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『いもや』と言ってすぐ天丼や天ぷら定食を思い出すのは明治や中央、日大などの大学出身者か駿台予備校に通った向きであろう。神保町にはいもやという店が複数存在し、天ぷら定食、天丼、とんかつ定食を供する。その共通点は、安い、メニューがほぼ単品、量が多い、そして昼時は列ができることである。
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今日は昼前から神保町で仕事をし、12時少し前に終わったので10年ぶり位で『天丼いもや2丁目店』に入る。
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流石に夏休みということもあり、席の後ろに先客が3人並んでいるが、大したことはない。カウンターには10席、カウンター内には大きな鍋があり、次々にエビやキス、シシトウなどが衣をつけ、投入されている。
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メニューは天丼(600円)、エビ丼(850円)、漬物(100円)の3つのみ。小生はエビ丼をチョイスし、入店時に揚げ方の人に注文する仕組み。食べ終わるとすぐ帰るため、席はすぐに空いた。空いた席に着くため、仲の良いカップルでも席はバラバラとなる。
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座ると大きな鍋が良く見えるが、中にはうまい具合に天ぷらが広がり、大体5人前が入っている。揚がりそうになると御飯と味噌汁担当の人が手際良く、まず味噌汁を各自に配り、丼に飯を入れる。すると揚げ方の人が揚げた天ぷらを載せて丼つゆを掛け、お客さんの前に出す。食べ終わった食器を片付け、新たなお茶を出すのはおばちゃんの仕事、3人がチームワーク良く捌いている。
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着丼後にすぐに食べ始めるが、天ぷらはエビが4本、シシトウが2つ、揚げたて、御飯も炊きたてだから不味いはずがない。(ただ、兎に角熱い。)天ぷらは割に衣が厚く、あまりパリパリはしていない。丼つゆはやや辛めであっさりしており、天ぷらより飯に掛かっている。味噌汁は沢山シジミが入っており、なかなか旨い。天ぷら、御飯とかわりばんこにはふはふ言いながら食べ進めていく。これだから丼もの、特に天丼はやめられない、合いの手に前に並べられた沢庵の薄切りや紅生姜を入れて食べるのも丼つゆとコラボして旨い。
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ただし、学生向きに作ってあり、56歳の小生は『御飯少なめで』と言わなかったことを後悔しながら、結局完食。所要時間7分、早食いにもきおつけよう。
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天丼いもや2丁目店
千代田区神田神保町2ー16
0332650921