昨日は ☆クリスマス・イブ
器用な友人から、いまにも歩きだしそうな、かわいらしい折り紙のサンタさんをいただきました
メリークリスマス・ サンタクロース
サンタさんといえば、
真っ赤な服にまっ白いおひげを伸ばして、大きな白い袋を肩にかけ、
煙突から、どうやってはいってくるのかな?
翌朝のこどもたちのベットのそばには
願いどうりの プレゼントが・・・
世界中の子供たちの夢をかなえてくれる クリスマス・ サンタさんは
いつの時代にもある夢物語でしょうねぇ。
煙突のある家は、今はもうほとんど見かけなくなりましたね。
数日前に、私は煙突につながる古い暖炉を見ることができました。
いいえ、我が家ではないのですよ、医院です。
開院50年余だとかで玄関には古びた木のくぐり戸がありました。
待合室の隅にあるどっしりとした暖炉には、大きな煙突が天井まで伸びて、
高く広い天井の大きな梁が
うっすらと煤で焦げているようにもみえて、いかにも民家を思わせるたたずまいです。
黒茶色の古びた煉瓦で包み込まれた暖炉には
長さは50センチ位はあるような丸太を縦半分に割った薪が
数本組みあげられて、ときおりパチパチと音がして、赤い炎をあげて燃え盛っています。
そっと看護師さんが様子をみにきて、またあたらしい薪を
さしいれると、一瞬 ボ~ッ!とちいさな火の粉が舞いあがります。
離れた席からも、その輻射熱でふわ~っと部屋全体に暖かさがあり
とてもリラックるできるのです。
暖炉の前のおおきなソフアには、老齢の男性が足を組み
新聞をひろげています。
白髪まじりのおじいさんのメガネが、いまにもずりおちそうで、私は赤いお鼻の
サンタさんをほほえましく連想していました。
ときどきパチパチと薪のもえさかる音が聞こえるだけで、
あとはし~んとした待合室。
ほんとうに静かな空間がひろがっています。
いまどき暖炉なんてめずらしいから、パチリといきたかったのですが・・・
病をかかえた患者さんが、たくさん腰をおろしてある前では、
いくらなんでもカメラは差し控えました。
長い待ち時間も、なぜか今日はいっこうに気にならない。
そんなゆるやかな時の流れがありました。
今日は一日中 気温も暖かいようで 楽しいクリスマスでしょう。
~ペチカ燃えろよ 燃えろよペチカ~
ある日の病院の情景からでした。