晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

ワンコインリゾート 11/1

2013-11-01 | 日記・エッセイ・コラム

2013.11.1(金)晴れ

 人生が長くなったっていっても、頭も身体もしっかりしてるのはあと10年くらいかなあと考えると、焦りとか不安とか感じてしまう。あれもやらなきゃ、これもやらなきゃで日々バタバタと過ごしているのがばかばかしく思われてきた。もっと文化に触れる心豊かな生活しなきゃあと模索する。しかしお金はないのだ。
 お金がなくても文化に触れることは可能である、いくらでも無料、あるいはリーズナブルなイベントや事業があるわけだ。ところがそういったものは土日に集中している。店をやってる以上土日には休めない。そろそろ月に一度の土日を休もうかなんて考えてるのだけど、そうでなくても売り上げは低く、来られたお客様に失望感を与えてしまうかなあと躊躇している。
 スポーツだってそうだ、昨年は結構自転車に乗れたが、今年はドッグランどの製作でほとんど乗れなかった。山登りも数回行けただけだ。
 かみさんも毎週プールに通っていたのが久しく行けなくなって、なんとかしなくてはと思っているようだ。綾部にも三セクのプール、ジムがあるのだけど、無料のコースは時間的な制約やお風呂には入れないとか色々あるみたいで、さりとてビジターで行くと1,500円の料金という。私もこのプールは2度ばかし行ったことがあるが、プールはともかく、お風呂はぬるくて、サウナは寒く、これじゃあ身体に悪くねいかいという感じだ。それにロケーションは、刑務所の風呂みたいで殺風景、もっとも刑務所に入ったことはないのでわからないのだが。てなわけで、私は行く気しないしかみさんも乗り気でないようだ。
 そんなとき、以前から聞いていたおおい町のプールがいいってんで下見に行くことにする。ホテル、プール、マリーナ、公園、その他訳のわからん施設が広大な敷地に並んだ総合レジャー、学習施設とでも言うのだろうか。よーするに大飯原発からの資金で、金に飽かして作った箱物施設なんだが、そんなことはかんけーねえ、元はと言えばおいら達の電気代でできた施設じゃねえか。それにいざ事故があったら、我が家も同じように被害に遭うわけだ。ちなみに我が家は大飯原発からは32Kmあまり、死なばもろともだ。
P1010660



シーサイドスパおおいの湯
 ホテルの側にプールとスパの施設が隣接しており、1階のベーカリーで腹ごしらえ、2階のフロントで入場の手続きをする。プールとスパで700円というのは聞いていたが、会員になると500円、ちなみに入会金は200円という。
 ロビーや更衣室は余裕のある間取りで、必要な施設はみんなそろっており清掃も行き届いており清潔である。プールは3コースのみだが、空いていて問題なし。わたしたちがいる間3名の来客だった。おすすめは各種ジャグジーのアトラクションプールでなんとこれが海水なのである。サウナも3種あって贅沢な設備なんだが、なんと言っても小浜湾を望むロケーションか。いかにもリゾートといったとにかく閉塞感のない明るいプールである。
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ロビーもゆったり、あらゆる所から海の見えるロケーション。
 1,000mほど泳ぎ、風呂にゆく。残念ながら温泉ではないが、これまた海を眺めて入浴する。またしてもサウナに入り疲れを癒やす。
 次はお茶とおにぎり持ってこような、そうすればワンコインリゾートが楽しめる。家に帰ったら、カレンダーに次の予定が書いてあった。

【今日のじょん】今日は留守番で記事が書けない。じょんの入れる施設も作ってくれよなあ、だって原発事故が起きたら一番悲惨なのはペットだぜ。ワン。
 

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日置のこと(52) 日置部とは-7 10/31

2013-11-01 | 上林地名考

2013.10.31(木)晴れ

 真弓常忠氏は「古代の鉄と神々」のなかで「日置氏と日神祭祀」と題して次のように述べられている。

 古代人は太陽の運行によって測量するのは現代人よりはるかによくしたところで、必ずしも特定の氏族でなくてもよかった。日置部の職掌としたところは日祀(日奉)部と並んで日神祭祀にあった。
 

 本というものは熟読して何度も読まなければならない。「古代の鉄と神々」は2回の通読と数十回の部分読みをしてやっと気づいたことがある。
真弓氏は日置部の職掌は日神祭祀にあると言っておられるのだ。わたしがその職掌は製鉄であると言ったのは早計であった。氏は製鉄に関わった氏族であると言っているのだ。
 整理をすると、日置部の本来の職掌は日神祭祀であることは両氏とも同意見のようである。ただ、生業とすること、職業と言ったらいいのだろうか日常の仕事というのは、水谷氏は太陽観測、検地的な測量、真弓氏は鉄、金属関連と主張されているのだろう。
 大和から伊勢に至る北緯34度32分のラインが「太陽の道」である。ところがこの付近はいわゆる中央構造線の鉱床地帯であることが両氏の意見の食い違いとなったわけだ。このラインに日置部が関わっただろうというのは想像がつくが、その日置部が何をしたかが問題となる。測量をした、いや製鉄をしたという論争になるわけだ。
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「丹波路が謎であるのは霧の深いせいだと思う」春木一夫
日置の位置には霧が関係しているかもしれない。

 実はどちらも正しいのではと考えている。学界でも品部についてその実態は不明な状態である。ましてや彼らの具体的な生活状態などは想像する以外にない。
 日置部が太陽観測や測量などを日常の仕事としていたとして、現代的に考えれば国家公務員のように国から給与なり報酬をもらって生活していただろうとなるのだが、実際はそうでないだろう。品部のトップ(伴造という説もある)は朝廷のなかで重要なポストに就くのだろうが、末端の部民は職責だけを負わされて、自給自足で生活し、奴隷のような生活をしていたのではないだろうか。つまり部民制とは搾取の一形態ではと思うのである。つづく

【今日のじょん】
昨晩も激しく吠えた。一番眠りの深いときだったので、起きることができなかったのだが、朝の見回りが恐怖である。特に畑は大丈夫か、植えた芝生は?とかヒヤヒヤである。
 特に何も無いかなと思っていたら、谷のドクダミがすっかりやられていた。先日一部分を食べていたのは下見のようで、今回が本番だったのだ。ドクダミなんかいくら食べられてもかまわないが、何となく不安を感じる。
P1010650P1010648
 



食害の谷と散歩道の新しいヌタ場。

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