カレーうどんでは巣鴨とげぬき地蔵に本店を構える古奈屋が有名だが、ほかに最近『千吉』という小規模なチェーン店を発見、東京に7店舗、今回は表参道の店に伺った。というのも古奈屋が日本橋の店を退店、食べたければオアゾか上野駅舎に行かなければならないのでややカレーうどん欠乏症になってしまったようだからだ。
ここのメニューは古奈屋よりバリエーションが多く、定番の和風出汁にカレーとミルクを加えたカレーうどん以外にもカレーの味が他の3種類から選べる。さらにつけざるカレーうどん、季節限定ながら牡蠣カレー煮込みうどんや海鮮カレー煮込みうどんなどもある。
また、不思議なのが、古奈屋がエビ天をトッピングとして名を売っているのに対し、天ぷらには桜海老のかき揚げ、野菜かき揚げ、ちくわ天、揚げ餅はあるが、古奈屋を意識してか、エビ天はない。
今回は初めての訪問なので定番の桜海老かき揚げカレーうどん(950円)を注文する。天ぷらは揚げたてを出すようで少し待つが、登場。一緒にごはんと沢庵が2枚付いてくる。天ぷらに加え、うどんには豚肉と油揚げ、ネギが入っている。まず、一口スープを飲むが古奈屋ほど甘みは感じない。
天ぷらは揚げたてサクサクはいいが、うどん自体もかなり熱く、最初は食べるのに苦労する。天ぷらをスープに浸し、少し柔らかく、サクサク感を残しながらうどんを食べるが、これはよくマッチしている。辛さはさほどではないが、スパイスがよく効いてポカポカになりそう、寒い秋から冬にはいい。
うどんを食べ終わると少しかき揚げも残し、ごはんを入れてさらえるが、雑炊風でこれもいい。流石にごはんは半分にしておいたが、若い人なら完食ものである。そういえば『野菜たっぷりちゃんぽんカレーうどん』というリンガーハット風のメニューに惹かれ、小生はまた行きそうである。
カレーうどん千吉 表参道店
港区南青山5ー6ー25
0334004920