沖縄県において、米兵による性的暴行事件が、沖縄県議選が終わったあとに周知の事実となった。一つの事件は昨年12月、そしてもう一つは今年5月の事件である。これらの事件を、米軍はもちろん、日本政府も知っていたが明らかにしなかった。そして沖縄県警も、である。沖縄県に知らされたのは、県議選の後。秘密はしっかりと守られていた。県議選で、自民党や公明党などが推す候補を当選させるための、「配慮」であった。
沖縄県はやはり差別されている。本土では、こういうことは起きないだろう。対米隷属の日本政府は、沖縄県警をも指揮下において、政治的配慮を優先させ、このような重大な事件を隠し続けたのだ。
米兵の性的暴行、相次ぎ明るみに 沖縄県に情報共有されなかった背景