ばあやの のんび~り日記  

還暦をむかえてからパソコンの勉強を始めて
傘寿も越えてしまいました。
いつまでパソコンできるやら・・・

妙に5,000円に 縁がある・・・話、(見てくださいます?)

2009年03月19日 | ばあやの本棚


先日、熊本の病院からの帰り
 気分をかえて 「今日はデパートでもいってみる?」 じいやの誘いに
   「うん、うん 行こうか」

熊本城が目の前のHデパートです。
地元で随分探しましたが 今はボールペン、サインペンの流行で、地元ではとうとう
見つからず、あきらめていた 万年筆 のお話です。
  
文房具売り場をウロウロしていた じいやがニコニコして 
「あったよ~、見てみらんね  ほら   パイロットも  あるじゃんね」
「え~ ・・・アラ  万年筆、 色々 いっぱいあるねぇ・・・」
「さすがデパートばいね、来てよかったじゃんね、早よ 買わんね、どれがよかとね」

矢継ぎ早やの じいやもうれしそう・・・です


昭和30年代、高校卒業前の関西方面への2泊3日の修学旅行、
当時 お小使いは3,000円と決められていて、知恵をしぼっての買い物です。

大阪 一日目の夜です
道頓堀付近まで 女子は数人の団体行動、時間制限付の夜の外出は21時まで
珍しいものばかり目にはいります。

ある文房具店へはいりました
え~っと 万年筆は・・・  あっ あった 赤、黒、茶、紺・・・
色々あって迷うこと数十分・・・ 決めました 渋いです
「これください・・・」
「はいはい、赤色のですね  サービスですから お名前いれましょうね」 親切な店員さんです。

機械にいれて まさに名前を入れようとした瞬間、「ょっ と待ってくださいッ  」
友人たちも何事か?とびっくり
残りの陳列ケースの中をよ~く見たら その
万年筆 なんと一本が 5,000円 の値札が・・・

 あ”~  

丸い小さな紙の値札が クルリと万年筆に巻いて貼ってあり、
最後の  が 私には見えていなかった
  
500円だとばかり 思っていたのです・・・

もちろん頭をさげて すぐにお断りしました。 
あの当時 高校生が 一本5,000円の万年筆、簡単に買える訳がないと思ったでもあろうに 
「い~え いいですよ~」とやさしい店員さん  もし 一文字でも削っていたら 

    お友達から 割り勘で 500円づつ借りても 10人から・・・ 

50年余、経過した今でも思い出して ぞ~っとする話です。

そこで 現実に戻ります
今度は じいやが確認しました。

ピンからキリまでありますが 下段の値札を確認して私は
一本5,000円のに決めました

もちろん 探し求めていた
パイロット万年筆です
  「これを下さい・・・」  

 「丁度 今日から 20パーセント割引ですから 税込みで 8400円でございます。」 

え   なんで 一本5,000円のが
「20パーセント割引ですから税込みで 8400円でございます」になるの?

 修学旅行の再来です

「よ~っと 見てみらんね」 じいやは落ち着いています、笑っています、にくらしい程です。

万年筆を飾ってあるショウ・ウィンドウには 値札が万年筆の上段につけてあったのです
だから、わたしが決めた 5,000円だと思った万年筆は  10,000円だったのです。

「いいの  買って?」
「うん、よかよ 早よ決めんね」 じいやはニコニコです
・・・ そして私は10,000円を 差し出しました。

 「ありがとうございます」 
店員さんはニコにこ(*^_^*)で  「しばらくお待ちくださいませ・・・」 

念願の パイロット万年筆” 私の手元に ついにやってきました。

帰ったらすぐに使おうと・・・
でもまだ、使っていません  なかなか使えないのです  思い出すともったいなくてです。
は 「早よ 使わんね」と言ってくれます 

そして ・・・

コメント (8)
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