●劇場版 ラブライブ!サンシャイン!!
見てきました。
ちょっとはTVシリーズ見返しておけばよかったな。
μ'sとはまた違った形でこれがAquasかという感じでした。
以下ネタバレ感想。
頭のSUNRISEの会社名からSUNSHINEに変わるのを見て、
サンライズ原作の作品というのを思い出させてくれる感じ。
お正月映画として初日の出という意味合いも含むのかな。
終盤に自分たちのラブライブ決勝をするところを見ると、
ラブライブサンシャインという情景を作っている感じで見ていて感無量という感じだった。
父兄との対立が物語を動かす柱の1つになってるけど、
その顔役として出てくるのが卒業生の母親っていうのはちょっと意外だった。
アイドルというものの皆の持つイメージをどう変えるかの話として見ると、
この内容で納得できるのだろうか、という感は正直あって。
曜ちゃんの彼氏疑惑を例にするなら、話を転がして絵を見せるための当て馬であって、
本質的には3年生の抜けたAquasをどうするかが焦点だったのかなという感じ。
saint snowとの対比もちょっとズレてる感じもあって。
あっちはこれから1人で仲間を集めるところから形を作らないといけないのに対し、
こちらは6人もいるわけで、その差異には埋められないものがあるように感じられたなと。
そういう話の中でルビィを中心とした関係性が光る感じで。
同じく姉が卒業するルビィが相手をAquasに入れるのを反対したり、
Aquasを引っ張っていく様子なんかは2年生がまた卒業しても大丈夫、
Aquasはこの後も大丈夫、という意味合いを含んでいる感じで、
μ'sとは違った関係性を描いていてグッときたな。
サンシャインの2期で姉妹を扱っているのがμ’sにはない関係性で新鮮でしたが、
劇場版もそこを突破口にして進んだ感があったかなと。
廃校になった校舎前でのAquasメンバーそれぞれの顔アップは情報量多めで、
学校を救えなかったことを後ろ向きに捉えない感じで印象的だったな。
努力は実を結ばなかったけど、という。
saint snowとAquasのラブライブ決勝はsaint snowの絵作りがかっこ良すぎて、
これにAquas勝てるのか、みたいなところがあって、
キャラが少ない分作画メインでやれるってことなのかなと思ったけど、
PV的な編集されたカメラワークではなくて、
カメラを動かして見せる生のAquasのパフォーマンスを見て欲しいという感じだったのかな。
だからこその夜明け、みたいな。
絵作りはルビィ周辺が個人的には印象的だったかなという感。
2期を思い出す感じで。
ルビィ全然好みのキャラじゃないけど話の中心の近いところにルビィがいるので、
どうしてもそこを追っちゃう感じだったかな。
前作のような凜ちゃんが突然歌いだした!みたいなインパクトは薄れましたが、
μ'sとは違った方向性で良かったかな。
ラブライブが今後どういうテーマで展開していくのか、するのか楽しみになる一作でした。
●SSSS.GRIDMAN
デレマスのときと同じ感想になるけど、
雨宮監督の価値観への興味が原動力となった作品という感じだったな。
あとなんというかな、90年代の勇者シリーズなどヒーロー的な見せ方の作画が、
福田、大張がガンダムへ行ったことでヒーローに限定されなくなって、
そしてヒーローとしての作画というのが徐々にパロディ枠になってきた昨今、
その中でどれだけヒーローを描けるかがこの作品の根底にはある気がしていた。
割とアニメ作画からはもう手垢がついたもので、
作画ファンでもわざわざ支持することを表明する人もあまり見かけないですし。
そういう中で、こういうのが好きな自分を雨宮監督は平成の最後に救ってくれたなと、
そういう感謝の念が浮かぶ作品ではあったかな。
ヒーロー作画をヒーローにつかってくれた感というか。
グリッドマンのヒーロー像は夢のヒーローと言った具合ですが、
個人的にはこの世界がホログラムの世界であっても、
そこにもヒーローはいるというところがポイントだったかな。
幻の作りの物の世界でも、そこにある命を救う。
宇宙とは何なのか、死とは何なのか、世界とは何なのか、
そういうものを突き詰めた深淵の恐怖は拭い去れないわけで。
そういう中でもしも世界がホログラムの世界なら、今の世界もいつかは消えてしまうのか。
その不安の中で輝くのがグリッドマンなんじゃないかと思うわけで。
フィクサービームの持つ可能性としてそういうことを考えてしまうかなと。
私たちがゲーム世界の住人でもそこにはヒーローがいてくれるだろう、という。
青空の下に立つグリッドマンの爽やかさのある頼もしさとはそういうものじゃないかなと。
まあどうでもいい話か。
ここの辺エヴァを思い出す感じだったな。
ゼルエルとか巨大綾波とか破とか。
アンチくんとアカネのやり取りを、
アレクシスの一撃で空想だと崩されるの、
夢を破る敵という感あるかも、みたいなね。
アクセスフラッシュ。
アンチヒーローな側でしたが、アカネがグラついたことでヒーロー側に。
アカネが生んだ怪獣として、
アカネを助ける側として声を出す感じがグッときたな。
アクセスフラッシュのポーズが腕を伸ばすポーズだったのも、
アンチ側で見るとまた違った意味合いでGOOD。
心をひとつにするという形で、戦えるものとしてアンチが選ばれているのも好印象。
グリッドマンがアカネの世界に来る関係で主人公に意識を預けて記憶喪失っていうの、
凄くまどマギを思い出す感じだったな。
最後に自分の力を取り戻してアカネの心を救うのとか、
まどかがちゃんとほむらを救えていたらこういう感じだったのかなと思えてしまうほど。
まどマギはほむらが自分の世界でその前の世界を上書きしてしまったけど、
ほむらを救うにはグリッドマンが必要だったという語りでもあるように思えたな。
まあこれこそどうでもいい話か。
ガイキングLOD 13話的な感じで。
大塚コンテリスペクトなんですかね。
アゴを強調した画面なんかは雨宮さんって気がするけど、
下のはまたあまり見かけない構図で新鮮だったな。
中にスーツアクターの方がいるような臨場感のある感じで一際目を引いたカット。
ガイキングLOD 38話的な感じで。
他のアクションも気づかなかっただけでどこかの作品のリスペクトだったりするんだろうか。
救った世界。
世界に光を取り戻した絵というのが印象的でしたね。
怪獣という歪みが消えてもそこにある世界、青空の美しさ。
個人的に光の粒子が飛ぶ感じでちょっとガガガ思い出すかな。
開かれたドア。
アカネの心を自室に閉じこもるイメージで描いていて、
その扉が開かれたという描き方。
グリッドマンたちがいる場所との地続き感、
アカネの心は世界の中のまた不確かなところにあるという、
心象世界っぽい感じですが、
そこに入れる六花たちの存在の矛盾と。
心が繋がったのだから、という説得力で描かれるそれは時に心地良く映りますね。
六花と裕太。
記憶を無くす前の裕太がどういうキャラクターなのか、
端的に描いたシーンでしたね。
アカネではなく六花を見る。
六花への思いが世界を救う鍵だった、
っていう青春的な一面が強調されるのはやはりグッとくるところで。
8話の監督のEDも印象的だったな。
一方向的だと怖い感じですが、六花も受け止めてはいるような感じですし。
EDに入って空に雲がかかり画面が暗くなって、
世界の雲行きは大丈夫なのかと気がかりになるけど、
裕太の両親?は戻ってきて、新たなヒーローの可能性はあり、
そして通常ED通り、アカネがいない冬が来る。
夏から冬へっていう季節の変化もエヴァなんですかね。
覚醒。
裕太も、そして神の世界にいるアカネも。
どんな世界にもヒーローはいる、
という語り口のようなタイトル出しで〆。
最後まで楽しく見れて良かったな。
見てきました。
ちょっとはTVシリーズ見返しておけばよかったな。
μ'sとはまた違った形でこれがAquasかという感じでした。
以下ネタバレ感想。
頭のSUNRISEの会社名からSUNSHINEに変わるのを見て、
サンライズ原作の作品というのを思い出させてくれる感じ。
お正月映画として初日の出という意味合いも含むのかな。
終盤に自分たちのラブライブ決勝をするところを見ると、
ラブライブサンシャインという情景を作っている感じで見ていて感無量という感じだった。
父兄との対立が物語を動かす柱の1つになってるけど、
その顔役として出てくるのが卒業生の母親っていうのはちょっと意外だった。
アイドルというものの皆の持つイメージをどう変えるかの話として見ると、
この内容で納得できるのだろうか、という感は正直あって。
曜ちゃんの彼氏疑惑を例にするなら、話を転がして絵を見せるための当て馬であって、
本質的には3年生の抜けたAquasをどうするかが焦点だったのかなという感じ。
saint snowとの対比もちょっとズレてる感じもあって。
あっちはこれから1人で仲間を集めるところから形を作らないといけないのに対し、
こちらは6人もいるわけで、その差異には埋められないものがあるように感じられたなと。
そういう話の中でルビィを中心とした関係性が光る感じで。
同じく姉が卒業するルビィが相手をAquasに入れるのを反対したり、
Aquasを引っ張っていく様子なんかは2年生がまた卒業しても大丈夫、
Aquasはこの後も大丈夫、という意味合いを含んでいる感じで、
μ'sとは違った関係性を描いていてグッときたな。
サンシャインの2期で姉妹を扱っているのがμ’sにはない関係性で新鮮でしたが、
劇場版もそこを突破口にして進んだ感があったかなと。
廃校になった校舎前でのAquasメンバーそれぞれの顔アップは情報量多めで、
学校を救えなかったことを後ろ向きに捉えない感じで印象的だったな。
努力は実を結ばなかったけど、という。
saint snowとAquasのラブライブ決勝はsaint snowの絵作りがかっこ良すぎて、
これにAquas勝てるのか、みたいなところがあって、
キャラが少ない分作画メインでやれるってことなのかなと思ったけど、
PV的な編集されたカメラワークではなくて、
カメラを動かして見せる生のAquasのパフォーマンスを見て欲しいという感じだったのかな。
だからこその夜明け、みたいな。
絵作りはルビィ周辺が個人的には印象的だったかなという感。
2期を思い出す感じで。
ルビィ全然好みのキャラじゃないけど話の中心の近いところにルビィがいるので、
どうしてもそこを追っちゃう感じだったかな。
前作のような凜ちゃんが突然歌いだした!みたいなインパクトは薄れましたが、
μ'sとは違った方向性で良かったかな。
ラブライブが今後どういうテーマで展開していくのか、するのか楽しみになる一作でした。
●SSSS.GRIDMAN
デレマスのときと同じ感想になるけど、
雨宮監督の価値観への興味が原動力となった作品という感じだったな。
あとなんというかな、90年代の勇者シリーズなどヒーロー的な見せ方の作画が、
福田、大張がガンダムへ行ったことでヒーローに限定されなくなって、
そしてヒーローとしての作画というのが徐々にパロディ枠になってきた昨今、
その中でどれだけヒーローを描けるかがこの作品の根底にはある気がしていた。
割とアニメ作画からはもう手垢がついたもので、
作画ファンでもわざわざ支持することを表明する人もあまり見かけないですし。
そういう中で、こういうのが好きな自分を雨宮監督は平成の最後に救ってくれたなと、
そういう感謝の念が浮かぶ作品ではあったかな。
ヒーロー作画をヒーローにつかってくれた感というか。
グリッドマンのヒーロー像は夢のヒーローと言った具合ですが、
個人的にはこの世界がホログラムの世界であっても、
そこにもヒーローはいるというところがポイントだったかな。
幻の作りの物の世界でも、そこにある命を救う。
宇宙とは何なのか、死とは何なのか、世界とは何なのか、
そういうものを突き詰めた深淵の恐怖は拭い去れないわけで。
そういう中でもしも世界がホログラムの世界なら、今の世界もいつかは消えてしまうのか。
その不安の中で輝くのがグリッドマンなんじゃないかと思うわけで。
フィクサービームの持つ可能性としてそういうことを考えてしまうかなと。
私たちがゲーム世界の住人でもそこにはヒーローがいてくれるだろう、という。
青空の下に立つグリッドマンの爽やかさのある頼もしさとはそういうものじゃないかなと。
まあどうでもいい話か。
ここの辺エヴァを思い出す感じだったな。
ゼルエルとか巨大綾波とか破とか。
アンチくんとアカネのやり取りを、
アレクシスの一撃で空想だと崩されるの、
夢を破る敵という感あるかも、みたいなね。
アクセスフラッシュ。
アンチヒーローな側でしたが、アカネがグラついたことでヒーロー側に。
アカネが生んだ怪獣として、
アカネを助ける側として声を出す感じがグッときたな。
アクセスフラッシュのポーズが腕を伸ばすポーズだったのも、
アンチ側で見るとまた違った意味合いでGOOD。
心をひとつにするという形で、戦えるものとしてアンチが選ばれているのも好印象。
グリッドマンがアカネの世界に来る関係で主人公に意識を預けて記憶喪失っていうの、
凄くまどマギを思い出す感じだったな。
最後に自分の力を取り戻してアカネの心を救うのとか、
まどかがちゃんとほむらを救えていたらこういう感じだったのかなと思えてしまうほど。
まどマギはほむらが自分の世界でその前の世界を上書きしてしまったけど、
ほむらを救うにはグリッドマンが必要だったという語りでもあるように思えたな。
まあこれこそどうでもいい話か。
ガイキングLOD 13話的な感じで。
大塚コンテリスペクトなんですかね。
アゴを強調した画面なんかは雨宮さんって気がするけど、
下のはまたあまり見かけない構図で新鮮だったな。
中にスーツアクターの方がいるような臨場感のある感じで一際目を引いたカット。
ガイキングLOD 38話的な感じで。
他のアクションも気づかなかっただけでどこかの作品のリスペクトだったりするんだろうか。
救った世界。
世界に光を取り戻した絵というのが印象的でしたね。
怪獣という歪みが消えてもそこにある世界、青空の美しさ。
個人的に光の粒子が飛ぶ感じでちょっとガガガ思い出すかな。
開かれたドア。
アカネの心を自室に閉じこもるイメージで描いていて、
その扉が開かれたという描き方。
グリッドマンたちがいる場所との地続き感、
アカネの心は世界の中のまた不確かなところにあるという、
心象世界っぽい感じですが、
そこに入れる六花たちの存在の矛盾と。
心が繋がったのだから、という説得力で描かれるそれは時に心地良く映りますね。
六花と裕太。
記憶を無くす前の裕太がどういうキャラクターなのか、
端的に描いたシーンでしたね。
アカネではなく六花を見る。
六花への思いが世界を救う鍵だった、
っていう青春的な一面が強調されるのはやはりグッとくるところで。
8話の監督のEDも印象的だったな。
一方向的だと怖い感じですが、六花も受け止めてはいるような感じですし。
EDに入って空に雲がかかり画面が暗くなって、
世界の雲行きは大丈夫なのかと気がかりになるけど、
裕太の両親?は戻ってきて、新たなヒーローの可能性はあり、
そして通常ED通り、アカネがいない冬が来る。
夏から冬へっていう季節の変化もエヴァなんですかね。
覚醒。
裕太も、そして神の世界にいるアカネも。
どんな世界にもヒーローはいる、
という語り口のようなタイトル出しで〆。
最後まで楽しく見れて良かったな。
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