2012.10.12(金)曇
別所探訪を連続して書いてきたが、興味ある人にとっては魅力的な内容だと思うがそうでない人にとっては堪らなくしんどい記事になろうかと思うので今日は趣向を変えてじょんのび村の秋をお知らせしよう。
今日は恒例のバイクトレーニングの日なんだけど、朝には雨がぱらぱらし晴徨というわけにいかないので休養日とし、庭仕事などやっつける。
その前に衣替えをする。いつまでも暖かい感がしたのだが、急激に冷え込んできた。
じょんのび谷の伐採整備をしている最中なので出てきた木や草を燃やす。伐採をしているとアケビがなっていた。山の中になるもんだと思っていたけど、山の中に住んでいるのだということを実感する。
じょんのび谷はワサビ田にする予定。
そして珍しいものを見つける、合歓の木と木瓜(ボケ)の実である。合歓の木は豆といった方が良いみたいだ、どちらも初めて見るものだ。
合歓の木の豆と木瓜の実、木瓜の実は食用になるんだと。
先日あやべ市民新聞に「茎にできる花ミョウガは、何年も栽培しているけど初めて」という記事が載っていた。これって珍しいことでもなく、注意力の問題だと思う。木瓜も合歓もわたしの網膜には何度も写っていたのだろうけど、大脳で知覚することは無かったということだろう。
次に枯れてしまったつるバラの植え替えをする。白樺といい、オリーブといい、バラといい値段の高いものほど害虫にやられる。不思議なものだ。
野菜畑だが、暖かいからというわけじゃないけど、植え付けや播種が例年より10日から2週間ほど遅れている。大根も白菜もホウレンソウもやっと芽が出たぐらいだ。暑さの中で虫にたかられている他所の畑を見ながら遅くて正解なーんて思っていたのだが、こう冷えてくると成長が心配だ。最も心配なのがジャガイモで、収穫まで3ヶ月の期間が必要ということだが、どう考えても一ヶ月は不足しそうだ。今後の冷え具合を見て、ビニールでも掛けようかと思っている。とにかく霜が降りたらゲームオーバーになりそうだから。
順調なのが鷹の爪で、来る人が皆良い色だと褒めてくれる。鷹の爪の色なんてみんな同じと思うのだが、褒められると嬉しい。しかしこれは収穫時が難しいのだ。最初の時はもっとよくなったのだが、霜に当たって枯れてしまった。慌てて収穫し乾燥しても、中が黴びてしまった。今年は何かで調べて的確な収穫と保存をしたいと思っているのだが、これも霜よけビニールが必要かもしれない。
UFOピーマンは大豊作で、素晴らしい赤に変わってきている。食べても美味しいのだが元々観賞用ということだ。少し種をとっておこう。
UFOピーマンは上品な辛さで、スパゲティやカレーにOK。
今夏は頑張って普通のナスとヒスイナス、仙台長ナスを作った。ところが雨が少なく悲惨な状況だった。ヒスイナスだけは丈夫なもんで例年に少し劣るぐらいだったが、、。そんなこんなで秋ナスには力入れたんだけど、気温のせいか成長は遅い。
千両ナスと仙台長ナス。
さて焚き火のおきが出来たので、拾った栗があったので焼いてみる。子供の頃おくどさんの火のもりはわたしの仕事だった。この季節には毎日のように数個を焼いていた。思えばそれ以来焼き栗って食べていない。数十年ぶりの香ばしい焼き栗を食す。もちろんじょんも美味しく食べていた。
焼き栗や おくどの傍の こどもかな うとく
「じょん栗食うか?」
ふりむきじょん。
【晴徨雨読】73日目(2006.10.12)小樽~札幌
うってかわってスカ天となったんだが、寒さは厳しくなった。この日も幹線道路の国道5号線を面白くも無い走行をする。今から思えば距離は知れているのだから道道1号線で定山渓を回って行けば良かった。しかしその時の精神状態は早く北海道を抜け出したい一心で遠くてきついコースを選ぶ余裕は無かった。北海道を出ても青森、宮城、福島と走らなければならない。輪行の出来ない重装備の自転車では自力で行くしかないのだ。積雪は絶対に避けなければならない。ニセコ以来そんな焦りが常にあったことを白状しよう。
そういえばこの日日ハムがクライマックス優勝を決めた。博物館からの帰りのバスの中で歓声が起こった。
コモチカナヘビ