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『えびせん』という看板を愛知県に入るとよく見る。東京で名が通っている高級えびせんは『坂角』だが、他にも地元で有名なメーカーは沢山ある。
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調べてみると愛知県は全国シェア95%で特に三河・知多地方が中心。その歴史は沿岸で多くアカシャエビと呼ばれるエビが大量に水揚げされるものの、殆ど食用にならず輸出されていた。しかし、それを使って練り物を製造していた業者が明治中期にえびせんを製造、さらに伊勢富田から来た『ひげ貞』により効率的に製造する技法が開発され、名産となった。
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えびせんの作り方は10%のエビのすり身にでんぷん60%、水30%を加えてよく練ったものを焼き、さらに油で揚げるなどしたもので、特に揚げる際に塩だけでなく、みりんなどのフレーバーを加えることもある。
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今回初めてみた大型店はラグーナ蒲郡内の『おさかな市場』内にある『えびせんべい一色屋』と『海鮮工房』でえびせんを始め、イカの姿焼き、さきいかなどの実演販売や数多くのえびせんの試食をやっており、このリゾートに遊びに来た親子連れなどが山のようにえびせんを買っていた。
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しかし、驚いたのは知多半島の南部、南知多道路の美浜ICから降りてすぐのところにある『えびせんべいの里 美浜本店』、これこそえびせんのテーマパークである。体育館くらいの広さに試食コーナー兼えびせん販売スペースがひろがり、試食マシーンが商品毎に備えられている。これが優れもので衛生面に配慮し、指をかざすと箱が開き、隣に据え付けたトングで摑んで試食する仕組み。
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また、えびせんの種類も多く、エビを使ったものが、薄焼き、はまかぜ、のり松風、ヒマワリせんべい、小花、わさび小花、梅小花、ちり味、チーズサンド、えび姿、エビ三昧、えびちらし、みはま、みりんこまる、えびみりん揚げ、えびせんかりんとうと16種類もあり、他にもイカをはじめ、コチ、タコなどの海産物、ゴボウ・タマネギ・トマトなど野菜をくわえたものなどすごい数のバリエーションがある。
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もちろん、えびかりんとうなどあまり個人的にはオススメしないのもあるが、殆どが一枚だけでは我慢できず、ついつい3~4枚を本能のまま食べてしまう。奥にはいれたてのコーヒーやお茶が無料サービスされているコーナー、自分で大きなえびせんを焼く(有料)コーナー、工場見学スペースなどあり、子供を連れてきたら一日楽しめそうである。小生も一周するだけで腹が膨れるほど試食してしまった。
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そして、職場にミックスの徳用袋(500円)を購入したが、これが大人気でほぼ一日で完食。また、個人的にえびみりんとイカの七味姿焼きを購入、こちらはこれからのお楽しみである。
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とにかく、知多半島に行かれたら是非寄っていただきたいポイントである。
えびせんべいの里 美浜本店
知多郡美浜町北方吉田流52ー1
0569820248