浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

三菱自動車またもや不正

2016-09-15 21:44:38 | その他
 共同配信記事。三菱は、すごい会社だ。不正を指摘されても、不正をし続ける。

 
三菱自動車、再測定方法も不正  販売中8車種、国交省注意

2016/9/15 18:439/15 18:45updated
 
 国土交通省は15日、三菱自動車が燃費不正問題の発覚後、販売中の9車種について燃費を再測定した際、8車種の測定方法が不正だったと明らかにした。三菱自の担当者は、不正を認識しながら、国の規定とは異なる測定方法を続けていた。

 国交省は「再測定結果をかさ上げしようとした意図が疑われ、常軌を逸する事態」とし、益子修会長を呼んで文書で注意し、再発防止策の見直しと9月末までの報告を求めた。

 国交省によると、三菱自は問題が発覚した4月以降に、販売中の9車種の燃費値を再測定。本来なら走行試験で得たデータの中央値を利用すべきなのに、都合の良いデータを使っていた。
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チェーン店のブラックバイト

2016-09-15 20:52:44 | その他
 最近はどこに行っても、同じ名前の店がある。「しゃぶしゃぶ温野菜」、「牛角」・・・・・・私はそういう店にはほとんど行かない。地元の店には行くけれども。たとえば「炭焼きレストランさわやか」とか「五味八珍」とか。

 というのも、全国チェーンの飲食店は信用できないのだ、どんな材料を使っているかなど。

 またブラックバイトで問題になっているところもある。先に挙げた店がそれだ。

 以下に、そのブラックバイトの実態を詳報しているサイトがある。

http://buzzap.jp/news/20160915-onyasai-black-part-time-job/
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政務活動費

2016-09-15 09:01:23 | その他
 富山の市議会議員が、政務調査費を「政務」ではなく、飲酒につかって辞職するという事件が起きている。そうした議員が、富山では6人いたようだ。

 しかし、全国の議員の政務調査費の使途を調べれば、ほとんどの議員が私的につかっていることがわかるだろう。「海外視察」という海外への大名旅行なんかも、その一つである。

 議員は、当選してしまえばおいしい職業だ。遊んでいたって、会議に出ていて何も発言しなくても助役並みの報酬は与えられるし、市の職員などから「センセイ」なんて呼ばれるから、ある程度カネがあって名誉欲と権力欲とがある者が立候補するのである。

 議会の刷新をはかるとか、行政を変えるとか、そういう健全な志をもった議員は、ほとんどいないだろう。

 地方議会の議員については、地域への利益誘導の口聞き役としての役割を果たしていれば、地域住民はよろこんでくれるのである。しかしそれだけのために、地方自治体は莫大なカネをつかっている。もったいないことだ。


 ついでにこれも読むべき。メディアの退廃ぶり。

http://lite-ra.com/2016/09/post-2560.html
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【映画】後妻業の女

2016-09-15 08:59:21 | その他
 今日、映画を見に行った。ネットで予告編を見て、まあ見てこようかと簡単な気持ちで行ったのだが・・・・

 大杉栄の墓が静岡にあることを書いたが、なぜ静岡にあるのかというと、それは栄の父である東にある。東は退役後、清水の三保に住んでいたのである。ではなぜ清水かというと、東の後妻の宮城島萱がこの清水出身だったからである。

 さて、その萱について、大杉栄の最初の妻である堀保子の「大杉と分かれるまで」という文章に記されている(『中央公論』1917年3月号)。なお、すべて原文のままであることをお断りしておく。

 父は大杉が18 9歳の頃、大杉ら9人の子供を生んだ其妻を失ったのですが、根が名古屋生まれの人だけ中々吝嗇家で、軍人気質の外に、一寸金儲けでもしたいといふ野心があって、子供の教育などといふ面倒くさい事よりも、会社か何かに関係して、成金にでもなってみたい心が先立っていたのです。尤も9人も子供があるのですから無理もないでせうが、子供を育てるにも成るたけ学資のかからないやうにと苦心し、中には商家へ奉公に出した子などもあるのです。

 大杉の母が死んでから3、4年たった時、或る日父が旅行をした。汽車中で1人の女に懇意になり、其身元を聞くと、鳥貫兵太夫さんのお世話で是から亜米利加へでも行かうか、それとも孤児院の世話人でもなろうかと思っているのだとの話に、父も同情したのか、或は自分の為に謀ったのか、「そんなら俺の家へ来て子供の世話をしてくれんか」と其女に云ったのが初まりで、とうとう後妻として大杉家へ乗込んでしまひました。。
 其後父が或人に向って話しているのを聞くと、私も今度兼々望んでいた理想通りの婦人が見つかったので、再婚しましたと云ふので、年寄らしくもない新らしさうな言分だと、私共は毎度笑話にしたものでした。

 所が其の理想の婦人が即ち前に書いた意地の余り善くないお萱さんなんです。お萱といふ名前に浦里時次郎の芝居に出る意地悪るの鴇母が思ひ出されます。
 此のお萱さんが大杉家へ来てから得意の辣腕を揮って家中を掻回し、幼い子供たちを随分虐め散らしたものです。尤も父は死ぬまでお萱さんを信じていたかもしれませんが、兎に角父の死後、大杉家は惨めなもので、お萱さんが父の遺言だといって私達に伝えた言葉の中には、「子供達には靴一足分けてやらなくても宜ろしい。俺の葬式は耶蘇教でやり、遺骸だけは三保の鉄舟寺に埋めてくれ」といふ一節がありました。天へ昇ったり、地に這入ったり随分妙な信仰を持っていたものだと私は可笑しく思ひました。が遺言とあれば仕方がないのでその通りにしました。聞く処に依りますと、此のお萱といふ人はそれまでに結婚したことが18度ばかり、其中戸籍上の手続を済ませたのが8度、内縁の妻となったのが10何度といふ恐ろしい女で、大杉家を出てからも、半年経ったか経たぬうちに、又加藤といふ予備陸軍少将の後妻となり、そこでも散々一家を荒らし抜いた末、一昨年の春頃めでたく往生したさうです。


 ひょっとしたら、この萱という女性、「後妻業」のはしりだったのかもしれない。いや、そういう女性が昔からいたのかもしれない。
 
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