普通の空木はもうとっくに咲いていますが、この、「梅花空木は」今になってやっと咲き始めました。写真(2番目)ではあんまりぱっとしないような感じを受けるでしょうが、実際は結構、存在感があってとてもきれいです。清楚な感じっていうんでしょね。
盆栽や植木を擦るとき、自分の気に入ったのを栽培する訳ですが、写真で姿、形で判断して「これが欲しい」って思って購入するケースが多いと思いますが、それが誤っているケースが多い。
昔、中学の頃、針は花が綺麗なので、サボテンの栽培をしていましたが、さぼてんこそその環境の違うものは無くて、ロッキー山脈の雪の中で花を咲かす「老楽」(柱サボテンで白い体毛が覆っている品種です。)もあれば、昼夜の寒暖の差が激しい砂漠で自生するものもある訳です。
それを同じ条件の温室で栽培するのは所詮、無理があるというものだ。ま、そんな事言ったって、温室を何棟も建てて、少しでも環境の近い品種を栽培するなんて事は、この狭い都会では不可能です。
その環境の差を克服して、いろいろな品種を育てるのが栽培家の腕の見せ所です。てなこと言ってますが、早い話が、光(太陽)と水と土があれば何とか植物は育つというもんだ。
しかしその品種にあった、特に剪定等を熟知していないと、花芽を付けてくれない。
この梅花空木が終わると、いよいよ我が家のトリは山アジサイの「紫紅梅」。梅の字が入ってますが、紫陽花です。去年はあまり咲きませんでしたが、今年は剪定したし、株も大きくなったので、沢山花芽が付きました。その剪定して切落とした先を押木したら、何本かつきました。これどんどん増えるね。雑草は増えると忌み嫌われるけど、綺麗な草木は可愛がられます。同じ植物なのに、天は何という不公平だ。
これが終わるといよいよ「緑の季節」です。今年も猛暑になるみたいだから、葉焼けに注意しないとね。