満開のニラの花
城島選手の突然の引退声明に、(阪神、元ソフトバンク、元マリナーズ)
目頭が熱くなってしまった。
最後の試合で本塁から膝をついたまま、2塁へ送球のときに、腕に痛みが走って・・・
もうここまで、心は決まったと。
プロ野球選手になった時から、いままでの思いが、いっきにあふれたのだろう
こらえても、こらえてもあふれる涙で、あの精悍な城島選手の表情がくずれた。
野球生涯、一捕手を貫いて、怪我にも屈せず、男子の意思をつき進んできた万感の思いが
一度に胸にあふれたのだろうか。
この試合を最後にユニホームを脱ぐことになる。
ゲーム途中での、チーム一団からの胴上げのシーンに、野球ファンならずとも、
大きな拍手を贈ったと思う。
「早すぎるよ、まだまだできるじゃないか」と、誰もが思ったに違いない。
しかし、城島選手は九州出身の男子らしく、じっくりと花開きながら、
見事に散っていった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120929-00000030-dal-base
我のことを考えてみる。
気力はだれにも負けないと思っているが、体力の限界もあることにようやく気がついた。
城島選手の見事な引き際に称賛を贈り、
自分自身も、もう引き際ではないのかと・・・
日本の名花、桜。
厳寒の時期をじっと耐え、華やかに咲きみだれて、いさぎよく散る桜花。
わたしも、そろそろ考えなくてはいけない時期がやってきたようだ・・・
あとは、体力に合わせて気楽に、
のんびりと穏やかに、残された人生を生きて行きたい。