山の自然

身近な野山の花、虫や鳥たちの写真を撮ってます。それと農業も。

共生

2014年06月30日 | 農業


5月の下旬に黒豆の種を蒔いて1ヶ月余りたちました。

前回、2回目に蒔いたところが発芽していたのですが、最初のところは発芽していませんでした。

最初に蒔いた種は、大きくとっておきの種だったのに・・・。

今回は、出ていました、出ていました。

分かりますか?

草に覆われてちょっとわかりにくいかな?

周りの草は、ブタクサが多いです。

ブタクサ?判らない? いわゆる「セイタカアワダチソウ」です。

この草は、根から他の植物の成長を止める物質をだすとか。

周りが、「セイタカアワダチソウ」だらけになると、逆に自分たちが出した物質で自滅するそうです。

とりあえず、黒豆さんが蒔けないように、周辺だけ草をカットします。

また出てくるかもしれませんが。

周りをこのままにするのは、草が成長することで、地面の水分が蒸発すしてくれることを防いでくれるからです。

一般の農家の方は、草を嫌いますが我が家では、貴重な肥料と保水のための貴重な戦力なんです。

来年草が育ってくれないと、肥料が供給できません。

と言うことで、黒豆さんとブタクサさんはお友達と言うことです。

黒豆さんが全部発芽しないのは、ブタクサさんが影響している?かもしれませんが、持ちつ持たれつ。

お互いが枯れない程度に見ていこうと思います。



きらわれもの

2014年06月29日 | 自然


私たちは、みんなから嫌われる存在なんです。

なんでかな???

必ず言われるの。

「くさいから嫌い!」って。

何もわざと匂いを出すわけじゃないのに・・・。

自分たちを守るために脅かしているだけなのに・・・。



そうなんです。

「かめむし」さんです。

匂いだけでなく、大きく実りはじめたら果実に「ブスリ!」と口の管を刺し、中の美味しい汁を頂きます。


農家さんには特に嫌われるんです。

お米は大好物。

琵琶など果実も。

この世の中、必要のないものはないと思うんだけど、僕って何に役立っているんだろう???

どっちもあかちゃん?

2014年06月28日 | 農業


この背高のっぽさんは誰でしょう?

実は、ニンニクさんなんです。

お隣さんがいらないからとくださったものです。

良く見ると、ヤマイモさんの葉っぱが付いています。

根元は?



ニンニクさん以外に、ヤマイモさんの赤ちゃんが付いています。

でもあまりにも細く、ミミズさんのようです。

このまま植えておくと、来年は大きくなって収穫できるかな?


たいへんだ~!

2014年06月27日 | まご


孫たちも喜んだ桑の実の収穫でしたが、ちょっとしたハプニングも。

喜んでトラックの荷台から手を伸ばし桑の実を沢山収穫した孫。

「味見してご覧。」と言うと「パク、パク」と一生懸命口に運んでしました。

「甘くておいしい。」と。

ところが、しばらくすると急に大きな声で泣き出しました。

「どうした、どうした?」と私。

「じぃ、じぃ、血が出た。わぁ~、わぁ~。」と泣きやみません。

見せた手、実はこの手でした。

桑の実を取るのに一生懸命で完熟の実を手で握ってしまい汁が付いてしまったのです。

説明してやると、「本当だ、血なのに痛くない。あ~あ、良かった。」と孫。

ビックリしましたが、思わぬ声。

それにしても、子どもの表現力にびっくり。

くろいダイヤ!

2014年06月26日 | 自然


山の自然からは色々な恵みを頂けます。

年が明けると「蕗の薹」に始まり、「つくし」や「ワラビ」に「ぜんまい」。

実になるもと言えば、何と言っても「くわ」の実です。

「もうボツボツ取れる時期だよな~。」と思いながら行きますと、すっかり熟しています。

しかも多くの実が。

一粒口に入れると、何と甘いんでしょう。

今までで一番の甘さです。

色と言い、味と言い、「山の実のダイヤモンド」ですよ。

急遽、息子のおよめちゃんと娘たちを呼び出します。

もちろん孫も一緒に。

孫たちは、軽四トラックの荷台から一粒づつ取ります。

袋に入れるのと、口に入れるのとどっちが多いのか???

手が届かないところは、竹の長いさおで揺さぶって取ります。

大きな買い物袋に一杯。

過去最高収穫量です。

本来は、自分で桑の実ジャムを作るところですが、この後遅くなったお茶の葉を収穫しないとおいけないためジャムはおよめちゃんたちにお任せ。

早く食べたいな。

か・わ・ゆ・い!

2014年06月25日 | 自然


6月から月にかけて咲く花。

山の花の中でも好きな花の一つです。

そう、「ほたるぶくろ」です。

白い可憐な花ですね。

ほとんど白色ですが、たまに赤紫色の花もあります。


ホタル語源で調べてみると、

火垂る(ほたる)”

これは”火を垂れさげる”意。

昆虫のホタルは、尾部の発光器から発する冷光が火をさげたように見えるので、”火垂る”といわれ、ホタルとなった。

別に「星垂る」が語源だという説や、提灯を「火垂る袋」という 説も。


草の中で、負けないようにひっそりと咲いています。

その姿は、やはり蛍がお尻から冷光を放っているように見えますね。

ほっとする時間です。

共存共栄

2014年06月24日 | 農業


「僕は何処にいるでしょうか?」

何処から聞こえてくるの?

草だらけで誰が言ってるのかも分からないですよね。

白い輪の中を見てください。



分かりましたか?

今年4月11日に書き込みさせて頂いた「ごぼう」さんです。

もう、すっかり草さん達とお友達になってしまいました。

良くなじんでしまって分からないでしょ。

草さんたちがいてくれるおかげで、雨が降らなくても何とか水分が確保されているの。

だから、栄養分も仲良く半分子にするんだ。

草さんがいなくなったら水分がなくなるし、来年の栄養がなくなってしまうからね。

お互い様なんだよ。

人間さんは、沢山収穫しようとして、草さんを敵のようにするけど、本当は優しんだよ。

相手の事をお互いに大事にしたらみんな争いもなくなるのにね。

いのち

2014年06月23日 | 自然


鳥の巣の中の「たまご」の事を書きたくて、結局何の鳥か書いていませんでした。

これは、「キジ」さんのお母さんだったのです。

この場所では良く鳴き声を聞いていました。

場所は、川原の畑なのですが、堤防の反対は田んぼが続きすぐ山があります。

一方反対側は、大きな川が流れていますが、山が迫っています。

「キジ」さんがいても不思議はありません。

勿論、「イノシシ」さんも良く来られますよ。

野犬もいるようですが、我が家の畑に巣を作るとはとてもうれしい事ではありませんか。

周りは梅の木畑や野菜畑になっており、畑は草はなくきれいです。

その中、自然に任せ草が多い私の畑。

草の管理が悪い?所有者の方が時々草刈りをして燃やしてくださったり。

でも、残っていた草の中で脈々と命が育っていたのです。


以前、山の畑で同じようなことがありました。

草刈の時、「ゴソ、ゴソ」と音に気づきめをやるとお父さんのキジさんがヨタヨタと走っていき途中から閉じたっていきました。

きっと、巣があって気づかれないようにお父さんが気を引いたのでしょうね。


鳥の世界でも、親はかけがえのない子供のために命を張っています。

最近の人間の親の仕打ち、自分たちの都合で我が子に手をだし命を奪うという記事が絶えません。

人間の親にも見習って欲しいものです。


6匹の赤ちゃんに合えますように。

がんばってね。

えっ、畑の中に!

2014年06月22日 | 自然


この中にびっくりしたものがあります。

何でしょうか?

分かりますか?


畑で草刈りを始めた時でした。

通路に沿って鎌で草を根元から力任せに刈り取っていたんです。

この草むらのあるところまで行ったとき、「ガッサ」と大きな音がしたと思うと突然大きな鳥が走りはじめました。

「ぎゃー!」と思わず声をあげてしまいました。

鳥は、茶色いマダラの色をし、羽を半開き状態で、ヨタヨタとしたそぶりで足早に梅の木の間へ走っていきました。

すっかり腰を抜かしてしまった私。



丸印の中を良く見てください。

分かりますか?

恐る恐る鳥が出てきた後を見ると、なんと可愛い「たまご」が6つあるではありませんか。



そう、お母さんが必死になってこの卵を守っていたのです。

私の鎌が、ちょうどお母さんの羽に当たるかどうかと言う位置に来るまでしっかりと。

怖かったでしょうに。

子どもを守る母は強しです。

断りをしながら、長い竹を打ち込み巣の周りを補修し、入り口だけ少し開けておきました。

遠くの方で、鳴き声が聞こえます。

いつもと違って、声の強さも大きさも違います。

お母さんが、「早くのけろ。」と言っているようです。

草刈もほどほどに退散です。

早く帰ってあげてね。


なかの良い3兄弟

2014年06月21日 | 農業


先日この写真を投稿しましたが、この写真も我が家の庭です。

これも、内緒で種イモを植えていたのです。

3日前に撮影したものですが、今日見ると新たな発見が。



良く見ると2個植えたと思っていたのですが、なんと3兄弟でした。

ここは、モクレンの木の下でちょっと木陰になっています。

コンニャクさんは、太陽がサンサンと降り注ぐところが良いと思っていたのですが、木陰が良いということを知りました。

と言うことで、2年前から我が家の庭に登場したということです。

町のあまり良くない環境にもかかわらず、文句ひとつ言うわけでもなく、淡々と(私が思っているだけ?)大きくなりつつあります。


ちょっと自己紹介を。

一番手前の葉が開いているのは頼りになるおにいちゃんの「一男」、後ろで漏斗のように手をあげているように見えるのはやんちゃの「二男」、そのすぐ右手に見える一本の棒のように見えるには私かわゆい姫の「一姫」です。

同じように埋めてもらったのですがさすがお兄ちゃん達、今どうすればよいか身を持って実践。

私もお兄ちゃんたちのまねをしていけば大きくなれそう。

秋を楽しみにね。


ばくはつだ~!

2014年06月20日 | 食品・材料・料理


今月初めに手掛けた「梅のシロップ」漬け。

この2日ほど見てあげる事が出来ませんでした。

今日見て見ると、大変なことに。

ちょっと写真では良く分かりませんが、ふたを開けてみるとサイダーを振った後のような状態でした。

そうなんです。

泡だらけだったのです。

何で?何で?

良く調べてみると、砂糖が早く溶けるように毎日かき混ぜた方が良かったようなんです。

溶けるまで混ぜていたのですが、十分水分が出てきたのでこれで大丈夫と思ったのが失敗の元でした。

実は、昨年同じようにしたのですが、砂糖ではなく氷砂糖を使用していたのです。

氷砂糖は、一度も混ぜなくても上手く出来ていたのでちょっと油断してしまったようで・・・。

トホホです。

結局梅を取りだし、火に掛け良くとかし再度瓶に。

取り出した梅は「ジャム」に。

今日はこの辺にして、さあ、「ジャム」作りです。

だれが考えたの?

2014年06月19日 | 食品・材料・料理


次は、この○の中を見てください。

ちょっと、この段階で分かる方はおられますか?

分かる方は、プロの方かな?

は~い、今私がはまっている「こんにゃく」さんです。

コンニャクは、食べる事が出来るまでに年数がかかります。

3~4年も。

今研究中なのが、コンニャクを固める材料です。

一般的には、「水酸化カルシューム」で固めるのですが、昔ながらの「灰汁」で固めたいと思っています。

昔のおじいちゃん、おばあちゃんは、いとも簡単にされるのですが、その「灰汁」のつくり方は体が覚えているだけで、詳細な分量が分かりません。

以前、「蕎麦」の灰汁で作ったときは何とかできましたが今年「稲わら」を使用した灰汁では見事に失敗してしまいました。

先人たちがされていたものを何とか復活したいとしているのですが・・・。

秋に新しいコンニャク芋が収穫出来たら再度挑戦です。

ジャックと豆の木???

2014年06月18日 | 農業


昨日も話しましたが、我が家の庭をちょっとご紹介。

私が植えて物はいろいろあるんですが、どうです?これは。

さあ、何でしょう?

「ジャックと豆の木」ならぬ「ジャックと山芋」さんです。

これは、むかごが余ったのでいろいろなところに蒔いたものの一部です。

元気に芽を出したのは良いのですが、上に登るための支柱をしていなかったので、ちょっとモクレンの枝に手助けしてやりました。

我が家の菩提樹のモクレンさんに絡む事が出来、これからは上に上にと・・・。

きっと昨年末に亡くなった父のところまで登っていくのかな?

被害者

2014年06月17日 | 自然


田植えをする前の発泡スチロールの田んぼです。

白い○の中の植物は何でしょう?

分かりますか?

これ実は、「蕎麦」さんなんです。

蕎麦を脱穀し、実を収穫した後の掃除をした時の葉っぱや茎をこの中に入れていたのですが、こぼれ種があったようです。

しかし、田植えを行うために抜かなくてはなりません。

どうしよう???

と言うことで、別の場所に移動します。



でも、ひとつ心配事が・・・。

我が家の庭は、私がいろいろと植えるものですから、奥に叱られるんです。

「これは庭ではない。原野だ。」と。

気づかれないように「そ~とね。」、皆さん内緒ですよ。

ささやかな田んぼ

2014年06月16日 | 農業


子供料理教室での田植えは終わりましたが、翌日は我が家の田植です。

大きな田んぼは所有者に返したのですが、発泡スチロールのささやかな田んぼでの田植えです。

でも8枚もある町の棚田です。

いつもは、「コシヒカリ」だけの田植だったのですが、今年は昨日植えた「ハブタエモチ」も植えました。



ちょっと小ぶりなのが「ハブタエモチ」。



こっちが「こしひかり」です。

さあ、今年は冷夏だといわれていますが秋はどうなっているでしょう?