もみじの剪定はちと難しいので、何度も何度も参考書を見返したりして身に付けて、覚えていかないと、とんでもない失敗をしたりします。以前、剪定の基本図を参考にしてみると、いらない枝の種類がかいてありますが、もみじはやってはいけない時期に剪定してしまうと、傷口が塞がらず、水が出て挙句に枯れてしまうので特に注意が必要ですね。剪定する時はまずこの不用枝から切っていきます。
この絵の指示によって赤い点の処から消してみました。するとある事に気が付きます。それは中の混んでいる処を無くしていきます。次に、二股に分かれている処で内を切って外を残します。(図を良く見て下さい。
比べて見るのに見易いと思うので、並べておきますので見比べて下さい。まだ葉があるうちに気の下に行って何処が込み入っているかを確認しておきリボンか何かで印を付けておきます。こうしておけば冬になって落葉した後どれを切るか迷わないですみますね。
当然、不用枝の処理もしておきます。
自然な流れで樹形を作って内側を切っていきます。青線が元の樹形、ピンクの線がその後の樹形予想です。
これを「すかし剪定」というのだそうです。木と木が隣同士大きくなって重なり始めたら「切り戻し剪定」を少しするようにします。高くなり過ぎた時もね。もみじはあまり方に嵌った樹形にするのではなく、自然な感じに仕上げる方が針外しは好きですね。
また枝を切る時は、二股の根元から切るようにしますと傷口が早く塞がるようです。癒合材を塗っておくのも手です。また、直に切ってしまうと、枝元が裂けたりして良くないのでちょっと上で3段切をするといいとされています。
今度,枝に印を付けようと思っています。葉が落ちてしまうと混み具合が分らなくなってしまうからね。