hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

カラスノエンドウ・スズメノエンドウ

2015-04-09 05:00:21 | 日記

木に咲く花もいいが、道端にも春には可愛らしい花が咲く草がある。その中で面白いのはカラスノエンドウというピンク色の花をつけるエンドウをミニ型にしたような2年草。


日当たりの良い公園や線路際に多く咲く。花が咲き終わるとやはりエンドウ同様に小さな鞘をつけ、その中には小さな種子が10個くらい入っている。


実はもう少し小さな同種の植物にスズメノエンドウという種類がある。見た目はカラスノエンドウとよくにているが、少し花も葉も小さい。そのため、植物学者はカラスより小さなスズメノエンドウと名付けたらしい。


しかし、その後の観察でカラスノエンドウを大、スズメノエンドウを小とすると新たに『中』の類似品種が発見された。そこで困ったのがネーミング、カラスとスズメの間だからハトノエンドウと名付ける手もあったかも知れないが、結果はカラスノエンドウの『カ』とスズメノエンドウの『ス』を取り、カスマグサと名付けられた。このことは中学1年の理科で教わったことだが、何故か小生はよく覚えている。その際に合わせて学んだのが、道端に咲く花にもちゃんとこうして名前があることを忘れず、是非覚えて欲しいということ。

有名な昭和天皇の語録にある場所にお出かけになった昭和天皇がこの花は何という名前かと聞かれ、説明役が、『それは雑草です』と答えたところ『雑草という名前の草はありません』とお話になった記録があるが、まさにそうだと思う。
他にもハルジオンやホトケノザ、ナズナなど地味な草にも花が咲き。華やかな季節になってきた。