2014.10.4(土)曇り 福井県-12は2014.10.1
「穴虫は火葬地である」という仮説を立ててから、俄然忙しくなった。今までに訪問した
穴虫を再度見直して再訪問しなければいけない。つまり仮説を立証するための現地調査を
しなければいけないわけだ。真宗における火葬が穴虫地名の発生と伝搬に大きな影響を
与えていると考えるので、真宗寺院への訪問も重要となる。多くの穴虫を訪れながら、
訪れた真宗寺院は草津市馬場町の願信寺のみである。それも穴虫の位置を聞きに寄っただけで
、位置も解らず、近所の地元の方を紹介してもらっただけである。幸いその方に遭えて
穴虫の位置も解ったのだが、火葬地云々ということはもちろん聞かなかった。そんなことは
毛頭考えてもいなかったからだ。しかし今思えば、紹介された奥村さんに穴虫の位置を
教えてもらったが、もし穴虫で火葬が行われていたら教えてくれそうなのものだと思う。
もちろん現在では市の火葬場で行われているのだろうが、奥村さんの年齢ならどこか
町内で行われていた可能性はあるかもしれない。そういう風に考えると矢も盾もたまらない
のだが、なにしろ数が多すぎるし、新しい穴虫も次々発見している。
また文献による調査研究も、従来は古代のことばかり調べていたが、火葬特に中世以降の
火葬となるとまるで未知の世界で、週に3,4冊のペースで読んでいる。
そんな風で、焦るばかりで何も手に付かない状態となっている。整理をして計画的に
行動しないと結局何も出来ないことになってしまう。
1.日常出来ること
・文献調査
・穴虫データベースの作成(訪問可能なところを優先)
・穴虫地名の発見
2.訪問計画
・雪が降るまで 福井市、高島市、丹後
・降雪後 亀岡市、香芝市、草津市、播磨
とまあ大まかな計画を立てる。
さて、福井県の穴虫だが、真宗地帯と言われる福井県に見つかったのは六ヶ所である。
しかも一ヶ所は穴伏なのだ。もし火葬地が穴虫としたらこれは少なすぎる。京都府で現在
見つけた穴虫地名は八ヶ所だから、不安になる。
小字一覧の穴虫が掲載されているページで他の気になる地名を探ってみる。穴や虫のつく
地名、一般に葬地、墓地とされている地名を拾っていく。
穴のつく地名で最も多いのが「穴田」である。〇〇田といった地名がやたら多く、
それらに混じって穴田がある。田んぼの中の一画に墓地があり、かつての火葬場らしき
建物が残っている所は航空写真でいくつも見つける事が出来る。
これが穴田であれば、理屈が合うのだが、どうもそうではないように思える。
つづく
【作業日誌 10/4】コニファー、ハナミズキ植え替え準備
【今日のじょん】
散歩先の河原があんまり草ボウボウなので通路だけ草刈りをする。昔ながらの
農業をしているときはこんな事は絶対無いのだろうが、今では誰も草を刈ることはない。
そのうち村中ジャングルになって猿の惑星みたいになるんだろうか。
じょんそこで待っとけよ。