思い出すなぁ~ 幼かった弟
この夏も、さるすべりの花が咲いている
やさしいピンクの花
毎日散歩する細い道
ほほえみかけてくれる さるすべりの花 (百日紅)
わたしが、たしか中学生だったころ
そう 弟は小学生1~2年生ぐらいだったかなぁ
近くの植え木屋さんで、1本のさるすべりの木に、弟がしがみついて
『姉ちゃん見て、ボクがこの木をさわるから、ちょっとでも揺れるかどうか見ていてね』
と言って、そろりそろりと木の肌を小さな手で撫ではじめた
わたしも、じ~っとその木をみつめていた
揺れるかどうか・・・
でも、ちっとも揺れることはなかった
本当に揺れると、信じていたのだろうか、弟は・・・ きっと揺れると思って、なんどもその木を撫でている小さな弟の姿
小さな学生服に学帽姿、かわいかったなぁ・・・ さるすべりの花を見るたびに思い出す 遠い遠い昔の話。
http://taminami.exblog.jp/8688576
弟がさるすべりの木を撫でて揺れると、信じている訳が今・・・わかった。
(木の肌を掻くと、くすぐったそうなので ”クスグリノキ”という別名もある )