2013.1.12(土)晴れ、小春日和
正面上段の石段の最上段右方から左下に向かっていくつかの盃状穴が発見される。7個がはっきりしたもののようだが、不鮮明なものもいくつかあって、箒や水など用意しないと見分けられないものもある。
斜め下に続いている盃状穴
拝殿の前から見降ろすと、上部の石段も上下はっきりと石質が違う。上部の七段が盃状穴のある石段で、古くて軟らかそうな石である。よくは解らないが凝灰岩の系統ではないだろうか。
下の十段余りと上がりきったところは別の硬そうな石で、これは各地の神社石段によく使われている。ただこの石は部分的に水、あるいは酸などに弱いところがあるようで、自然に出来たと思われる窪みがよく見られる。以前に紹介した菟原中の八幡社の石段(2013,1,8)もこの種類で、盃状穴では無さそうだ。
いづれ石の種類は何か調べてみたい。
上段の石段を上から見たところ。
拝殿の周囲の礎石などを見て回ったが、盃状穴らしきものは見当たらなかった。
社務所に降りて行く坂に飛び飛びに石段が配置されている。元からのものなのか更改された石材が再利用されたものか解らないが、ここには盃状穴が発見された。
社務所に降りる坂の石段。土器などは左手の斜面にあり。
それよりもこの坂の脇の斜面に薄手の土器の破片を発見、奇妙な瀬戸物の破片も出てきた。後者のものは新しい時代のものと思われるが、一体何なのか皆目見当もつかない。この場所が祭祀に使ったものの捨て場所なのかも知れない。
実はこの他にも境内には不思議なものがあり、解ってしまえばなーんだというものかもしれない。
これなーんだ?ノートの大きさは16cm。神社には不思議が一杯。
とにかく壱鞍神社に盃状穴があることははっきりした。文献を読んで、調査に値するものだとしたら、規準を作って調べてみたいものだ。
【作業日誌 1/12】
ウッドデッキ植木穴完成
昨日完成した看板、ウッドデッキはこの植木穴だけで手間が大変。
【今日のじょん】:作日の動画を見てもらったらよいが、今まで恐くていけなかった草むらや、木の下など平気で行けるようになった。
「被災地に派遣して探索犬出来るなあ」
「ボールばっかり探してきたらどーすんねん」
「アヤマッタラシマイヤ」
ボールだけなら大活躍