晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

ウッドデッキ奮戦記(7) 1/10

2013-01-10 | DIY

2013.1.10(木)雪

 天気が悪いのと塗装が乾かないのでちっとも作業が進まない。正月の休みに看板の書換も始めたのでどうしてもそちらが優先されるという理由もある。
 それでも基礎の部分は仕上がり、床板の塗装も8割方仕上がった。いよいよ床板張りなのだが、そう単純には行かない。二つの植木の穴をあけることと、その周りに桟を渡して補強しなければならないことである。穴の円はジグソーでくり抜けば良いが、先に植木が植わっているので、床板を張る前にくり抜かねばならない。一枚板をくり抜くのと違って、隙間のある何枚もの板をくり抜くので事はそう単純では無い。しっかり寸法を測り、作業台の上に床板を並べて円を描きくり抜く。切断面を塗装して準備完了。次に円の回りの桟作りなんだが、これが床板の溝のところに来るとまずい、水が溜まるからだ。P1030635
 



今日も雪で作業できそうにない。写真のように一列目二枚つなぎ、二列目半分、一枚、半分という風に交互に張れれば良いのだが、、、。

 ある日村上さんが出来上がった土台を見て、床板は最初は2本繋いではったら次の列は半分、1本、半分という風に互い違いに張ると強度的にも見た目にも良いとアドバイスしてくれた。なるほどと感心するが、もともとそのように設計していないので、不都合な事態が出てきた。両サイドと真ん中は並行になるように測りながら作ったが2本目と4本目は適当に作ったものだから、微妙に斜めになっているのだ。誤差が数センチあるが何とかなるだろうと次のジグ作りに取りかかる。
 隙間を一定にとるジグは簡単、1×4材に隙間分の板を取り付けたのを2個作ればそれで済む。それと根太の中間部分で床板を切断できるジグ、均等にビスが打てるジグを作製し、いよいよ床板の取り付けに着手。
 そこでとんでもない思い違いに気づく、2×4、6フィートを2本繋ぎ、両端を5cmづつはみ出るように5列の根太を作ったもんだから、村上さんのいわれる交互に張っていく方法は成り立たないのだ。2番目と4番目の根太の間隔は6フィートに満たないわけだ。あった長さに切って張ってゆくことも出来ないわけではないが恐ろしく無駄な寸法の板が残ってしまう。
 てなわけで結局従前の2本つなぎで進めることにする。次の問題はビスの打ちどころである。ジグで打つと床板つなぎ部分は根太の中心線から25mmの所に、繋がないところは根太の中心線上に打ち付けることが出来る。これはこれで画期的なアイデアなんだが、このまま打つとビスの打ち付け線は根太の曲のとおり曲線的になるわけだ。強度的にはこの方法が最適なんだけど見た目にはどうなんだろうと悩むところである。P1030638
 



ジグの作製は楽しい、向こうのジグは改良のためサイドの板を外したところ。

 とまあこんな単純なウッドデッキでも細部になると問題が続出してくる。それが面白いところかもしれないが、実はやや疲れてきた。

【作業日誌 1/10】
看板ニス塗り3回目P1030632 P1030633




念入りにニスを塗る、支柱、電傘も取り替えて看板待ち。


【今日のじょん】:ボール探索の訓練は続いている。今年は雪がまだ少ないので本格的な探索とはならないのだが、障害物をこなして探す様子は頼もしい。
アップロードでき次第公開。

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叱り方・叱られ方 1/9

2013-01-10 | 日記・エッセイ・コラム

2013.1.9(水)曇

 大阪桜宮高校のバスケット部キャプテンの自殺事件は顧問教師の体罰が原因ということで大問題となっている。傍からは「自殺するくらいなら止めれば良いのに」とか「とんでもない暴力教師」とか様々な言が飛び交っているが、名門バスケ部のキャプテンや顧問の立場や心情というのがどのようなものか解らないし人間関係的にどのような状態であったか、体罰といってもどのようなものか解らないので軽々には言えないと思う。
 ただ人を育てる場である学校やクラブで人の命を絶ってしまったということは重大な責任がある。命は甦ることはないのだが、この先生が真に生徒達を愛し、伸ばしてやりたいと思ってやった体罰なのか、名門チームの顧問として己の名誉欲だけでやったことなのかわたしが親なら知りたいところである。もっともどちらにしてもやり方そのものは間違っているわけだけれども。
 中学のバスケット部にいたとき、顧問のM先生に思い切り叱られたことがある。我々3年生チームと隣にある福知山高校三和分校の任意のチームと練習試合をして、見事に負けてしまったのである。相手は高校生と雖もクラブ員ではなく寄せ集めのチームである。先生よほど悔しかったのだろう、我々を体育館に並ばせて、一人ずつ思い切りボールを投げつけるのである。
 手が出る先生ならこの時点で全員殴られていたのだろう。見れば先生は涙を流していた。至近から投げつけられるボールは恐怖のためか誰もキャッチできなかったのだが、何度も何度もやってる間に誰かがキャッチして遂にはみんながキャッチできるようになったのである。
 そしたら先生は皆を座らせて、「あの高校生たちは絶対にこのボールは取れない、君らやから取れるんだ。僕が教えてきたチームの中で君らが一番練習した、一番強いチームだ。それがなんで素人のチームに負けるんや」
 それから先生は先生自身の話を始めた。学生時代から柔道をやっていて、柔道は礼儀がどうのとか一体何でそんな話をするのか解らなかった。
 大人になってからやっと解ったのである。わたしたちのチームは真面目で辛抱強く、練習も熱心だった。技術的にも体力的にもそこそこのチームだったのだろう。ところが相手に呑まれて浮き足立ってしまうという弱点があった。そこのところを先生は高校生との試合で感じ取られたのだろう。
 なんという素晴らしい叱り方だったろう、しかしその弱点を克服することはできず遂に一勝もすることなくクラブ生活は終わった。

【作業日誌 1/9】
看板ニス塗り
ウッドデッキ床張り準備

【今日のじょん】:ぽんぽこぽんは不滅です。(2009.5.28)Img_2446

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