浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

いったいどうなるの?

2011-11-05 21:57:59 | 日記
 今日の新聞の放射能汚染関連。こういう事態はいつまで続くのか・・・・・

 


どうなる? 補償基準/千葉 東京新聞 11/5

負担 9市で10億円超 膨らむ放射線対策費/千葉 東京新聞 11/5

龍ケ崎の市民団体 市に除染強化を要望 放射性物質検出確認で 東京新聞 11/5

魚サンプル調査へ 市民不安受け市原市 高濃度セシウム排水 千葉日報 11/5

精神的損害や自主避難賠償で東電、前進回答なし 福島民友 11/5

堆肥のセシウム検査で120点が基準値超え 福島民友 11/5

南相馬の乳幼児の7%、尿から放射性セシウム 読売新聞 11/5


政府や東電は、なんとか幕引きをしていこうとしている。忘れない!!監視続ける!!これが肝心。

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アリバイ

2011-11-05 21:09:37 | 日記
 今日、「人権フォーラム2011 in 静岡 第11回ハンセン病問題に関するシンポジウム」が開かれた。私は差別問題の歴史について研究してきたが、これからはハンセン病について研究をしていくつもりなので、参加した。

 なおこのシンポジウムの主催は、厚生労働省、法務省、静岡県、浜松市、全国人権擁護委員連合会である。

 会場は「浜松市福祉交流センター」であった。会場に入ると、スタッフの数がとにかく多い。受付、会場内、とにかくスタッフが多い。黒ずくめのスーツに身を固めた若い人が多く、おそらくこのシンポジウムの設定・進行に莫大なお金を投入して、税金の無駄遣いをしているのだなあと思った。この人たちに支払われる日当は高いのだろう。

 さて開会後、まず浜松市立高校合唱団の合唱。これはまあいい。

 その後、主催者あいさつ。厚労大臣(代読)、法務省(代読)、静岡県副知事、浜松市長。そして会場にいる来賓の紹介。県会議員、市会議員など。

 そしてシンポジウム。司会石井則久(国立感染研究所ハンセン病研究センター長)、パネリストは池間哲郎(NPO法人アジアチャイルドサポート代表理事)、花井十伍(NPO法人ネットワーク医療と人権理事)、小鹿美佐雄(国立駿河療養所駿河会会長)。どういう活動をしているかを話したのが、池間、花井。小鹿はハンセン病(もと)患者の療養所について説明し、今後の療養所の行方に不安を持つことなどを指摘していた。それぞれがそれぞれの話をするだけで、討論などなし。「ハンセン病問題に関するシンポジウム」というのに、花井はエイズについて話すなど、これが「ハンセン病問題に関するシンポジウム!」と驚いた。まったく焦点が絞られないシンポジウムであった。とにかくシンポジウムはまったくの短時間で終わった。主催者のあいさつや議員の紹介を省けば、もっと有益なことができたのではないか。

 休憩となったので退席。プログラムによると、その後は沖縄の子どもたちによる演劇「光の扉を開けて」があったはず。

 このシンポジウムは、アリバイづくりのためのもの。政府はこのようにハンセン病問題に取り組んでいるのです、というポーズを示すだけのもの。そして莫大な金を投入する。

 行政が主催するものが、いかにひどいものであるのかを再認識した。

 こういう不当な扱いをされるハンセン病問題に、私は取り組む決意を新たにしたのであった。




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