2013.11.26(火)曇り
文庫本なので古本なら安く手に入るが、試しに読んでみようと図書館で借りる。もし内容が面白ければ購入しようかなと思ったが残念ながらつまらなかった。
「日本三景の謎」宮元健次著 祥伝社黄金文庫 醍醐中央図書館借本
第一章 天橋立とおとぎばなし伝説
第二章 武将たちに愛された宮島
第三章 松島と独眼竜
という構成で書かれているのだが、内容は圧倒的に第一章が多い。
この本を読もうとしたきっかけは「天橋立を中心とした自然暦」という目次を見てのことである。それは宮津市日置に於ける自然暦、太陽観測にちょうど関心を持っていたからである。
序章から一直線に並ぶ古代軍事拠点、という見出で松島、橋立、宮島が直線上に並ぶいわゆるレイライン上の地点であり、しかも橋立から見て松島は60度、宮島は240度のライン上にあり、これぞ自然暦だというのだ。本当にそうなるのか、地図上で確かめてみると、確かにそうなっている。橋立から見て、夏至の日の出は松島方面からあがり、冬至の日の入りは宮島方面となるのだ。
「はたしてこの配地は偶然の一致だろうか」と宮元氏は書いておられるが、偶然の一致だろう。橋立から松島や宮島が見えるわけでなし、日本三景が近世に出来上がったものとすれば、自然暦としての三カ所が意味があるものとは考えられない。ただ個々の場所において自然暦の跡があったとしてもそれは別個の問題だと思う。
天橋立、丹後を考える場合伝説やおとぎ話は重要な問題となる。麻呂子親王伝説、徐福伝説、羽衣伝説、かぐや姫伝説そして浦島伝説である。こういった中で聖徳太子、秦河勝の登場は大変興味深い。また、丹後、若狭の水銀と東大寺大仏の関係も納得のいくものだが、いずれも深く掘り下げたものでないのが残念な点である。つづく
【作業日誌 11/26】
じょんシャンプー&水回り掃除
木こり、枝落とし
【今日のじょん】今月のシャンプー日である。いつものように体重測定をすると、18.8Kg、この季節としては適正な体重か。それにしてもよく食べているけどな~
シャンプーすると疲れるみたいで、自分で枕持ってきて昼寝してやがる。