hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

ナガミヒナゲシ

2015-04-21 05:00:56 | 日記

以前にカラスノエンドウをブログに載せたが、4~5月の丁度ハナミズキが咲く頃にオレンジ色のケシの花を見かけることが増えた。名前はあまり知られていないが、『ナガミヒナゲシ』という帰化植物である。

これはケシ科の一年草で高さが80cmになることもある。日本で初めて確認されたのが1961年東京都世田谷区。輸入穀物に紛れたのではないかと言われている。アルカリ土壌を好むため、コンクリートのそばに多く、幹線沿いに繁茂する傾向が強い。

花が咲いた後、子房の中に1000~2000もの種子を持つため、繁殖力が強く、ますます広がる傾向にある。さらに根と葉からは周辺の植物の生育を強く阻害する成分を含んだ物資が生み出されている。

ただ、花の色の好き嫌いはあるかもしれないが、オレンジの花はそれなりに可愛く、なかなか抜いてしまうことが少ないのか、近所の株は大きくなる傾向にある。

北海道には至る所に咲くルビナス(東京では観賞用なのかも知れないが、北海道では完全に雑草化している)同様、可愛らしい花を咲かせる植物は強いのかも知れない。