午後の研修は、演劇のトレーニング手法を使ったコミュニケーショントレーニング。
なぜ、演劇とNPOスタッフトレーニングが関係あるの?と思われるかもしれませんが、私はコミュニケーション力を高めるために効果があると考えています。シアターゲームと呼ばれるような表現力を練習する活動は、役者さんの表現力アップや、他の役者さんと絡みを滑らかに展開する「勘」どころを養うのだと思うのですが、一般の人にとっても他者と関わる力をトレーニングすることができると思います。
人は自分の気持ちや感情を表すことを元来得意とする人もいれば、不得意な人もいます。素の自分を他者に見せることは、他者との「壁」を下げることになりますので、コミュニケーションがとりやすくなります。つまり、他人からの評価も、自己評価も一致する「自分」(オープンな自分)を見せることが大切なのです。
演劇トレーニングを利用するのは、何も表現方法や表現力を高めるためではなく、適度に「自己開示」することに目的があります。 自己開示することにより、オープンな自分が広がり、コミュニケーション力に幅がでてきます。