパウンドケーキの出来上がりです。

桑の実と食感がいつもと違います。

なに?なに?う~ん?

どうしたのかな?

わかった!干しぶどうの感じ!

実が堅いので、小さく切って切っていたのです。


実は、桑の実を一生懸命枝を引っ張りながら採ったため、若い実が一杯付いた枝が折れてしまいました。

熟した実は、直ぐに採れたのですが、まだ若い実はそのまま枝に付けたまま熟すのを待ちました。

熟したのは熟したのですが、枝から外していなかったため、シワシワ状態になってしまったのです。

まだ、白くて堅い実、赤くはなったけど酸っぱい実、熟して甘い実と食感も甘さも違う三種類の実のコラボレーションです。

夢???

2009年06月16日 | その他
今月になって4回目でした。

毎日書いたつもりが、抜けているのです。

毎回、新しい記事を書いたら確認しているのですが・・・。

昨日も確認して終了したのに、記事が見あたりません。

写真も貼付したのです。

書いたつもりだったのかな?と思い写真を見ると画像フォルダーにあります。

狐につままれたような気がします。

年は取りたくないですね。

気持だけは、学校を卒業したときから変わらないんですけど・・・。


日焼け

2009年06月14日 | 健康
この所日差しの強い日が続いています。

長袖を着て作業を行います。

暑いとつい腕まくりをしてしまいます。

気がつくと腕は真っ赤。

夜になるとかゆくなってしまいました。

そんな事が三回も続きました。

そのたびに皮がむげて。

昨年までこんな事無かったんですが、何でこうなるんでしょうか?