鉄道シリーズ その119。いよいよ、来年3月には北海道新幹線(新青森~新函館北斗)が開通するが、東京駅から新函館北斗までは最速4時間2分、在来線に乗り継げば札幌までも陸路で7時間50分程度で行けるようになるらしい。
それならば始発で東京駅を出て鉄道のみで各県庁所在地の駅(除く、那覇)に行った場合、それぞれ何時に到着し、どこが一番遠いのだろうか。
調べてみるとやはり第1位は札幌で東京を始発で出ても到着するのが15時59分。つまり、乗っている時間は9時間27分と結構時間がかかる。
第2位は宮崎で15時12分に到着。スタートが5時36分だから乗車時間は9時間36分と乗車時間は札幌を上回る。さらに面白いことに新幹線を乗り継いで新八代~宮崎間は高速バスを使うと1時間以上短縮できて14時05分に到着することができる。
他の到着時間は鹿児島13時7分、長崎12時49分、松江12時36分、高知12時29分、徳島12時12分と何れも昼飯に間に合うころには目的地に到着できる。やはり、新幹線網の充実は目を見張るものがある。
それでは日本の東西南北端まで行くとどうなるであろう。すでに述べたが、西端の長崎には12時49分到着するが、やはりこれが最も早い。
次は南端(指宿枕崎線西大山駅)で17時32分には到着する。北端(宗谷本線稚内駅)は22時56分とギリギリだが、何とかその日のうちに到着できる。
しかし、東端(根室本線東根室駅)はそうはいかない。行程は東京発9時36分~新青森発12時35分~函館発14時58分~釧路着23時57分とこの日は釧路泊。翌日8時11分釧路発の始発で東根室駅着が10時45分とトータル25時間9分もかかることになる。これは北海道新幹線が開業していないため、新青森から在来線を乗り継ぐのに時間がかかるためである。
まあ、これだけLCC航空網が発達して鉄道だけの移動も少なくなってはいるが、こんなことを調べてみると新幹線が開通して鉄道も便利になり、日本も狭くなってきたことを改めて実感できる。