2014.10.21(火)曇り
おそらく一生訪ねることのなかっただろう四條畷市に、かみさんの病院通いの
ために4回目の訪問となった。診察時間の合間に市内を散策するのが楽しみで
昨年の秋には飯盛山にまで足を伸ばした。(2013.10.8参照)
今年の予定は四條畷神社参道の古本屋、斜陽館である。昨年訪れた時に
柳田國男の全集が一冊200円で販売されていたのである。時間が無かったので
2冊を買ったのだが、残りをゆっくりと見てみたかったのだ。ところが、この
春に訪れた時も今回も店は閉まっていた。というより、この参詣道の店の多くが
シャッターを閉めている。何となく淋しい気持ちで、四条畷駅から歴史民俗資料館
への道を急ぐ。案内では片町線の線路につかず離れずに行くと書いてあったが、
実はその道は一本道ではなくて、ジグザグに歩いて行くのだ。
でも資料館の道案内がしっかりしてあって、見過ごさなければ簡単に行き着ける。
道中は住宅街の中なんだが、ザクロや柿が鈴なりになっていたり、稲掛けの
田んぼがあったりで、田舎より田舎っぽい風景に出会う。これはなんとも奇妙な
感覚だ。
何となく淋しい参道の商店街、街中に稲木干しを見つける。
市立歴史民俗資料館は四条畷駅から北へ900m程、東高野街道の脇にある。
明治時代の裁判所出張所の建物とかで風情のある建物で、ちょうど「まじないと人」
という特別展の開催中であった。
北河内における縄文時代から安土桃山時代の祭祀遺跡というサブタイトルで、
実に興味深い催しだった。
写真撮影も可能で撮りまくったのだが、立派な冊子をいただきその必要はなかった。
つづく
【今日のじょん】いつもより1時間早く起きたら、霧の世界だった。散歩時は視界
500mってところか、山の端に日の出が幻想的である。