2012.10.26(金)晴れ
10:20 じょんのび村スタート~山家~質山峠~梅原~河内ヶ野
12:20 菟原下猪ノ倉昼食~菟原下、中、高杉彷徨
15:30 菟原中出発~往路と同じ~上谷厄神~広域農道
17:33 じょんのびゴール(70,3Km)
サイクリング絶好の季節となった。二週間サボったので身体も重いし、出かけるのがおっくうになっている。第一季節が変わって、衣装が分からない。長袖にすべきか、タイツは必要か、ウィンドブレーカーはとか悩んでしまう。
結局バイクパンツに、膝下のタイツ、半袖ジャージにウィンドブレーカーのいでたちで出発、衣装が増えると動きが悪い。ただ、水だけは真夏の1/3で済む。そして今日はリヤキャリーに取り付けた荷物箱の試運転という意味もある。
ご存じファーストラブ6世号、ツールボックスの荷台を付けたが格好良くない。
菟原に通い始めて五回目となる、往復70Kmの距離は運動量としては手頃である。ところが往路復路がいつも同じというのは飽きるものである。かといって遠回りするのもしゃくだし、いつもの道ながらちょいと違うルートを走ってみる。
じょんのび村から山家までの府道1号線は致し方ない。山家からは由良川左岸の府道450号線を走るのだが、なるべく旧道を走るようにしている。山家駅から下原辺りまで、賽神社といっただろうか辺りまで旧道を通るが、西原へ由良川を渡る辺りも旧道がある。新道が面白くないだけ、旧道はなにか期待ができる。果たして古そうな地蔵さまが並んでいた。
この道も綾部からの京街道の一つなのだろう。この旧道もすぐに新道に合流し、国道173号線に出合うまでは迂回路は無い。
野田町に出ると新綾部大橋の下をぐるぐると回り国道に出るのだが、国道に出ないで旧道を質山峠に向かうことができる。ごみ処理場までは車も通っているし、その先も走れそうに思うのだが国道から覗くと草深くて気味悪そうだ。一度帰路の下りの時に試走してみようと思っているが、いつも急いでいるので実現しない。
質山峠を越えての下りも単に気持ち良く走るだけで無く、高橋の旧道を走ってみたいと思っている。しかしこの部分は短い距離みたいだ。その後国道9号線まではいつもどおり、菟原に入ってからは新京街道、旧京街道を探りながら進む。これは別稿で御紹介したい。
さて帰路だが、いつもと違うのは西原から上谷厄神社へ廻り広域農道から旭町に出る。地図で見る限り絶対に近そうなんだが、時間的にも疲労度でも変わりない。距離が短くても坂がある場合は有利ではないようだ。長宮から岼への長宮峠でもそうだ、距離は短いが時間は余り変わらない。急がば回れということか。
【晴徨雨読】87日目(2006.10.26)小原温泉~福島市
小原温泉の魅力はお湯もさることながら、渓谷である。到着日には余裕が無かったので本日朝に渓谷を巡る。スケールの大きい渓谷で、京都や丹波の谷など問題にならない。両岸は切り立って墨絵のようだし、水量が多くて恐怖感さえ覚える。随所に温泉が湧き出ていて湯気を立てている。その量も半端じゃない。ただ、壊れた旅館がそのまま建っており、ソファーやテーブルなども見える。一人で歩いているとこれほど気味悪いものもない。
この左岸に遊歩道があるとは思えない。右に日帰り温泉向こうに滝が見える。
道中自然の温泉が湧いているのは風情があるが、廃墟の旅館はいただけない。
この日の感動はこれだけではない。小原の材木岩という柱状節理で、スケールが馬鹿でかい。さすがに観光バスなども訪れていたが、実は小原温泉同様存在さえ知らなかった。
そして七ヶ宿街道と小坂峠である、全線を歩いてみたい街道といえば、六十里街道とここである。
小原の材木岩、これが延々続いている。
七ヶ宿街道小坂峠、ここから福島県。
【今日のじょん】:土師器発見、といっても土器の底の部分で直径6cm程度か。ここでは破片ばかりなので、ちょいと満足、場所の写真には必ずじょんが居る。