ばあやの のんび~り日記  

還暦をむかえてからパソコンの勉強を始めて
傘寿も越えてしまいました。
いつまでパソコンできるやら・・・

若い命が散った・・・

2012年06月25日 | ばあやの本棚

2~3日前の出来事。

雨がやんでいる、早朝の散歩を少し早目に出かけた。

途中、見慣れた川の近くに 救急車と消防車が来ている
あ、また車がおちたか? 雨で増水した広い川面はすこし濁り、それでも静かに流れているのに・・・

 

なにか あわただしい人達の気配で、足がとまった

警察官、救急隊員が橋の欄干から下の川面をのぞいている
生い茂った夏草の陰から見えたのは・・・
赤い小さなボートが浮かび、ロープを使い2人で救助作業が行われているようだ。

むこうから、老婦人の二人連れが急ぎ足で歩いてきた。

「なにかあったのですか?」
「え~、いまさきね、あの橋のたもとで・・・かわいそうなことが・・・」

第一通報者の二人は、
「近くの施設に急ぎ引き返し、警察へ通報した」 と興奮して、一部始終を早口で話しをされた。

橋の傍に、学生鞄と靴が揃えてあって・・・
「まだ若い人だったですよ、男の学生さんだった・・・」

私は全てを察した  足がふわりとなり力が抜けた
胸がしめつけられそうになった。

なにか余程の思いつめたものがあっての事だろうが、
傍に誰か手助けをしてくれる人が、いなかったのだろうか
なにかの信号を、おくっていたに違いないのにと 悲しく切なく思った。


しばらく 救助作業を少し離れたところから見守っていたが、やりきれなくなってまた歩きだした。

やがて背後から、消防自動車と救急車が私を追い越して行く
私はしずかに頭をさげて見送った。

若い人達よ、どうか命を粗末にしないで、強く生きていって・・・。

コメント (4)
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