芳賀明夫の思いつくままに

フィジーから帰国して

登米市政治の綻び

2008年03月11日 | Weblog
先月、浄化槽の一部が汚れているという検査結果を汲み取り屋が表に書いて郵便受けに入れて行ったが、どうするのかと思っていたら、今日、汲取車が来たので、汲取かと思っていたら、また、表が郵便受けに入っていて、全面掃除が済んだと記してあった。こちらが何もしなくても汲み取り屋が定期検査をしていて、問題があれば、きちんと対処しているのだ。多分年央になると、また役所の検査官がひとりで来て、何も問題ないのに、検査費用を1万円近く請求するであろう。たった5分程度の検査だが、役所の金儲け仕事につきあわなくてならない。検査といわれるものが終わると、問題ありませんでした、と尤もらしく言って帰って行く。良い時給だ。先日の汚泥水道水の垂れ流しに関して、水道料金を今月15%差し引くという市長の挨拶があった。また、そのあと直ぐに、証明できれば、損害賠償もすると言っていた。これは、議会開会中なのに市議会にもはからず、独断で決定したらしい。何か、小中学生の社会科の学習につきあっているような気分だ。そもそもが、今の市長は、歯医者なのだが、ゼネコンの社長が立候補したのに対抗して市長に推されただけのようだ。まだひどく若いし、なにも分からないままにこの3年を市長として過ごしたのだろう。周りに、きちんと補佐する人がいないのであろうか。気の毒ではある。

貧民国、日本

2008年03月11日 | Weblog
先日、三省堂神保町本店で、やっと、『登米物語』を置いてもらうことになった。昨年4月に本が出来てから、店頭に置いてもらうために1年間ずっと通い続けての結果だ。何か達成感もあるが、これを置いてもらうために通った費用の方が売り上げより大きいだろう。ちょっと矛盾した気もする。そのあと、同期の入社で最若年の木野君が1月に退職した、そのご苦労会に出席した。そこで出版界の現状を聞かされた。我々のいた会社は、儲かっていた頃に買った株などの資産が、6000億円ほどあるから、その売り食いで当分社員を養えるが、中小の出版社は、本の売り上げが、書店から支払われるのが、半年後だから、その間の運転資金を銀行にとめられたため、つぶれているところが多いのだそうだ。最近倒産した、インドのプーランの本を出した会社、草思社もそうらしい。政治の貧困が、多くの若者を貧民に追いやっていて、ものが売れなくなっている。昔、インドの話をすると、一様に、『あの貧乏な国』と誇らしげに日本人に言われたものだが、今や、その誇らしい日本も「あの貧乏な若者のいっぱいいる国」と言われるようになりさがった。隔世の感しきりだ。この登米市と言われる在郷、すなわち田舎でも、都会の金持ちが当局から狙われるように金が取れそうなところに役所が入り込んでは、税金という名目をつけて取り立てるようになっている。登米市自体が国からの借金で首が回らなくなっいて、回らない首を、あちらこちらまわして、金の獲れそうなところを探しているのだ。その良い例が、健康保険税だ。健康保険料ではない。これは、他の都県より高額に設定されているらしく、しかも、以前払わないでいて加入すると、税だからさかのぼって取り立てるという。以前、保険に加入していなくて、全額払って掛かった医療費はしかも戻らないのだ。もうひとつは、下水道だ。わたしは、外便所のし尿は、畑にまいていい肥料にしているが、こんな在郷で、下水道工事が行なわれ、無理矢理下水道を引かせようとする。その手口は、浄化槽の検査という名目で、高料金を取り立てるのだ。いやなら、下水道を引けというのだ。下水道にしたら、その汚水はどう処理するのか聞いたら、やはり、浄化槽の大きいので処理するだけだという。何もそんな大きな浄化槽に流さなくても我が家の広い敷地にある浄化槽で充分に処理できるのにだ。大体が、汚泥の水道を流して、その汚泥の処理代として、下水道料も取ること事態が詐欺的だ。困った行政なもんだ。日本中こうなのだろう。