hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

タカハシ酒造(三重県四日市市)

2014-08-24 05:00:00 | 日記
『気まぐれ酒蔵散歩 その6』。今回はつい先日訪れた三重県四日市市のタカハシ酒造を紹介したい。前日に名古屋に宿泊し、伊勢湾岸道で四日市に向かうが、四日市のイメージが石油コンビナートのみであった小生にとって、もうじき収穫期を迎える黄金色の田の真ん中にある昔ながらの日本家屋や農家が並ぶ場所も四日市市というのは勝手な違和感を持った。この蔵は東京では『天遊琳』という名の酒が有名だが、他にも伊勢、伊勢物語、伊勢の白酒(しろき)という銘柄がある。1862年(文久2年)の創業で鈴鹿山系の伏流水を使った清酒一筋の酒蔵である。伊勢神宮を始め傘下800余社の神社に奉納をするお神酒『三重の新嘗』を醸造している。前回が皇室のお酒を醸造する酒千蔵野であったが、由緒正しき酒を同じく作っている。


ホテルを出てから約一時間、蔵の前にある販売所の『伊勢の蔵』に到着したのは9時。しかし、店は空いていない。気がついてガイドブックを見るとなんと10時にオープン。そこに偶然店を履いている女性を見つけて聞いてみるとやはり10時に開けるとのこと。しかし、東京から来たことに気づきなんと特別に開けてくださった。感謝感激である。

伊勢の蔵の中にはいくつっもの種類の酒がたくさんあって、残念ながら天遊琳の山田錦50純米吟醸など一部は売り切れであったが、地元産のコメ伊勢錦の純米吟醸と伊勢物語の純米を購入に成功した。その中にあって時に売り出し中なのが『伊勢の白酒』。これは火入れしていないということから常に冷蔵が必要と聞いて一旦断念仕掛けたが、1本ならダメになってもと購入。

それを夜、次のホテルでよく冷やして飲むと少し度数が低いもののシュワー系でなかなかいい。伊勢海老の陶板焼きなどにはベストマッチである。これなら後2本くらい買えばよかったと後悔した。

酒蔵は人出が少ないので非公開であったが、酒のふるさとを見に行くだけで十分な収穫のあった訪問である。