友人から電話があった。家族全員がコロナに感染した、というのだが、しかし検査を受けたのは奥さんたった一人。友人夫婦、長男夫妻、その子ども、全員喉が痛くなって熱が出たそうだ。したがって、この家族では感染者数として数え上げられたのは一人である。
したがって、感染者数を行政が発表しても、その数は全く正確ではない。その何倍もの人が感染しているのだろう。
友人は、軽かった、という。
しかし私は、過去にインフルエンザに感染したとき、高熱が数日続いて、悪寒などに苦しんだ経験があり、ウィルス感染がどれほど苦しいものであるかを知っているので、とにかく感染しないように努力している。
感染した場合の容体は人によって異なるのだろう。
さて隣の畑で農作業をしている男性は、よく「飲み会」に行く。駅周辺の飲み屋の一室を借り切って、二週間に一度やっているという。私は「度胸がありますね」という。「部屋を借り切っていやっているから大丈夫」と、男性は答える。
私は酒を飲まない。遺伝的にアルコールを分解する酵素を持っていない、したがって飲めない。酒類を飲んでも、おいしいと感じたことが一度もない。だから飲まない。若くして亡くなった父も飲めない体質であったという。私は、そういう体質を受け継いでよかったと思う。
「飲み会」には行かない、というのが、コロナ禍の生き方であると思う。