先輩師匠のKさんのご仲介で、シーズネットのIさんと面談して来ました。
SEESネットとは、 Seniors' Experiences and Energies for Developing New Systemsの頭文字をとった名称のNPOで、高齢者による新しい仕組みづくりの種になりたい。こんな気持ちが込められた名前です。
私も55歳になりました。あと半年もすれば56歳であります。次の10年を考えるとき、それは私自身も高齢者の当事者となるわけです。
以前にブログでも書きましたし、あちこちでも話してはいますが、私自身が今の仕事を始めるきっかけは、実は、高齢者サービスがきっかけだったのです。
バブル経済のとっても景気が良かった20年前、以前の会社で不動産開発を命ぜられました。「健康」をテーマにした複合施設コンペへの企画提案作業です。21世紀にも対応できる商業・コミュニティ施設開発です。ですから、当然「高齢社会」対応がテーマのひとつにありました。当時30代中盤の私には、なかなか思いが寄せらず、企画書が書けませんでした。 ところが、ある日突然に気がついたんです・・。
21世紀、労働年齢3人にひとりが一人の高齢者を支える時代・・、そのど真ん中に位置するのが、「私自身」なのだ! ということに・・。
そしたら、書けたんですね。企画書が。 当時の高齢者問題に対応するのではなく、私自身が楽しくあれるよう、30年くらい生き残れるような複合施設の在り方を考えればいいんだって・・・。 そのコンペは、最終段階まで残りましたが、最後は落選しましたが・・・。
場所は、あのロッテ球場がある千葉・幕張海浜駅周辺開発でした。
その後も、社長より「宅建資格を取って、高齢者対応のマンションの企画開発」を命ぜられたのですが・・・、バブル崩壊を契機に転職したのです。
私の人生の根底は、それから・・それを追いかけてきたようなものです。北海道自然体験学校NEOSでツアーガイドをしていた時代も、私よりお姉さん世代の方々に、
「将来は、高齢者対応の自然学校やマンションを作りたい」なんて言ってました。先日もある方から・・、「あの話はどうなったの?」なんて聞かれました。
起業プランの研修をやっていると、30代の受講生の考え方にも、「子どもや幼児とお年寄りもふれあえる場づくり」ということが、けっこう当たり前に出てくるようになりました。
やっと・・、機は熟してしたようです。
私自身も、中高年齢の気持ちが当事者として わかる 世代になったので・・・。
はやく始めないと、死んじゃうかもしれないしなあ・・。 現行の仕事は後継にどんどんと譲ってね・・。10年はあっという間だから。
シーズネットさんのHPは、
http://www.seedsnet.gr.jp/index.html