鉄道シリーズ その122。箱根に仕事で行ったの帰りに久々に箱根登山鉄道に乗車することができた。小涌谷駅に到着したのが16時11分、何とか16時16分箱根湯本行きに間に合った。小涌谷駅では強羅行と交換があり、強羅行がまず到着。強羅行は3両の新型車両に対し、箱根湯本行は昭和25年製造の2両連結。もちろん通り抜けはできない。
次の宮ノ下駅からは急に勾配が急になり、大平台までは途中2箇所の信号所で止まる。最初の仙人谷信号所は単に停車のみだが、次の上大平台信号所ではスイッチバックする。車両も年季が入っているため、大きなモーター音のあと、一旦停車、運転手と車掌が交代し、次の大平台駅に向かう。
大平台駅ではまたスイッチバック、さらに強羅行との交換もある。そのため、一時的だが、上りも下りも同じ方向に走る。
もちろん、また運転手と車掌が交代、これが次の出山信号所でも行われる。ようやく塔ノ沢駅に到着するが、ここでまた交換停車。まあ、単線だからやむを得ない。
そこからまたゆるゆる動き出し、早川を渡り、箱根湯本駅に滑り込む。箱根湯本駅も一番はずれたホームに停車する。7kmあまりの距離の間にスイッチバック3箇所、400m以上も下るのだから大したものだ。このベテラン電車がわれ健在という走りは嬉しかった。
箱根湯本駅着は16時45分、僅か30分の登山鉄道だったが、十分楽しむことができた。