晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

SFTS(1)  1/31

2013-01-31 | 日記・エッセイ・コラム

2013.1.31(木)晴れ

 なんだこれ、自動列車停止装置でもないし、重症急性呼吸器症候群でもないし、実は重傷熱性血小板減少症候群だそうだ。
 発熱、食欲低下、出血などの症状が出て、3年前中国で集団発生し、致死率が10~30%というものである。原因はウィルス感染で、潜伏期間は6~14日程度ということ。問題は感染源がマダニということである。P1030802
 



 そして日本でも初の死者が出たというニュースが新聞に載っていた。中国のものとは遺伝子が違うそうで、日本に以前からあったウィルスのようだということだ。
 ということは日本のどこでも感染の可能性はあるということだ。しかも治療法は無く対症療法が中心と来ているから、これは恐怖である。
 いずれどこかで失う命なんだが、ダニに咬まれて死亡するというのはなんともつらい。
 上林に来てここ二年、ダニの咬害に悩まされている。イエダニでは無くてマダニである。強烈だったのが一昨年の夏で、下肢上肢、腹、脇20箇所程度咬まれた。ダニ除けスプレーなんてお構いなしで、遂にはへその穴までやられた。
 町のダニなんてよく言ったもので、食らいついたら離さない。よく風呂で見つけるのだが、お湯をかけたぐらいでは離れない。気味悪いので爪ではがしてしまうのだが、実はこれが最悪、針が残ってとんでもないことになる事があるそうだ。
 煙草や線香の火を近づけて自然に剥がすのがベストだそうだが、そんな物持っていないし、例えあったとしても風呂ではどうしようも無いだろう。
 というわけで無理矢理剥がしているのだが、後が大変、1年間は痒みと咬傷痕に悩まされる。どんな薬も効果が無く、今は竹酢液など試しているが期待どおりには行かない。
P1030801



お見苦しくて申し訳ない、色艶形とも自慢の脚だったのだが、、、。

 しかし死に至る病気が発生しているとなると、今後の対策は真剣に考えなければならない。その前にダニについては納得のいかない不思議なことがいくつかある。
つづく

【作業日誌 1/31】
ウッドデッキ、西側の植木穴の造作

【今日のじょん】:今日もウッドデッキに上がらない。かみさんが引っ張り上げようとしたらハーネスが抜けたそうだ。怖がりというより、頑固なんじゃないか。P1030796
 

 ボールでつってもダメ

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よろい着た人骨 1/30

2013-01-31 | 歴史・民俗

2013.1.30(水)雨

 最近の考古学上のニュースは群馬県渋川市の金井東裏遺跡の発掘調査がもちきりである。昨年の秋、火山灰の中からよろいを着た人骨が出てきたのでビッグニュースとなった。6世紀の初め榛名山二ツ岳の噴火の際の火砕流に巻き込まれたとみられているが、甲を着た人骨も火山噴火の被災者の発掘も全国で初ということだ。Img_1776
 



左の二つのピークが二ツ岳、そのむこうの麓が伊香保温泉である。(榛名富士から)

 よろいは小札甲(こざねよろい)というもので、小さな鉄板を編み上げたもので当時としては大変貴重なものであったそうだ。
 今のところ成人2体と幼児の骨が発見されており、よろい人骨がうつ伏せに倒れていることから、噴火を鎮める儀式の最中であったのではという説が出ている。
 また、その場所から榛名山は見えず、埋まっていたところが溝であるので儀式ではなく、避難の途中に被災したのではという意見も紹介されている。
 ちょうど小札甲について文献を読んだところだったので興味深く見ているところだが、いずれ鉄の成分分析や年代分析などもされると思うので楽しみにしている。
 2006年11月16日に自転車で赤城山方面から伊香保温泉にむかって、この地域を通っている。翌日には二ツ岳の傍を通って榛名湖に向かっている。もちろんこの当時は発掘のニュースも無かったので単に温泉と登山を楽しんだだけだった。
 この遺跡のあたりを調べていると、製鉄地名というのが目に付く。金井、軽浜、吹屋、富貴原、明保野等々、この甲も地元で作られたものかも知れない。この遺跡の東に渡来系被葬者の古墳があり、馬の技術を持ちこんだ渡来人がいたという。放牧跡は発見されていないそうだが、北牧、南牧という地名も見られる。馬の技術を持った渡来人が甲も製造していたかもしれない。Img_1768
 



伊香保温泉から麓を見おろす。(2006.11.17)

 甲で気になったのだが、テレビの歴史ドラマ「アテルイ伝」が続いている。蝦夷の地での戦闘シーンがよく出てくるが、下級の兵士が、それも大和軍だけでなく、蝦夷軍までもが鉄の甲を着けているのが気にかかる。このドラマでは時代考証について某大学の教授に依頼して、相当力を入れているという事を聴いている。金井東裏遺跡の甲から時代は降っているが、やはり鉄は貴重で、そうふんだんに使えるものではないと思うのだが。

【作業日誌 1/30】
花鉢台作製

【今日のじょん】:阪神と一緒で初物に弱い。
じょんのためでもあるウッドデッキがほぼ張り終えたのだが、肝心のじょん君ちっとも上がってくれないのだ。どうすんねん。P1030797 P1030798
 

腰引けてんで。

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