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忘年会シーズンたけなわ、友人のO氏と忘年会ではないが、一献と天ぷらを食べに行くことになった。折角ならば美味い店にと東十条の『あら川』にお邪魔することに。
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東十条から7分ほどだが、静かな住宅街のマンション1階に店は立地する。さぞや混んでいるかと思いきや、座敷はともかくカウンターは小生が最初、マスターも手持ち無沙汰。すぐ連れがやってきて、生ビールと穴子の煮こごりをお願いする。冷たい煮こごりが口に入れると溶けて美味い。ビールが進むこと。
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刺身の盛り合わせ1人前と海老味噌を頼み、日本酒に取り掛かる。この店のマスターは十四代の蔵元高木酒造とは古くから縁があり、記念式典などにも居酒屋では三軒茶屋の赤鬼、大塚の串駒と3人だけが呼ばれるほどの仲。最初に(十四代)本丸新酒美山錦を頂く。いや、十四代の割にさっぱり爽やかな印象。
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海老味噌はその名前の通り海老の味噌の部分を塩と練り込んだ逸品で少し舐めつつ十四代を飲む。何という贅沢だろう。刺し盛りも見事な中トロ、鯛、鯵、白魚、赤貝、タコなど何も美味い。本来、煮魚なども食べたいが、天ぷらが主役のため我慢する。
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天ぷらは活きさいまきを2本、身の甘さ、頭の旨さにビックリ。そりゃ、生きていた車海老の揚げたてが不味いはずがない。
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次いで大ぶりの牡蠣、塩とレモンで頂く。旨さが凝縮している。さらに大きなホタテ、真ん中の部分は生に近く、これも甘い。十四代も軽く1合が空いてしまう。
次いで白舞茸、これは天つゆと塩で半々にして食べる。市販の舞茸に比べてえぐみが少なく、上品な旨さ。2杯目は十四代山田錦に変えるが、米の違いでこれほど味が違うのかと驚き、コクがあって旨味を感じる。
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ここで小生の好きな甘鯛登場。まつかさのようにカリカリの皮とふあふあの身のアンバランスが嬉しい。塩を少し振って頂く。大きな万願寺とうがらし、銀杏で口直し。
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次いで穴子だが、さすがに腹も膨れてきて、半分頂く。これは天つゆで、カリカリの尾に近い部分を頂くが、よく脂が乗っていて旨い。
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最後はかき揚げ。海老満載で旨いが、もう腹も限界で本来なら天茶か天丼にしたいところだが諦める。少し小ぶりのぐい呑に今度は十四代雄町を頂く。いや、ねっとりしていてこれも旨い。
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とにかく、何を食べても何を飲んでも旨いの連発である。ただ、若くないのでさすがに食い過ぎである。楽しい2人忘年会となった。食べ終わったあと、隣の人が飲んでいた三岳と同じ蔵の焼酎『屋久の石楠花』を頂くがこれも旨い、東京では中々お目にかかれない酒らしく、出会えた喜びを感じた。あ~あ、楽しかった。
あら川
北区東十条3ー3ー1小田急マンション1階
0339121430