古刹を巡る その19。厳密には古刹ではないかもしれないが、日本で最も南にある国宝の石仏それが『臼杵磨崖仏』である。臼杵磨崖仏はその造営に関し資料が全くなくその製作時期はなかなか特定できないが、作風などから平安後期から鎌倉時代と言われている。初めて石仏を見に行ったのは大学3年の時であるからかれこれ35年前のことになる。当時は鉄道+徒歩・バスで旅行をしていたため国鉄臼杵駅から本数の少ない大分バスに揺られてこの石仏を見に行った。当時はまだ国の特別史跡の扱いということもあり、あまり歩道等は整備されていなかったが地元の人がしっかりと掃除をしていたのか整然と並んでいた。今も臼杵石仏というと最も有名な古園石仏群の真ん中の大日如来像であるが、当時はまだ風雪に耐え兼ねて首が胴と離れ地面にあったものである。
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いまはこの写真のようにしっかりと胴の上に乗っているが、これには地元では賛否両論あってかなり意見を調整するのが大変だったが、修復が完了した1994年に文部省が仏頭を元に戻すことが国宝指定の条件としたため最終的に元に戻され、無事1995年に国宝に指定された。石仏はこの古園石仏群13体以外に山王山石仏群3体、ホキ石仏第一群22体、ホキ石仏第二群18体とかなりの数がある。前に訪れたときはこれがとにかく並べたという感じであったが、今は整然としかも木で作られた屋根も付けられている。
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石仏をよく見ると制作当時の顔料が所々に残されており、特に紅が残されているのには驚いた。また、周囲も整備され、今回2年前の8月に行った際には周囲に蓮の花が咲き乱れ、極楽をイメージするには十分な状況であった。残念ながら訪れる人はまばらだったが、心がそこから落ち着く、ぜひ日本人なら一度は詣でてみたい場所だと思う。
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因みに冬は臼杵のフグは旨いので合わせていくのもいいかも知れない。(大分市内より2割は安い)
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いまはこの写真のようにしっかりと胴の上に乗っているが、これには地元では賛否両論あってかなり意見を調整するのが大変だったが、修復が完了した1994年に文部省が仏頭を元に戻すことが国宝指定の条件としたため最終的に元に戻され、無事1995年に国宝に指定された。石仏はこの古園石仏群13体以外に山王山石仏群3体、ホキ石仏第一群22体、ホキ石仏第二群18体とかなりの数がある。前に訪れたときはこれがとにかく並べたという感じであったが、今は整然としかも木で作られた屋根も付けられている。
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石仏をよく見ると制作当時の顔料が所々に残されており、特に紅が残されているのには驚いた。また、周囲も整備され、今回2年前の8月に行った際には周囲に蓮の花が咲き乱れ、極楽をイメージするには十分な状況であった。残念ながら訪れる人はまばらだったが、心がそこから落ち着く、ぜひ日本人なら一度は詣でてみたい場所だと思う。
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因みに冬は臼杵のフグは旨いので合わせていくのもいいかも知れない。(大分市内より2割は安い)
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