「私からすれば、政府は農家が廃業してコメの生産量が減少するのが好ましいと考えているようにしか見えません。だから、コメ不足の傾向は続くでしょうね」
この文は、以下の文からの引用である。
「政府は農家の廃業とコメの生産量減少を望んでいるとしか思えない」元記者だったコメ農家が語る地方小規模農業の現実「アプリで再就職先を探し…」
この方の農業経営で感じたことは、おそらくどこも同じだろう。日本の農業は、大切にされていない。第一に、どんなに農業を一生懸命やっても、農業収入だけでは絶対に生活できない。他に収入があればなんとかやっていける。なぜなら他からの収入を農業に投下することによって、農業は成りたっているからだ。
農業には、労賃はない。なぜ働いた対価がないのか、考えてほしいと思う。
今日もわたしは、パラパラと雨が降る中、じゃがいもの植えつけ、種まきに行った。今まで雨が降らず、土がカラカラに乾いていたので、降雨を待っていたのだ。
農産物を多少なりとも販売している農家は、農機具を持っている。この文にもあるように、農機具の値段はきわめて高価だ。ほとんどの農家は、そのためのローンを組んでいる。
農家の経営は、自転車操業だ。決して儲からない。
他国のように、自国の農業を保護する政策をやらないと、日本農業は破滅する。日本国民は、それでよいと思っているのだろうか。